四半期報告書-第15期第1四半期(令和2年1月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/05/15 16:10
【資料】
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【項目】
18項目
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウィルスの感染が世界的に拡大している影響により、グローバルでの自動車生産台数や工作機械受注が大きく減少したことから総じて厳しい状況となりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上収益は前年同四半期比21.8%減の14,226百万円となりました。
利益面につきましては、営業利益は、前年同四半期比58.6%減の991百万円となりました。
親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同四半期比58.0%減の691百万円となりました。
厳しい事業環境が継続しておりますが、企業体質強化の機会と積極的に捉え、当社グループは「さらなる利益ある成長を実現し、企業価値を継続的に創造し続ける輝く企業を目指す」という経営理念のもと、ワンチームとして成長することにより、お客様によりよい価値を提供し、利益及び企業価値の回復に努めてまいります。
セグメント業績を示すと、次のとおりであります。
プレシジョン・コンポーネントビジネス
プレシジョン・コンポーネントビジネスの売上収益は、前年同四半期比20.2%減の13,192百万円となりました。セグメント利益(営業利益)につきましては、前年同四半期比51.4%減の984百万円となりました。
リニアビジネス
リニアビジネスの売上収益は、前年同四半期比33.7%減の1,034百万円となりました。セグメント利益(営業利益)につきましては、前年同四半期比99.5%減の1百万円となりました。
その他
その他では、主に不動産の賃貸等を行っておりますが、前期において主要な賃貸不動産を当社グループ外に売却しております。その結果、売上収益は、前年同四半期比99.6%減の0百万円となりました。セグメント利益(営業利益)につきましては、前年同四半期比95.5%減の6百万円となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の流動資産は前期末に比べ2,987百万円減少し52,550百万円となりました。これは現金及び現金同等物が2,472百万円、たな卸資産が378百万円、営業債権及びその他の債権が225百万円減少したことによります。
非流動資産は前期末に比べ1,534百万円減少し78,086百万円となりました。これは主に有形固定資産が1,099百万円減少したことによります。
流動負債は前期末に比べ7,040百万円増加し23,635百万円となりました。これは借入金が8,568百万円増加し、未払法人所得税等が1,960百万円減少したことによります。
非流動負債は前期末に比べ8,787百万円減少し63,896百万円となりました。これは主に借入金が8,752百万円減少したことによります。
資本は前期末に比べ2,774百万円減少し43,105百万円となりました。これは主にその他の資本の構成要素が1,812百万円、利益剰余金が961百万円減少したことによります。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第1四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、14,474百万円と前連結会計年度末と比べ2,472百万円の減少となりました。当第1四半期連結会計期間の各活動におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、296百万円の支出となりました。主な要因は、税引前四半期利益が935百万円となり、減価償却費及び償却費865百万円、営業債務及びその他の債務の増加711百万円などのキャッシュの増加要因があった一方で、営業債権及びその他の債権の増加121百万円、たな卸資産の増加45百万円、法人所得税等の支払額2,407百万円などのキャッシュの減少要因がありました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、228百万円の支出となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出220百万円と無形固定資産の取得による支出10百万円によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、1,776百万円の支出となりました。主な要因は、短期借入れによる収入2,974百万円、短期借入金の返済による支出2,967百万円、配当金の支払額による支出1,654百万円、リース負債の返済による支出71百万円、長期借入金の返済による支出58百万円によります。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、79百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。