四半期報告書-第7期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績等の状況の概要
当社グループは、中長期的な持続的成長及び企業価値の向上を図るべく、書籍、映画、アニメ、ゲーム、及びUGC(User Generated Content)プラットフォーム等を通じて多彩なポートフォリオから成るIP(Intellectual Property)を安定的に創出し、それらを世界に広く展開することを中核とする「グローバル・メディアミックス」の推進を基本戦略としております。
当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高1,527億77百万円(前年同期比1.7%増)、営業利益132億4百万円(前年同期比56.1%増)、経常利益134億47百万円(前年同期比46.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益89億87百万円(前年同期比14.0%増)となりました。
当第3四半期連結累計期間における各セグメントの業績は、以下のとおりです。なお、中期経営方針における成長事業領域の位置付けに合わせ、第2四半期連結会計期間より、従来の「映像・ゲーム」セグメントを「映像」「ゲーム」に区分して記載する方法に変更しております。
[出版事業]
出版事業では、書籍、雑誌及び電子書籍・電子雑誌の販売、雑誌広告・Web広告の販売、権利許諾等を行っております。当事業においては、メディアミックス展開の重要な源泉として年間5,000タイトルにおよぶ新作を継続的に発行しており、蓄積された紙書籍11万点、電子書籍6万点にもおよぶ作品アーカイブが、当社グループ成長の原動力となっております。
当第3四半期連結累計期間においては、書籍市場全体で需要が高まっていることに加え、当社においては「ダンジョン飯(9)」(コミックス)、「あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続」「青くて痛くて脆い」(一般文庫)、「あつまれ どうぶつの森 ザ・コンプリートガイド」「世界一美味しい手抜きごはん 最速! やる気のいらない100レシピ」(一般書)等の販売が好調に推移しました。また、新型コロナウイルス感染症拡大の環境下においても新刊点数を前年同期並みに維持したことや、返品率が大幅に良化したことが収益貢献しました。
電子書籍・電子雑誌は、市場全体が伸長していることに加え、積極的なマーケティング施策により引き続き好調に推移し、第2四半期に続いて、第3四半期においても四半期ベースで過去最高の売上高を更新いたしました。
この結果、当事業の売上高は942億53百万円(前年同期比9.6%増)、セグメント利益(営業利益)は94億28百万円(前年同期比86.2%増)となりました。
なお、現在、埼玉県所沢市において、2022年3月期までの書籍製造・物流工場の稼働に向けて準備を進めております。すでに一部の文庫やライトノベル、新書、コミックにおいては、デジタル印刷による小ロット・適時製造及び適時配送を開始しておりますが、今後これらの更なる拡充・強化を図ってまいります。これにより、返品削減、製造コスト削減、利益率の向上に取り組んでまいります。
[映像事業]
映像事業では、映画の企画・製作・配給、映像配信権等の権利許諾、パッケージソフトの販売等を行っております。
当第3四半期連結累計期間においては、北米、中国に向けたアニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」「デカダンス」「天晴爛漫!」「くまクマ熊ベアー」等の海外権利許諾や国内配信収入に加え、「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」「この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ」等の当社アニメIPを活用し、他社が販売するゲームとのコラボレーション等の権利許諾が引き続き収益貢献しました。一方で、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、映画館の営業自粛や席数の制限による映画配給やデジタル映画鑑賞券「ムビチケ」等への影響が見られました。映像・音響制作を手掛けるスタジオ事業については、第1四半期に新型コロナウイルス感染症による減収影響を受けたものの、第2四半期以降は前年同期の水準まで回復しております。
この結果、当事業の売上高は224億39百万円(前年同期比9.5%減)、セグメント利益(営業利益)は23億16百万円(前年同期比4.0%減)となりました。
[ゲーム事業]
ゲーム事業では、ゲームソフトウエア及びネットワークゲームの企画・開発・販売、権利許諾等を行っております。
当第3四半期連結累計期間においては、12月発売の新作「サイバーパンク2077」の売上貢献に加え、「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」「DARK SOULS」シリーズ等のリピート販売が引き続き好調に推移しました。
この結果、当事業の売上高は123億75百万円(前年同期比21.8%増)、セグメント利益(営業利益)は29億46百万円(前年同期比99.0%増)となりました。
[Webサービス事業]
Webサービス事業では、動画コミュニティサービスの運営、各種イベントの企画・運営、モバイルコンテンツの配信等を行っております。
動画配信サービス「ニコニコ」の月額有料会員(プレミアム会員)は、12月末には157万人となり、3月末の163万人からは減少となっているものの、減少ペースは低下していることに加え、都度課金収益の拡大に努めるなど、収益の多様化に取り組んでいます。動画・生放送・ブログなどを配信できるプラットフォーム「ニコニコチャンネル」の有料会員数は12月末には121万人となり、3月末の117万人から増加しました。4月開催の「ニコニコ超会議」及び8月開催の世界最大級のアニソンライブ「Animelo Summer Live」は、新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえリアルイベントとしての開催を見送りましたが、インターネット上に特化した「ニコニコネット超会議2020」及び「ニコニコネット超会議2020夏」、「Animelo Summer Night in Billboard Live」、「The VOCALOID Collection」を開催し、好評を博しました。リアルイベントを中止したことによって前年に比べて売上は減少したものの、ネットによる開催としたことで費用も減少し、Webサービス事業全体の収益性は維持しました。
この結果、当事業の売上高は164億22百万円(前年同期比14.2%減)、セグメント利益(営業利益)は20億85百万円(前年同期比14.5%減)となりました。
[その他事業]
その他事業では、教育事業、キャラクターグッズ及びアイドルCDの企画・販売等のMD事業等を行っております。
MD事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、発売タイミングの延期等により減収となりました。一方、教育事業においては、インターネットによる通信制高校であるN高等学校で生徒数が順調に増加しており、同校等に教育コンテンツの提供を行う㈱ドワンゴの収益貢献により、引き続き好調に推移しました。また、アニメホテル、イベント運営、飲食事業などの商業施設を展開するところざわサクラタウンが11月6日にグランドオープンしました。
この結果、当事業の売上高は127億34百万円(前年同期比7.5%減)、セグメント損失(営業損失)は29億94百万円(前年同期 営業損失17億28百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
①資産、負債、純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて129億18百万円増加し、2,559億14百万円となりました。これは主にところざわサクラタウンの建設及び角川第一本社ビルの一部取得による固定資産の増加や保有株式の時価の上昇等により投資有価証券が増加した一方、未払金、賞与及び固定資産の取得に対する支払い等により現金及び預金が減少したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べて1億57百万円減少し、1,354億63百万円となりました。これは主に未払金等が減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて130億76百万円増加し、1,204億51百万円となりました。これは主に配当金の支払い等により利益剰余金が減少した一方、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したことにより利益剰余金が増加し、保有株式の時価総額増加によりその他有価証券評価差額金が増加したことによるものであります。
②キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益の計上等により、60億78百万円の収入(前年同期は91億36百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産及び無形固定資産の取得による支出164億3百万円があった一方、定期預金の払い戻しによる収入等があったこと等により、12億58百万円の支出(前年同期は305億98百万円の支出)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い(1株当たり10円増配)等により、19億87百万円の支出(前年同期は40億81百万円の支出)となりました。
以上の結果、為替換算差額も含めて26億51百万円の収入となり、現金及び現金同等物の当四半期末残高は、411億74百万円となりました。
当社グループの短期運転資金は基本的に自己資金より充当し、設備投資資金や長期運転資金につきましては、事業計画に基づく資金需要、金利動向等の調達環境を勘案の上、金融機関からの長期借入や社債発行及び株式発行により適宜調達を行っております。
また、複数の金融機関と総額150億円のコミットメントライン契約を締結し、流動性を補完しております。なお、当第3四半期連結会計期間末の借入実行残高はありません。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当連結会計年度を含む3か年の中期経営方針において、基幹事業の規模拡大、ESG/SDGsを意識した経営、収益力の向上により、2023年3月期に売上高2,400億円、営業利益160億円、EBITDA250億円を達成することを経営目標として掲げております。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
なお、前連結会計年度に掲げた課題のうち、事業運営に必要な流動性と資金の源泉の安定的な確保に関する課題については、2020年6月に新たに複数の金融機関と総額150億円のコミットメントライン契約を締結し、機動的かつ安定的な資金調達手段を確保しています。当第3四半期連結会計期間末の本契約による借入実行残高はありません。
(5)研究開発活動
当社グループでは、主にゲーム事業におけるパッケージゲーム開発等において研究開発をしております。当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は186百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、当社は従来より賃借しております角川第一本社ビルの土地・建物の一部を2020年6月に取得しております。なお、取得した「土地」「建物及び構築物」の帳簿価額は、それぞれ19億58百万円、7億87百万円であります。
前連結会計年度末において計画中であったところざわサクラタウン(埼玉県所沢市)については、当第3四半期連結累計期間に、オフィス(所沢キャンパス)と商業施設がグランドオープンし、償却を開始した「建物及び構築物」「工具、器具及び備品」「ソフトウエア」「無形固定資産」の「その他」の帳簿価額は、それぞれ206億68百万円、11億25百万円、75百万円、83百万円であります。なお、書籍製造・物流工場は2022年3月期までに完成予定であります。また、投資予定総額に変更はございません。
(1)経営成績等の状況の概要
当社グループは、中長期的な持続的成長及び企業価値の向上を図るべく、書籍、映画、アニメ、ゲーム、及びUGC(User Generated Content)プラットフォーム等を通じて多彩なポートフォリオから成るIP(Intellectual Property)を安定的に創出し、それらを世界に広く展開することを中核とする「グローバル・メディアミックス」の推進を基本戦略としております。
当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高1,527億77百万円(前年同期比1.7%増)、営業利益132億4百万円(前年同期比56.1%増)、経常利益134億47百万円(前年同期比46.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益89億87百万円(前年同期比14.0%増)となりました。
当第3四半期連結累計期間における各セグメントの業績は、以下のとおりです。なお、中期経営方針における成長事業領域の位置付けに合わせ、第2四半期連結会計期間より、従来の「映像・ゲーム」セグメントを「映像」「ゲーム」に区分して記載する方法に変更しております。
[出版事業]
出版事業では、書籍、雑誌及び電子書籍・電子雑誌の販売、雑誌広告・Web広告の販売、権利許諾等を行っております。当事業においては、メディアミックス展開の重要な源泉として年間5,000タイトルにおよぶ新作を継続的に発行しており、蓄積された紙書籍11万点、電子書籍6万点にもおよぶ作品アーカイブが、当社グループ成長の原動力となっております。
当第3四半期連結累計期間においては、書籍市場全体で需要が高まっていることに加え、当社においては「ダンジョン飯(9)」(コミックス)、「あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続」「青くて痛くて脆い」(一般文庫)、「あつまれ どうぶつの森 ザ・コンプリートガイド」「世界一美味しい手抜きごはん 最速! やる気のいらない100レシピ」(一般書)等の販売が好調に推移しました。また、新型コロナウイルス感染症拡大の環境下においても新刊点数を前年同期並みに維持したことや、返品率が大幅に良化したことが収益貢献しました。
電子書籍・電子雑誌は、市場全体が伸長していることに加え、積極的なマーケティング施策により引き続き好調に推移し、第2四半期に続いて、第3四半期においても四半期ベースで過去最高の売上高を更新いたしました。
この結果、当事業の売上高は942億53百万円(前年同期比9.6%増)、セグメント利益(営業利益)は94億28百万円(前年同期比86.2%増)となりました。
なお、現在、埼玉県所沢市において、2022年3月期までの書籍製造・物流工場の稼働に向けて準備を進めております。すでに一部の文庫やライトノベル、新書、コミックにおいては、デジタル印刷による小ロット・適時製造及び適時配送を開始しておりますが、今後これらの更なる拡充・強化を図ってまいります。これにより、返品削減、製造コスト削減、利益率の向上に取り組んでまいります。
[映像事業]
映像事業では、映画の企画・製作・配給、映像配信権等の権利許諾、パッケージソフトの販売等を行っております。
当第3四半期連結累計期間においては、北米、中国に向けたアニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」「デカダンス」「天晴爛漫!」「くまクマ熊ベアー」等の海外権利許諾や国内配信収入に加え、「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」「この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ」等の当社アニメIPを活用し、他社が販売するゲームとのコラボレーション等の権利許諾が引き続き収益貢献しました。一方で、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、映画館の営業自粛や席数の制限による映画配給やデジタル映画鑑賞券「ムビチケ」等への影響が見られました。映像・音響制作を手掛けるスタジオ事業については、第1四半期に新型コロナウイルス感染症による減収影響を受けたものの、第2四半期以降は前年同期の水準まで回復しております。
この結果、当事業の売上高は224億39百万円(前年同期比9.5%減)、セグメント利益(営業利益)は23億16百万円(前年同期比4.0%減)となりました。
[ゲーム事業]
ゲーム事業では、ゲームソフトウエア及びネットワークゲームの企画・開発・販売、権利許諾等を行っております。
当第3四半期連結累計期間においては、12月発売の新作「サイバーパンク2077」の売上貢献に加え、「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」「DARK SOULS」シリーズ等のリピート販売が引き続き好調に推移しました。
この結果、当事業の売上高は123億75百万円(前年同期比21.8%増)、セグメント利益(営業利益)は29億46百万円(前年同期比99.0%増)となりました。
[Webサービス事業]
Webサービス事業では、動画コミュニティサービスの運営、各種イベントの企画・運営、モバイルコンテンツの配信等を行っております。
動画配信サービス「ニコニコ」の月額有料会員(プレミアム会員)は、12月末には157万人となり、3月末の163万人からは減少となっているものの、減少ペースは低下していることに加え、都度課金収益の拡大に努めるなど、収益の多様化に取り組んでいます。動画・生放送・ブログなどを配信できるプラットフォーム「ニコニコチャンネル」の有料会員数は12月末には121万人となり、3月末の117万人から増加しました。4月開催の「ニコニコ超会議」及び8月開催の世界最大級のアニソンライブ「Animelo Summer Live」は、新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえリアルイベントとしての開催を見送りましたが、インターネット上に特化した「ニコニコネット超会議2020」及び「ニコニコネット超会議2020夏」、「Animelo Summer Night in Billboard Live」、「The VOCALOID Collection」を開催し、好評を博しました。リアルイベントを中止したことによって前年に比べて売上は減少したものの、ネットによる開催としたことで費用も減少し、Webサービス事業全体の収益性は維持しました。
この結果、当事業の売上高は164億22百万円(前年同期比14.2%減)、セグメント利益(営業利益)は20億85百万円(前年同期比14.5%減)となりました。
[その他事業]
その他事業では、教育事業、キャラクターグッズ及びアイドルCDの企画・販売等のMD事業等を行っております。
MD事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、発売タイミングの延期等により減収となりました。一方、教育事業においては、インターネットによる通信制高校であるN高等学校で生徒数が順調に増加しており、同校等に教育コンテンツの提供を行う㈱ドワンゴの収益貢献により、引き続き好調に推移しました。また、アニメホテル、イベント運営、飲食事業などの商業施設を展開するところざわサクラタウンが11月6日にグランドオープンしました。
この結果、当事業の売上高は127億34百万円(前年同期比7.5%減)、セグメント損失(営業損失)は29億94百万円(前年同期 営業損失17億28百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
①資産、負債、純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて129億18百万円増加し、2,559億14百万円となりました。これは主にところざわサクラタウンの建設及び角川第一本社ビルの一部取得による固定資産の増加や保有株式の時価の上昇等により投資有価証券が増加した一方、未払金、賞与及び固定資産の取得に対する支払い等により現金及び預金が減少したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べて1億57百万円減少し、1,354億63百万円となりました。これは主に未払金等が減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて130億76百万円増加し、1,204億51百万円となりました。これは主に配当金の支払い等により利益剰余金が減少した一方、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したことにより利益剰余金が増加し、保有株式の時価総額増加によりその他有価証券評価差額金が増加したことによるものであります。
②キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益の計上等により、60億78百万円の収入(前年同期は91億36百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産及び無形固定資産の取得による支出164億3百万円があった一方、定期預金の払い戻しによる収入等があったこと等により、12億58百万円の支出(前年同期は305億98百万円の支出)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い(1株当たり10円増配)等により、19億87百万円の支出(前年同期は40億81百万円の支出)となりました。
以上の結果、為替換算差額も含めて26億51百万円の収入となり、現金及び現金同等物の当四半期末残高は、411億74百万円となりました。
当社グループの短期運転資金は基本的に自己資金より充当し、設備投資資金や長期運転資金につきましては、事業計画に基づく資金需要、金利動向等の調達環境を勘案の上、金融機関からの長期借入や社債発行及び株式発行により適宜調達を行っております。
また、複数の金融機関と総額150億円のコミットメントライン契約を締結し、流動性を補完しております。なお、当第3四半期連結会計期間末の借入実行残高はありません。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当連結会計年度を含む3か年の中期経営方針において、基幹事業の規模拡大、ESG/SDGsを意識した経営、収益力の向上により、2023年3月期に売上高2,400億円、営業利益160億円、EBITDA250億円を達成することを経営目標として掲げております。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
なお、前連結会計年度に掲げた課題のうち、事業運営に必要な流動性と資金の源泉の安定的な確保に関する課題については、2020年6月に新たに複数の金融機関と総額150億円のコミットメントライン契約を締結し、機動的かつ安定的な資金調達手段を確保しています。当第3四半期連結会計期間末の本契約による借入実行残高はありません。
(5)研究開発活動
当社グループでは、主にゲーム事業におけるパッケージゲーム開発等において研究開発をしております。当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は186百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、当社は従来より賃借しております角川第一本社ビルの土地・建物の一部を2020年6月に取得しております。なお、取得した「土地」「建物及び構築物」の帳簿価額は、それぞれ19億58百万円、7億87百万円であります。
前連結会計年度末において計画中であったところざわサクラタウン(埼玉県所沢市)については、当第3四半期連結累計期間に、オフィス(所沢キャンパス)と商業施設がグランドオープンし、償却を開始した「建物及び構築物」「工具、器具及び備品」「ソフトウエア」「無形固定資産」の「その他」の帳簿価額は、それぞれ206億68百万円、11億25百万円、75百万円、83百万円であります。なお、書籍製造・物流工場は2022年3月期までに完成予定であります。また、投資予定総額に変更はございません。