四半期報告書-第22期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の景気対策などの効果もあり緩やかな景気回復基調で推移したものの、個人消費におきましては、依然として先行きが不透明であり、お客様の選別の目が一段と厳しくなってきております。
近年のEC業界においては、スマートフォンの一層の普及やSNS等を活用した販売経路の多様化が進む中で、市場における価格・サービス競争は激しさを増しており、配送員等の人手不足を背景とした物流コストの上昇や、大手流通における食品宅配サービス事業への参入など、取り巻く環境は依然として厳しい状況にあります。
一方で、共働き世帯の増加や健康志向の上昇など、ライフスタイル・価値観の変化に伴う消費者ニーズがますます多様化する中、近年、国内においてはミールキット市場が拡大しております。また、当社の主たる事業領域である安全性に配慮した食品業界においては、安心・安全に対する消費者の意識が引き続き高い状況にあります。
このような環境の中、当社は、会員制食品宅配事業において約30年の歴史を持つらでぃっしゅぼーや株式会社を2018年2月に子会社化、両社のシナジーを最大限に発揮するため、同年10月には合併による経営統合を行い、成長市場である食品EC市場において、既存サービスであるOisix及び大地を守る会に、らでぃっしゅぼーやを加えた3ブランドの独自性・競争優位性の確立に取り組んでまいりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は48,906,257千円(前年同期比63.0%増)、営業利益は2,265,861千円(前年同期比227.2%増)、経常利益は2,287,898千円(前年同期比214.2%増)となりました。
また、2018年10月1日付のらでぃっしゅぼーや株式会社との吸収合併による税務上の繰越欠損金の継承、繰延税金資産の追加計上等により、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比大幅増となる2,533,372千円(前年同期比653.7%増)となりました。
なお、第1四半期連結会計期間より、らでぃっしゅぼーや株式会社の子会社化に伴い、同社の四半期損益計算書を四半期連結損益計算書に含めておりますが、「連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更」に記載のとおり、従来、決算日が2月28日である同社については、第2四半期連結累計期間は、2018年3月1日から2018年9月30日までの7か月間を連結しております。
①宅配事業(Oisix)
インターネットを通じて主に食品・食材の直販を行う宅配事業(Oisix)においては、ミールキットサービス「KitOisix」が引き続き好評を博するなど、定期宅配サービス「おいしっくすくらぶ」会員数が、前連結会計年度末(2018年3月末)の169,664人から、当第3四半期連結会計期間末(2018年12月末)には197,272人へ増加しており、期初計画を上回って推移しております。会員数の増加による売上高の増加に加えて、原価率の改善や注文単価の上昇による利益率の上昇により、セグメント利益が大きく増加しております。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
売上高 22,190,933千円(前年同期比20.1%増)
セグメント利益 3,371,816千円(前年同期比39.2%増)
②宅配事業(大地を守る会)
カタログやインターネットを通じて主に食品・食材の直販を行う宅配事業(大地を守る会)においては、新規会員獲得のための販売促進費を投下しており、会員数が、前連結会計年度末(2018年3月末)の44,993人から、当第3四半期連結会計期間末(2018年12月末)には48,670人へ増加しております。一方で、購入頻度が減少したことにより、売上高はほぼ横ばい、新規会員獲得のための販売促進費を抑制した前年同期からの反動減などにより、セグメント利益は減少しております。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
売上高 8,405,670千円(前年同期比 1.2%減)
セグメント利益 1,274,440千円(前年同期比13.6%減)
③宅配事業(らでぃっしゅぼーや)
カタログやインターネットを通じて主に食品・食材の直販を行う宅配事業(らでぃっしゅぼーや)においては、新規会員獲得のための販売促進費を抑制し、サービスの進化に注力したこともあり、会員数が、前連結会計年度末(2018年3月末)の88,752人から、当第3四半期連結会計期間末(2018年12月末)には73,364人へ減少しておりますが、概ね計画通りに推移しております。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
売上高 14,346,461千円
セグメント利益 2,657,257千円
④その他事業
当セグメントは、ソリューション事業、店舗事業、海外事業、卸事業等からなるその他事業でありますが、第1四半期連結会計期間より、らでぃっしゅぼーや株式会社の卸事業の業績が加わっております。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
売上高 4,198,825千円(前年同期比28.6%増)
セグメント利益 454,032千円(前年同期比16.7%減)
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して3,984,171千円増加し、23,831,051千円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末と比較して3,293,197千円増加し、18,554,770千円となりました。これは主に、現金及び預金の増加1,074,126千円、売掛金の増加1,482,283千円、商品及び製品の増加420,314千円によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末と比較して690,973千円増加し、5,276,281千円となりました。これは、有形固定資産の増加135,418千円、無形固定資産の減少72,736千円、投資その他の資産の増加628,292千円によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末と比較して1,383,094千円増加し、11,181,687千円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末と比較して1,374,239千円増加し、10,103,924千円となりました。これは主に、買掛金の増加1,228,755千円によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末と比較して8,854千円増加し、1,077,762千円となりました。これは主に、資産除去債務の増加20,575千円、長期借入金の増加16,981千円、その他固定負債の増加8,238千円、退職給付に係る負債の減少37,839千円によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末と比較して2,601,076千円増加し、12,649,364千円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益2,533,372千円によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の景気対策などの効果もあり緩やかな景気回復基調で推移したものの、個人消費におきましては、依然として先行きが不透明であり、お客様の選別の目が一段と厳しくなってきております。
近年のEC業界においては、スマートフォンの一層の普及やSNS等を活用した販売経路の多様化が進む中で、市場における価格・サービス競争は激しさを増しており、配送員等の人手不足を背景とした物流コストの上昇や、大手流通における食品宅配サービス事業への参入など、取り巻く環境は依然として厳しい状況にあります。
一方で、共働き世帯の増加や健康志向の上昇など、ライフスタイル・価値観の変化に伴う消費者ニーズがますます多様化する中、近年、国内においてはミールキット市場が拡大しております。また、当社の主たる事業領域である安全性に配慮した食品業界においては、安心・安全に対する消費者の意識が引き続き高い状況にあります。
このような環境の中、当社は、会員制食品宅配事業において約30年の歴史を持つらでぃっしゅぼーや株式会社を2018年2月に子会社化、両社のシナジーを最大限に発揮するため、同年10月には合併による経営統合を行い、成長市場である食品EC市場において、既存サービスであるOisix及び大地を守る会に、らでぃっしゅぼーやを加えた3ブランドの独自性・競争優位性の確立に取り組んでまいりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は48,906,257千円(前年同期比63.0%増)、営業利益は2,265,861千円(前年同期比227.2%増)、経常利益は2,287,898千円(前年同期比214.2%増)となりました。
また、2018年10月1日付のらでぃっしゅぼーや株式会社との吸収合併による税務上の繰越欠損金の継承、繰延税金資産の追加計上等により、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比大幅増となる2,533,372千円(前年同期比653.7%増)となりました。
なお、第1四半期連結会計期間より、らでぃっしゅぼーや株式会社の子会社化に伴い、同社の四半期損益計算書を四半期連結損益計算書に含めておりますが、「連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更」に記載のとおり、従来、決算日が2月28日である同社については、第2四半期連結累計期間は、2018年3月1日から2018年9月30日までの7か月間を連結しております。
①宅配事業(Oisix)
インターネットを通じて主に食品・食材の直販を行う宅配事業(Oisix)においては、ミールキットサービス「KitOisix」が引き続き好評を博するなど、定期宅配サービス「おいしっくすくらぶ」会員数が、前連結会計年度末(2018年3月末)の169,664人から、当第3四半期連結会計期間末(2018年12月末)には197,272人へ増加しており、期初計画を上回って推移しております。会員数の増加による売上高の増加に加えて、原価率の改善や注文単価の上昇による利益率の上昇により、セグメント利益が大きく増加しております。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
売上高 22,190,933千円(前年同期比20.1%増)
セグメント利益 3,371,816千円(前年同期比39.2%増)
②宅配事業(大地を守る会)
カタログやインターネットを通じて主に食品・食材の直販を行う宅配事業(大地を守る会)においては、新規会員獲得のための販売促進費を投下しており、会員数が、前連結会計年度末(2018年3月末)の44,993人から、当第3四半期連結会計期間末(2018年12月末)には48,670人へ増加しております。一方で、購入頻度が減少したことにより、売上高はほぼ横ばい、新規会員獲得のための販売促進費を抑制した前年同期からの反動減などにより、セグメント利益は減少しております。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
売上高 8,405,670千円(前年同期比 1.2%減)
セグメント利益 1,274,440千円(前年同期比13.6%減)
③宅配事業(らでぃっしゅぼーや)
カタログやインターネットを通じて主に食品・食材の直販を行う宅配事業(らでぃっしゅぼーや)においては、新規会員獲得のための販売促進費を抑制し、サービスの進化に注力したこともあり、会員数が、前連結会計年度末(2018年3月末)の88,752人から、当第3四半期連結会計期間末(2018年12月末)には73,364人へ減少しておりますが、概ね計画通りに推移しております。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
売上高 14,346,461千円
セグメント利益 2,657,257千円
④その他事業
当セグメントは、ソリューション事業、店舗事業、海外事業、卸事業等からなるその他事業でありますが、第1四半期連結会計期間より、らでぃっしゅぼーや株式会社の卸事業の業績が加わっております。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
売上高 4,198,825千円(前年同期比28.6%増)
セグメント利益 454,032千円(前年同期比16.7%減)
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して3,984,171千円増加し、23,831,051千円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末と比較して3,293,197千円増加し、18,554,770千円となりました。これは主に、現金及び預金の増加1,074,126千円、売掛金の増加1,482,283千円、商品及び製品の増加420,314千円によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末と比較して690,973千円増加し、5,276,281千円となりました。これは、有形固定資産の増加135,418千円、無形固定資産の減少72,736千円、投資その他の資産の増加628,292千円によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末と比較して1,383,094千円増加し、11,181,687千円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末と比較して1,374,239千円増加し、10,103,924千円となりました。これは主に、買掛金の増加1,228,755千円によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末と比較して8,854千円増加し、1,077,762千円となりました。これは主に、資産除去債務の増加20,575千円、長期借入金の増加16,981千円、その他固定負債の増加8,238千円、退職給付に係る負債の減少37,839千円によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末と比較して2,601,076千円増加し、12,649,364千円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益2,533,372千円によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。