四半期報告書-第14期第2四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)

【提出】
2019/08/09 9:38
【資料】
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【項目】
14項目
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、米中貿易問題、英国のEU離脱問題、中東情勢の変化等による不透明感が継続し、弱含みに推移しました。国内においても製造業を中心に景況感は悪化しました。
この様な経営環境のもと、営業努力及びコスト改善努力に注力いたしました。
当第2四半期連結累計期間の売上収益は比較的高い売上収益を記録した前年同四半期比8.7%減の35,519百万円となり、営業利益は前年同四半期比17.7%減の4,442百万円となりました。また、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同四半期比18.4%減の2,868百万円となりました。
厳しい事業環境が継続しておりますが、当社グループは「“Further Profitable Growth(さらなる利益ある成長)”を実現し、企業価値を継続的に創造し続ける輝く企業を目指す」という経営理念のもと、全社一丸となり、企業活動の効率化に取り組んでまいります。
セグメント業績を示すと、次のとおりであります。
プレシジョン・コンポーネントビジネス
プレシジョン・コンポーネントビジネスの売上収益は、前年同四半期比10.5%減の32,264百万円となりました。セグメント利益(営業利益)につきましては、前年同四半期比23.8%減の3,736百万円となりました。
リニアビジネス
リニアビジネスの売上収益は、前年同四半期比14.3%増の3,067百万円となりました。セグメント利益(営業利益)につきましては、前年同四半期比48.4%増の496百万円となりました。
その他
その他の売上収益は、前年同四半期比0.7%増の188百万円となりました。セグメント利益(営業利益)につきましては、前年同四半期比30.9%増の210百万円となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の流動資産は、前期末に比べ1,178百万円減少し53,291百万円となりました。これは主に現金及び現金同等物が2,047百万円減少したことによります。
非流動資産は前期末に比べ1,719百万円減少し82,493百万円となりました。これは主に無形資産及びのれんが1,415百万円減少したことによります。
流動負債は前期末に比べ2,539百万円減少し16,856百万円となりました。これは主に借入金が2,481百万円減少したことによります。
非流動負債は前期末に比べ176百万円増加し74,382百万円となりました。これは主に借入金が671百万円、繰延税金負債が337百万円減少し、その他の非流動負債が1,182百万円増加したことによります。
資本は前期末に比べ534百万円減少し44,546百万円となりました。これは主に利益剰余金が1,271百万円増加したものの、その他の資本の構成要素が2,209百万円減少したことによります。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は11,257百万円と前連結会計年度末と比べ2,047百万円の減少となりました。当第2四半期連結累計期間の各活動におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは2,925百万円の収入となりました。主な要因は、税引前四半期利益が3,936百万円となり、減価償却費及び償却費1,705百万円などのキャッシュの増加要因があった一方で、営業債権及びその他の債権の増加794百万円、たな卸資産の増加742百万円、法人所得税等の支払額1,038百万円などのキャッシュの減少要因がありました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは837百万円の支出となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出697百万円と無形固定資産の取得による支出141百万円によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは3,929百万円の支出となりました。主な要因は、借入金の返済による支出9,278百万円、配当金の支払額1,597百万円、リース負債の返済による支出130百万円、借入金による収入6,719百万円、新株予約権の行使による収入358百万円によります。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、272百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。