四半期報告書-第63期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の売上高は65,926百万円(前年同四半期比1.3%減)、営業利益は2,638百万円(前年同四半期比8.2%減)、経常利益は2,906百万円(前年同四半期比9.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,210百万円(前年同四半期比3.5%減)となりました。
報告セグメントの業績は次のとおりであります。
(日本)
アスレチックカテゴリーにおいては「デサント」は好調、「ルコックスポルティフ」は堅調に推移しましたが、「アンブロ」は苦戦しました。ゴルフカテゴリーにおいては「デサント」が好調に推移しましたが、「マンシングウェア」は苦戦しました。結果、日本全体として増収となりましたが、売価率の低下と直営店の増加等による販管費の増加が影響し、利益は前年を大幅に下回りました。
これらの結果、日本での売上高は29,301百万円(前年同四半期比1.2%増)、セグメント利益は795百万円(前年同四半期比22.0%減)となりました。
(アジア)
韓国においては「アンブロ」が好調、「デサント」は堅調に推移しましたが「マンシングウェア」は苦戦しました。香港、シンガポールにおいては「ルコックスポルティフ」が好調に推移しました。アジア全体として減収による売上総利益の減少により、利益は前年を下回りました。
これらの結果、アジアでの売上高は35,632百万円(前年同四半期比3.3%減)、セグメント利益は2,321百万円(前年同四半期比1.7%減)となりました。
(欧米)
「デサント」「イノヴェイト」の売上高が計画通りに推移した結果、欧米全体として増収による売上総利益が増加したことにより、営業損失は前年より若干縮小しました。
この結果、欧米での売上高は993百万円(前年同四半期比3.4%増)、セグメント損失は470百万円(前年同四半期は526百万円のセグメント損失)となりました。
品目別売上高の状況は次のとおりであります。
(アスレチックウェア及びその関連商品)
アスレチックカテゴリーにおいては、「デサント」が国内で、また「アンブロ」「ルコックスポルティフ」が海外で増収となったものの、国内では「アンブロ」が、海外では「デサント」が減収となり、結果、全体として売上高は前年同四半期より減少しました。
「デサント」においては、日本の直営店「DESCENTE BLANC」が9月に新たにオープンした二子玉川店も含め、引き続き好調を維持しています。9月には同ブランドの代表アイテム「水沢ダウン」を販売開始しました。新規デザインの販売と共に、生産を行う当社グループ子会社であるデサントアパレル株式会社水沢工場(岩手県奥州市)の供給体制強化により、順調な滑り出しとなっています。
「ルコックスポルティフ」では同ブランドをアジア以外で展開するルコックスポルティフ・インターナショナル社と共同でフランスラグビー連盟とオフィシャルサプライヤー契約を締結しました。また、当社がオフィシャルスポンサーを務める「ツール・ド・フランス」の開催に関連して同大会通算5勝の英雄、ベルナール・イノー氏を日本・中国に招待しイベントを実施するなど、契約チームやイベントに絡めた施策の実施によりブランドイメージの向上を図りました。
「アリーナ」においては7月に開催された「第18回世界水泳選手権大会」(韓国・光州)にて瀬戸大也選手(所属:ANA/JSS毛呂山)が、当社が当大会に向けて開発した「アルティメットアクアフォース」を着用して200m・400m個人メドレーで金メダルを獲得する等、契約選手が活躍しブランドアピールに貢献しました。
「アンブロ」においては高い断熱効果を発揮する塗料「GAINA(ガイナ)」を国内で初めてシューズに搭載したサッカースパイクを開発しました。また韓国においては1月に新発売したダッドスニーカー「BUCKY」の販売が好調に推移するなどシューズ事業の拡大を進めています。
これらの結果、アスレチックウェア及びその関連商品の売上高は45,065百万円(前年同四半期比2.7%減)となりました。
(ゴルフウェア及びその関連商品)
ゴルフカテゴリーにおいては、国内外で「デサント」が引き続き好調で増収となったものの、国内外で「マンシングウェア」、海外で「ルコックスポルティフ」が苦戦し、結果、全体として売上高は前年同四半期より減少しました。
ゴルフブランド全体のトピックスとして、9月に開催されたLPGAツアー「第50回デサントレディース東海クラシック」を東海テレビ放送株式会社と共同で主催しました。第50回となる今大会は、これまでの「マンシングウェアレディース東海クラシック」からトーナメント名を刷新し、当社が展開する6つのゴルフブランドにて大会を盛り上げました。入場者数は50年のトーナメント史上最多の約25,000人を記録するなど高い注目度を集めました。
「デサント」においては、9月に開催されたLPGAツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」にて契約プロの柏原明日架プロがキャリア初の優勝を成し遂げ、ブランド価値向上に貢献しました。
「ルコックスポルティフ」においては、5月に中国で開催されたCLPGAツアー「ルコックスポルティフ北京レディースクラシック」に協賛し、ブランドロゴの露出等を通じてブランドアピールを行いました。
「マンシングウェア」においては4月に東京・銀座の旗艦店がオープン1周年を迎え、今後もゴルフウェアはもちろん、日常シーンで着用いただけるウェアを展開するとともに、ブランドの世界観を発信していきます。
これらの結果、ゴルフウェア及びその関連商品の売上高は17,155百万円(前年同四半期比1.2%減)となりました。
(アウトドアウェア及びその関連商品)
アウトドアウェア及びその関連商品の売上高は3,705百万円(前年同四半期比19.2%増)となりました。
その他のトピックスとして、当社の研究開発拠点“DISC OSAKA(ディスクオオサカ)”が快適で機能的なオフィスを表彰する第32回「日経ニューオフィス推進賞」を受賞しました。様々な人や情報が交じり合い、スピード感のあるモノ創りやクリエイティブな発想ができるように、柱や壁を減らした吹き抜けの執務スペースや見通しの良いガラス張りの試験室といった特徴を備えた施設で、フリーアドレス制による課を超えた社員の交流を促すなど、ハード面とソフト面という両面での新たなモノ・コトを創造する拠点であるということが評価され同賞の受賞に至りました。当社は、今後もスポーツアパレルの研究開発拠点“DISC OSAKA”と韓国・釜山にあるシューズの研究開発拠点“DISC BUSAN(ディスクプサン)”の2つの「DISC」で様々な商品開発を行い、更なる「モノを創る力」の向上に努めてまいります。
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
財政状態の分析につきましては次のとおりであります。
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は112,718百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,037百万円減少致しました。
流動資産は前連結会計年度末に比べ6,510百万円減少し、71,540百万円となりました。これは主に現金及び預金の減少2,396百万円、受取手形及び売掛金の減少1,584百万円、流動資産その他に含まれる仮払税金の減少941百万円などによるものです。
固定資産は前連結会計年度末に比べ3,472百万円増加し、41,178百万円となりました。これは主に有形固定資産その他に含まれる使用権資産の増加4,678百万円などによるものです。
負債合計は前連結会計年度末に比べ989百万円減少し、36,320百万円となりました。これは主に支払手形及び買掛金の減少3,709百万円、固定負債その他に含まれるリース債務の増加2,985百万円などによるものです。
純資産は前連結会計年度末に比べ2,048百万円減少し、76,398百万円となりました。これは主に利益剰余金の増加250百万円、為替換算調整勘定の減少2,451百万円などによるものです。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末と同様の67.8%となりました。
キャッシュ・フローの状況につきましては次のとおりであります。
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ2,412百万円減少し、24,817百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、3,474百万円の収入超過(前第2四半期連結累計期間は2,324百万円の収入超過)となりました。これは主な減少要因として仕入債務の減少額3,445百万円、法人税等の支払額1,168百万円などがありましたが、税金等調整前四半期純利益2,906百万円、減価償却費3,027百万円、売上債権の減少額1,257百万円などの増加要因があったことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、1,234百万円の支出超過(前第2四半期連結累計期間は4,766百万円の支出超過)となりました。これは有形固定資産の取得による支出898百万円などによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、3,658百万円の支出超過(前第2四半期連結累計期間は2,109百万円の支出超過)となりました。これは主に配当金の支払額1,960百万円、リース債務の返済による支出1,257百万円などによるものです。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループが支出した研究開発費の総額は809百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の売上高は65,926百万円(前年同四半期比1.3%減)、営業利益は2,638百万円(前年同四半期比8.2%減)、経常利益は2,906百万円(前年同四半期比9.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,210百万円(前年同四半期比3.5%減)となりました。
報告セグメントの業績は次のとおりであります。
(日本)
アスレチックカテゴリーにおいては「デサント」は好調、「ルコックスポルティフ」は堅調に推移しましたが、「アンブロ」は苦戦しました。ゴルフカテゴリーにおいては「デサント」が好調に推移しましたが、「マンシングウェア」は苦戦しました。結果、日本全体として増収となりましたが、売価率の低下と直営店の増加等による販管費の増加が影響し、利益は前年を大幅に下回りました。
これらの結果、日本での売上高は29,301百万円(前年同四半期比1.2%増)、セグメント利益は795百万円(前年同四半期比22.0%減)となりました。
(アジア)
韓国においては「アンブロ」が好調、「デサント」は堅調に推移しましたが「マンシングウェア」は苦戦しました。香港、シンガポールにおいては「ルコックスポルティフ」が好調に推移しました。アジア全体として減収による売上総利益の減少により、利益は前年を下回りました。
これらの結果、アジアでの売上高は35,632百万円(前年同四半期比3.3%減)、セグメント利益は2,321百万円(前年同四半期比1.7%減)となりました。
(欧米)
「デサント」「イノヴェイト」の売上高が計画通りに推移した結果、欧米全体として増収による売上総利益が増加したことにより、営業損失は前年より若干縮小しました。
この結果、欧米での売上高は993百万円(前年同四半期比3.4%増)、セグメント損失は470百万円(前年同四半期は526百万円のセグメント損失)となりました。
品目別売上高の状況は次のとおりであります。
(アスレチックウェア及びその関連商品)
アスレチックカテゴリーにおいては、「デサント」が国内で、また「アンブロ」「ルコックスポルティフ」が海外で増収となったものの、国内では「アンブロ」が、海外では「デサント」が減収となり、結果、全体として売上高は前年同四半期より減少しました。
「デサント」においては、日本の直営店「DESCENTE BLANC」が9月に新たにオープンした二子玉川店も含め、引き続き好調を維持しています。9月には同ブランドの代表アイテム「水沢ダウン」を販売開始しました。新規デザインの販売と共に、生産を行う当社グループ子会社であるデサントアパレル株式会社水沢工場(岩手県奥州市)の供給体制強化により、順調な滑り出しとなっています。
「ルコックスポルティフ」では同ブランドをアジア以外で展開するルコックスポルティフ・インターナショナル社と共同でフランスラグビー連盟とオフィシャルサプライヤー契約を締結しました。また、当社がオフィシャルスポンサーを務める「ツール・ド・フランス」の開催に関連して同大会通算5勝の英雄、ベルナール・イノー氏を日本・中国に招待しイベントを実施するなど、契約チームやイベントに絡めた施策の実施によりブランドイメージの向上を図りました。
「アリーナ」においては7月に開催された「第18回世界水泳選手権大会」(韓国・光州)にて瀬戸大也選手(所属:ANA/JSS毛呂山)が、当社が当大会に向けて開発した「アルティメットアクアフォース」を着用して200m・400m個人メドレーで金メダルを獲得する等、契約選手が活躍しブランドアピールに貢献しました。
「アンブロ」においては高い断熱効果を発揮する塗料「GAINA(ガイナ)」を国内で初めてシューズに搭載したサッカースパイクを開発しました。また韓国においては1月に新発売したダッドスニーカー「BUCKY」の販売が好調に推移するなどシューズ事業の拡大を進めています。
これらの結果、アスレチックウェア及びその関連商品の売上高は45,065百万円(前年同四半期比2.7%減)となりました。
(ゴルフウェア及びその関連商品)
ゴルフカテゴリーにおいては、国内外で「デサント」が引き続き好調で増収となったものの、国内外で「マンシングウェア」、海外で「ルコックスポルティフ」が苦戦し、結果、全体として売上高は前年同四半期より減少しました。
ゴルフブランド全体のトピックスとして、9月に開催されたLPGAツアー「第50回デサントレディース東海クラシック」を東海テレビ放送株式会社と共同で主催しました。第50回となる今大会は、これまでの「マンシングウェアレディース東海クラシック」からトーナメント名を刷新し、当社が展開する6つのゴルフブランドにて大会を盛り上げました。入場者数は50年のトーナメント史上最多の約25,000人を記録するなど高い注目度を集めました。
「デサント」においては、9月に開催されたLPGAツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」にて契約プロの柏原明日架プロがキャリア初の優勝を成し遂げ、ブランド価値向上に貢献しました。
「ルコックスポルティフ」においては、5月に中国で開催されたCLPGAツアー「ルコックスポルティフ北京レディースクラシック」に協賛し、ブランドロゴの露出等を通じてブランドアピールを行いました。
「マンシングウェア」においては4月に東京・銀座の旗艦店がオープン1周年を迎え、今後もゴルフウェアはもちろん、日常シーンで着用いただけるウェアを展開するとともに、ブランドの世界観を発信していきます。
これらの結果、ゴルフウェア及びその関連商品の売上高は17,155百万円(前年同四半期比1.2%減)となりました。
(アウトドアウェア及びその関連商品)
アウトドアウェア及びその関連商品の売上高は3,705百万円(前年同四半期比19.2%増)となりました。
その他のトピックスとして、当社の研究開発拠点“DISC OSAKA(ディスクオオサカ)”が快適で機能的なオフィスを表彰する第32回「日経ニューオフィス推進賞」を受賞しました。様々な人や情報が交じり合い、スピード感のあるモノ創りやクリエイティブな発想ができるように、柱や壁を減らした吹き抜けの執務スペースや見通しの良いガラス張りの試験室といった特徴を備えた施設で、フリーアドレス制による課を超えた社員の交流を促すなど、ハード面とソフト面という両面での新たなモノ・コトを創造する拠点であるということが評価され同賞の受賞に至りました。当社は、今後もスポーツアパレルの研究開発拠点“DISC OSAKA”と韓国・釜山にあるシューズの研究開発拠点“DISC BUSAN(ディスクプサン)”の2つの「DISC」で様々な商品開発を行い、更なる「モノを創る力」の向上に努めてまいります。
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
財政状態の分析につきましては次のとおりであります。
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は112,718百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,037百万円減少致しました。
流動資産は前連結会計年度末に比べ6,510百万円減少し、71,540百万円となりました。これは主に現金及び預金の減少2,396百万円、受取手形及び売掛金の減少1,584百万円、流動資産その他に含まれる仮払税金の減少941百万円などによるものです。
固定資産は前連結会計年度末に比べ3,472百万円増加し、41,178百万円となりました。これは主に有形固定資産その他に含まれる使用権資産の増加4,678百万円などによるものです。
負債合計は前連結会計年度末に比べ989百万円減少し、36,320百万円となりました。これは主に支払手形及び買掛金の減少3,709百万円、固定負債その他に含まれるリース債務の増加2,985百万円などによるものです。
純資産は前連結会計年度末に比べ2,048百万円減少し、76,398百万円となりました。これは主に利益剰余金の増加250百万円、為替換算調整勘定の減少2,451百万円などによるものです。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末と同様の67.8%となりました。
キャッシュ・フローの状況につきましては次のとおりであります。
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ2,412百万円減少し、24,817百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、3,474百万円の収入超過(前第2四半期連結累計期間は2,324百万円の収入超過)となりました。これは主な減少要因として仕入債務の減少額3,445百万円、法人税等の支払額1,168百万円などがありましたが、税金等調整前四半期純利益2,906百万円、減価償却費3,027百万円、売上債権の減少額1,257百万円などの増加要因があったことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、1,234百万円の支出超過(前第2四半期連結累計期間は4,766百万円の支出超過)となりました。これは有形固定資産の取得による支出898百万円などによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、3,658百万円の支出超過(前第2四半期連結累計期間は2,109百万円の支出超過)となりました。これは主に配当金の支払額1,960百万円、リース債務の返済による支出1,257百万円などによるものです。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループが支出した研究開発費の総額は809百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。