四半期報告書-第25期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行の影響が長期化しており、2021年4月には大都市圏で3度目の緊急事態宣言が発令されるなど、感染症収束の見通しが不透明な状況が継続しております。また個人消費についても、今後の感染拡大の状況やワクチンの接種進捗によっては引き続き低調に推移することが想定されます。
一方、継続的な外出自粛要請やリモートワークの普及などのライフスタイルの変化により、オンライン経由の購買行動の裾野が拡大しており、食品宅配に対する消費者の需要は引き続き高い状態が継続しております。
このような環境の中、当社グループにおいては、食を支えるインフラ企業として、安定的な出荷キャパシティや商品サプライの確保に取り組むとともに、お客様の家庭での食の在り方が大きく変化する中で、「健康・免疫意識の高まり」、「家庭での食事頻度・人数の増加」など新しいお客さまニーズに沿った商品・サービスを提案するなど、新型コロナウイルスによる変化対応を優先的に実施してまいりました。また、経営戦略の柱である「国内宅配事業の成長・収益力強化」に向け、カスタマーエクスペリエンスの進化およびローコストオペレーションの取組みの実行や、「サステナブルリテール戦略」に基づいた温室効果ガス・フードロスの削減への取組みを強化しております。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は27,911百万円(前年同期比20.7%増)、営業利益は1,950百万円(前年同期比6.1%減)、経常利益は1,938百万円(前年同期比5.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,293百万円(前年同期比9.3%増)となりました。
なお、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第1四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
① 宅配事業(Oisix)
インターネットを通じて主に食品・食材の直販を行う宅配事業(Oisix)は、共働きの子育て世代を主要ターゲットとし、プレミアムな時短を実現する商品、サービスを提供しております。会員数については、前第4四半期会計期間から継続して実施している新規獲得プロモーションが順調に進捗しており、前連結会計年度末(2021年3月末)の308,899人から、当第1四半期連結会計期間末(2021年6月末)には333,850人へと大幅に増加しております。加えて、継続的な食品宅配の需要の高まりに伴い購買頻度が堅調に推移していることや、主力商品であるKit Oisixの売行きが好調に推移していることなどにより、売上高は増加しております。
一方、セグメント利益は、当初計画に対し順調に推移しているものの、コロナ影響によりイレギュラーに増加した前年同期のセグメント利益と比べ減少しております。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
売上高 14,145百万円(前年同期比 25.6%増)
セグメント利益 2,057百万円(前年同期比 13.1%減)
② 宅配事業(大地を守る会)
カタログやインターネットを通じて主に食品・食材の直販を行う宅配事業(大地を守る会)は、シニアの二人暮らし世帯を主要ターゲットとし、“ちゃんとした食生活”のコンセプトの元、ターゲットニーズに沿った新サービスの開発、磨き上げに注力しております。足元では、宅配需要の急激な高まりは落ち着きつつあり、新サービスである「まるごはん」を活用した新規獲得のチャレンジを行っております。会員数は、前連結会計年度末(2021年3月末)の45,307人から、当第1四半期連結会計期間末(2021年6月末)には45,196人へ微減しております。
また、売上高・セグメント利益については、手軽に野菜を摂取できる商品・サービスの開発強化などの施策により、当初計画に対し順調に推移しているものの、コロナ影響によりイレギュラーに増加した前年同期の売上高、セグメント利益と比べ減少しております。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
売上高 3,314百万円(前年同期比 8.9%減)
セグメント利益 575百万円(前年同期比 9.6%減)
③ 宅配事業(らでぃっしゅぼーや)
カタログやインターネットを通じて主に食品・食材の直販を行う宅配事業(らでぃっしゅぼーや)は、料理を楽しみたい世帯を主要ターゲットとし、“料理を通じて日々の暮らしが楽しくなる”をコンセプトとした商品、サービス開発を進めております。会員数については、2021年3月にローンチした新サービス「ふぞろいRadish」を活用した新規獲得が好調に推移し、前連結会計年度末(2021年3月末)の62,751人から、当第1四半期連結会計期間末(2021年6月末)には65,320人へと増加しております。
また、売上高・セグメント利益については、当初計画に対し順調に推移しているものの、コロナ影響によりイレギュラーに増加した前年同期の売上高、セグメント利益と比べ減少しております。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
売上高 4,331百万円(前年同期比 8.3%減)
セグメント利益 584百万円(前年同期比 35.0%減)
④ 宅配事業(Purple Carrot)
米国で、ヴィーガンに特化したミールキットの宅配事業を展開するPurple Carrotは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う現地の食品宅配への需要が継続的に高止まりしている影響に伴い、会員数が大幅に伸長した結果、売上高、セグメント利益ともに大きく増加いたしました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
売上高 2,842百万円(前年同期比 71.8%増)
セグメント利益 549百万円(前年同期比 402.6%増)
⑤ その他事業
当セグメントは、ソリューション事業、店舗事業、海外事業(Purple Carrotを除く)、卸事業等からなるその他事業であります。
食品宅配需要の増加により、他社EC支援(ISETAN DOOR、dミールキット)などのソリューション事業が順調に推移したことや、前年同期に新型コロナウイルス感染症のマイナス影響を受けた店舗・保育園などの卸事業の業績が回復、伸長したことにより、全体では売上高・セグメント利益ともに大幅に増加いたしました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
売上高 3,373百万円(前年同期比 73.0%増)
セグメント利益 363百万円(前年同期比 65.2%増)
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して835百万円減少し、37,525百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末と比較して1,595百万円減少し、27,705百万円となりました。これは主に、現金及び預金の減少2,457百万円、売掛金の増加403百万円、未収入金の増加300百万円によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末と比較して759百万円増加し、9,819百万円となりました。これは、有形固定資産の増加769百万円、無形固定資産の増加26百万円、投資その他の資産の減少36百万円によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末と比較して2,305百万円減少し、16,063百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末と比較して2,313百万円減少し、15,227百万円となりました。これは主に、買掛金の増加439百万円、未払金の減少757百万円、未払法人税等の減少1,697百万円、ポイント引当金の減少218百万円、その他流動負債の減少67百万円によるものであります。なお、ポイント引当金の減少の主な要因は、収益認識に関する会計基準等の適用によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末と比較して7百万円増加し、835百万円となりました。これは主に、長期借入金の増加5百万円、リース債務の減少3百万円、繰延税金負債の増加5百万円によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末と比較して1,469百万円増加し、21,461百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益1,293百万円によるものであります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行の影響が長期化しており、2021年4月には大都市圏で3度目の緊急事態宣言が発令されるなど、感染症収束の見通しが不透明な状況が継続しております。また個人消費についても、今後の感染拡大の状況やワクチンの接種進捗によっては引き続き低調に推移することが想定されます。
一方、継続的な外出自粛要請やリモートワークの普及などのライフスタイルの変化により、オンライン経由の購買行動の裾野が拡大しており、食品宅配に対する消費者の需要は引き続き高い状態が継続しております。
このような環境の中、当社グループにおいては、食を支えるインフラ企業として、安定的な出荷キャパシティや商品サプライの確保に取り組むとともに、お客様の家庭での食の在り方が大きく変化する中で、「健康・免疫意識の高まり」、「家庭での食事頻度・人数の増加」など新しいお客さまニーズに沿った商品・サービスを提案するなど、新型コロナウイルスによる変化対応を優先的に実施してまいりました。また、経営戦略の柱である「国内宅配事業の成長・収益力強化」に向け、カスタマーエクスペリエンスの進化およびローコストオペレーションの取組みの実行や、「サステナブルリテール戦略」に基づいた温室効果ガス・フードロスの削減への取組みを強化しております。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は27,911百万円(前年同期比20.7%増)、営業利益は1,950百万円(前年同期比6.1%減)、経常利益は1,938百万円(前年同期比5.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,293百万円(前年同期比9.3%増)となりました。
なお、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第1四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
① 宅配事業(Oisix)
インターネットを通じて主に食品・食材の直販を行う宅配事業(Oisix)は、共働きの子育て世代を主要ターゲットとし、プレミアムな時短を実現する商品、サービスを提供しております。会員数については、前第4四半期会計期間から継続して実施している新規獲得プロモーションが順調に進捗しており、前連結会計年度末(2021年3月末)の308,899人から、当第1四半期連結会計期間末(2021年6月末)には333,850人へと大幅に増加しております。加えて、継続的な食品宅配の需要の高まりに伴い購買頻度が堅調に推移していることや、主力商品であるKit Oisixの売行きが好調に推移していることなどにより、売上高は増加しております。
一方、セグメント利益は、当初計画に対し順調に推移しているものの、コロナ影響によりイレギュラーに増加した前年同期のセグメント利益と比べ減少しております。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
売上高 14,145百万円(前年同期比 25.6%増)
セグメント利益 2,057百万円(前年同期比 13.1%減)
② 宅配事業(大地を守る会)
カタログやインターネットを通じて主に食品・食材の直販を行う宅配事業(大地を守る会)は、シニアの二人暮らし世帯を主要ターゲットとし、“ちゃんとした食生活”のコンセプトの元、ターゲットニーズに沿った新サービスの開発、磨き上げに注力しております。足元では、宅配需要の急激な高まりは落ち着きつつあり、新サービスである「まるごはん」を活用した新規獲得のチャレンジを行っております。会員数は、前連結会計年度末(2021年3月末)の45,307人から、当第1四半期連結会計期間末(2021年6月末)には45,196人へ微減しております。
また、売上高・セグメント利益については、手軽に野菜を摂取できる商品・サービスの開発強化などの施策により、当初計画に対し順調に推移しているものの、コロナ影響によりイレギュラーに増加した前年同期の売上高、セグメント利益と比べ減少しております。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
売上高 3,314百万円(前年同期比 8.9%減)
セグメント利益 575百万円(前年同期比 9.6%減)
③ 宅配事業(らでぃっしゅぼーや)
カタログやインターネットを通じて主に食品・食材の直販を行う宅配事業(らでぃっしゅぼーや)は、料理を楽しみたい世帯を主要ターゲットとし、“料理を通じて日々の暮らしが楽しくなる”をコンセプトとした商品、サービス開発を進めております。会員数については、2021年3月にローンチした新サービス「ふぞろいRadish」を活用した新規獲得が好調に推移し、前連結会計年度末(2021年3月末)の62,751人から、当第1四半期連結会計期間末(2021年6月末)には65,320人へと増加しております。
また、売上高・セグメント利益については、当初計画に対し順調に推移しているものの、コロナ影響によりイレギュラーに増加した前年同期の売上高、セグメント利益と比べ減少しております。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
売上高 4,331百万円(前年同期比 8.3%減)
セグメント利益 584百万円(前年同期比 35.0%減)
④ 宅配事業(Purple Carrot)
米国で、ヴィーガンに特化したミールキットの宅配事業を展開するPurple Carrotは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う現地の食品宅配への需要が継続的に高止まりしている影響に伴い、会員数が大幅に伸長した結果、売上高、セグメント利益ともに大きく増加いたしました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
売上高 2,842百万円(前年同期比 71.8%増)
セグメント利益 549百万円(前年同期比 402.6%増)
⑤ その他事業
当セグメントは、ソリューション事業、店舗事業、海外事業(Purple Carrotを除く)、卸事業等からなるその他事業であります。
食品宅配需要の増加により、他社EC支援(ISETAN DOOR、dミールキット)などのソリューション事業が順調に推移したことや、前年同期に新型コロナウイルス感染症のマイナス影響を受けた店舗・保育園などの卸事業の業績が回復、伸長したことにより、全体では売上高・セグメント利益ともに大幅に増加いたしました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
売上高 3,373百万円(前年同期比 73.0%増)
セグメント利益 363百万円(前年同期比 65.2%増)
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して835百万円減少し、37,525百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末と比較して1,595百万円減少し、27,705百万円となりました。これは主に、現金及び預金の減少2,457百万円、売掛金の増加403百万円、未収入金の増加300百万円によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末と比較して759百万円増加し、9,819百万円となりました。これは、有形固定資産の増加769百万円、無形固定資産の増加26百万円、投資その他の資産の減少36百万円によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末と比較して2,305百万円減少し、16,063百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末と比較して2,313百万円減少し、15,227百万円となりました。これは主に、買掛金の増加439百万円、未払金の減少757百万円、未払法人税等の減少1,697百万円、ポイント引当金の減少218百万円、その他流動負債の減少67百万円によるものであります。なお、ポイント引当金の減少の主な要因は、収益認識に関する会計基準等の適用によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末と比較して7百万円増加し、835百万円となりました。これは主に、長期借入金の増加5百万円、リース債務の減少3百万円、繰延税金負債の増加5百万円によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末と比較して1,469百万円増加し、21,461百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益1,293百万円によるものであります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。