四半期報告書-第66期第2四半期(令和4年4月1日-令和4年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間は、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益において、過去最高益となりました。
デサントジャパン株式会社は、営業利益も含めた各利益項目において過去最高益となり、大きな利益貢献を果たしました。その主な要因は、第1四半期累計期間で達成した低水準の返品率・値引率の維持および、『アリーナ』を始めとする各ブランドの増収増益です。また、韓国では『アンブロ』の増収増益など、引き続きアスレチックカテゴリーが牽引しています。中国においては、4月以降のロックダウンがあったものの、事業の早期回復へ向けた取り組みによって、影響は軽微でした。その結果、当第2四半期連結累計期間における全セグメント売上高は前年同四半期比14.6%増の57,210百万円となりました。
売上総利益は増収に伴って増加し、販管費については、日本及び韓国共に賞与の増加に伴う人件費増や韓国での売上に連動する販売手数料などの変動費の増加があったため、前年同四半期比9.2%増の28,380百万円となりましたが、販管費率は前年同四半期比2.4%減少しました。それにより、営業利益は4,895百万円(前年同四半期比80.4%増)で、第1四半期累計期間に引き続き大幅な増益となりました。
また、韓国の持分法適用関連会社であるARENA KOREA LTD.および中国の持分法適用関連会社であるDESCENTE CHINA HOLDING LTD.(以下、DCH)の業績伸長により持分法による投資利益が増加したことで営業外収益が増加し、経常利益は前年同四半期比68.3%増の6,740百万円となりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は57,210百万円(前年同四半期比14.6%増)、営業利益は4,895百万円(前年同四半期比80.4%増)、経常利益は6,740百万円(前年同四半期比68.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5,132百万円(前年同四半期比106.3%増)となりました。
報告セグメントの業績は次のとおりであります。主要な在外子会社の決算期は12月であり、各セグメントの業績には持分法適用関連会社の数値は含まれておりません。
(日本)
当第2四半期連結累計期間においては、円安の進行や第1四半期決算公表時に懸念していた新型コロナ感染再拡大の影響は軽微であり、引き続きDTC事業を中心とした各流通での売上が好調に推移したことで、売上高は25,686百万円(前年同四半期比14.8%増)の大幅増収となりました。ブランドでは、『デサント』において大谷翔平選手を起用した渋谷での屋外広告や「MIZUSAWA Tシャツ」が注目を集め、8月から開始した直営店や自社ECでの水沢ダウンの予約販売も好調に推移しております。『アリーナ』は中高生を対象とした大会での着用シェアが高まり、旗艦店を中心とした直営店でトップスイマー着用モデルの売上を伸ばしました。また、返品率・値引率も低い水準を維持できたことで、売上総利益も大幅に増えました。販管費は、人件費や売上増に伴う費用の増加などがあったものの売上高及び売上総利益の増加が販管費増を大きく上回り、当セグメント利益は3,205百万円(前年同四半期比106.1%増)となりました。発注量のコントロールおよび消化率が高まったことにより、棚卸資産は前年同四半期比で2,462百万円削減され、適正な水準に近づいております。以上のことから大幅な増収増益となり、日本セグメントとしては、過去最高益となりました。
これらの結果、日本での売上高は25,686百万円(前年同四半期比14.8%増)、セグメント利益は3,205百万円(前年同四半期は1,555百万円のセグメント利益)となりました。
(韓国)
韓国では、6月下旬に新型コロナ再流行の兆しがあったものの経済活動への影響は少なく、売上高は前年同四半期比で大幅に増加しました。引き続き『アンブロ』が前年同四半期比66%増と大きな伸長を見せ、売上・利益共に貢献するブランドに成長しました。増収の結果、セグメント利益も1,999百万円(前年同四半期比326.4%増)となりました。
これらの結果、韓国での売上高は28,229百万円(前年同四半期比14.1%増)、セグメント利益は1,999百万円(前年同四半期は468百万円のセグメント利益)となりました。
(中国)
香港では、新型コロナによる厳しい規制が緩和され徐々に経済活動が再開された一方、4月以降には中国本土の上海市を中心に大規模なロックダウンが発生しました。約2か月間の店舗の営業停止や物流倉庫の閉鎖などがありましたが、6月のECイベントでの売上伸長等で影響を緩和することができました。また、第1四半期連結累計期間より子会社化したアリーナ上海有限公司を中国セグメントに加えております。結果としてセグメント売上高は前年同四半期比7.1%増の2,205百万円に増加しましたが、セグメント利益は前年同四半期比104百万円減となりました。なお、セグメント損益には含まれませんが、持分法適用関連会社であるDCHはロックダウンの影響を受けたものの、当第2四半期連結累計期間において、前年よりも業績が大きく伸長しました。
これらの結果、中国での売上高は2,205百万円(前年同四半期比7.1%増)、セグメント利益は130百万円(前年同四半期は235百万円のセグメント利益)となりました。
品目別売上高の状況は次のとおりであります。
(アスレチックウェア及びその関連商品)
『デサント』が引き続き日本・韓国・中国全てにおいて売上を牽引しています。また、『アリーナ』は日本と韓国において好調に推移、韓国における『アンブロ』も好調を維持しており、全体としてアスレチックウェアカテゴリーの売上高は35,738百万円(前年同四半期比16.1%増)となりました。
(ゴルフウェア及びその関連商品)
引き続きゴルフ人気は続いているものの、韓国においては新興ブランドの増加によって競争が激化しております。また、中国では上海など都市部のロックダウンの影響を受け、『マンシングウェア』が苦戦しました。一方、『デサント』は全エリアで増収、日本では『ランバン スポール』『スリクソン』も含め、すべてのゴルフブランドが増収となり、好調を維持しております。これらの結果、ゴルフカテゴリーの売上高は17,815百万円(前年同四半期比13.1%増)となりました。
(全社的な取り組み)
事業改革が順調に進んでいる日本においては、今後の更なるDTC事業拡大へ向けて、顧客満足度の向上や新規顧客の開拓など様々な取り組みを行っております。自社ECでは、パッケージでもお客様に楽しんでいただくために、期間限定でデザイン性のあるパッケージを制作しています。9月に発表となった日本パッケージデザイン大賞2023では、すごろくをデザインしたパッケージ「ホリデーSPECIAL BOX」が、美粧性やすごろくの中に様々なブランドを登場させるデザインが次の購買意欲につなげる販促効果を果たすと評価され、銀賞を受賞しました。人気アニメ『TIGER & BUNNY 2』とのコラボ商品の発売においては、納期遅延が起きてしまったものの、SNSで発信したお詫びメールが女性を中心とした新たなファンの心を掴み、SNS上で反響を呼ぶとともに、完売しました。
日本・韓国での共同マーケティングとして、『デサント』と高級車『マセラティ』によるコラボレーション商品を発売し、スーパースポーツカー「MC20」を彷彿とさせるアイテムが人気を博しました。
モノづくりにおいては、新たな挑戦として、『アリーナ』で動きやすさを追求したテープのない特殊なファスナーを採用したオールインワン水着を開発。ファスナー部分の強度とストレッチ性を両立させるため、競泳用トップモデルの生産で培った接着縫製技術をもつデサントアパレル株式会社の西都工場(宮崎県)で縫製しています。
SDGsを実現する取り組みとして、日本では契約アスリートが“Team DESCENTE”として活動しています。当第2四半期連結累計期間には、東洋英和女学院大学での「栗原恵(元バレーボール選手)さんとSDGsについて考える特別授業」や、水沼尚輝選手(競泳)と海洋ごみ問題を考える「海ごみゼロフェスティバルin芳賀町」を実施しました。DESCENTE KOREA LTD.はスポーツ振興活動を目的とした財団法人デサントスポーツ財団に対して、2013年の設立以降、後援金寄付を継続し、スポーツ振興を支援しています。デサントスポーツ財団は、児童・青少年の健康と体力増進のための「MOVE SPORT Campaign」を実施し、児童・青少年に対してはスポーツ教室を、指導者に対しては講習会を開催しました。また、スポーツに関する幅広い学術研究を扱う「2022年体育週間記念学術大会」において優れた学術研究に助成金を拠出し、学術研究の支援も行っています。当社は今後もマテリアリティに基づき、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けてまいります。
財政状態の分析につきましては次のとおりであります。
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は127,178百万円となり、前連結会計年度末に比べ10,802百万円増加致しました。
流動資産は前連結会計年度末に比べ5,512百万円増加し、79,180百万円となりました。これは主に現金及び預金の増加2,408百万円、受取手形及び売掛金の増加2,309百万円などによるものです。
固定資産は前連結会計年度末に比べ5,290百万円増加し、47,998百万円となりました。これは主に投資その他の資産に含まれる投資有価証券の増加3,502百万円などによるものです。
負債合計は前連結会計年度末に比べ1,555百万円増加し、31,272百万円となりました。これは主に固定負債のその他に含まれるリース債務の増加2,507百万円などによるものです。
純資産は前連結会計年度末に比べ9,247百万円増加し、95,905百万円となりました。これは主に利益剰余金の増加3,245百万円、為替換算調整勘定の増加5,907百万円などによるものです。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末と比べ、0.9%増の75.4%となりました。
キャッシュ・フローの状況につきましては次のとおりであります。
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ4,855百万円減少し、27,902百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、4,710百万円の収入超過(前第2四半期連結累計期間は4,924百万円の収入超過)となりました。これは主な増加要因として、税金等調整前四半期純利益6,867百万円などがありましたが、売上債権の増加額1,629百万円、仕入債務の減少額1,329百万円などの減少要因があったことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、7,338百万円の支出超過(前第2四半期連結累計期間は579百万円の支出超過)となりました。これは定期預金の増加額6,730百万円によるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、3,026百万円の支出超過(前第2四半期連結累計期間は2,058百万円の支出超過)となりました。これは配当金の支払額1,886百万円、リース債務の返済による支出1,139百万円によるものです。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループが支出した研究開発費の総額は847百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間は、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益において、過去最高益となりました。
デサントジャパン株式会社は、営業利益も含めた各利益項目において過去最高益となり、大きな利益貢献を果たしました。その主な要因は、第1四半期累計期間で達成した低水準の返品率・値引率の維持および、『アリーナ』を始めとする各ブランドの増収増益です。また、韓国では『アンブロ』の増収増益など、引き続きアスレチックカテゴリーが牽引しています。中国においては、4月以降のロックダウンがあったものの、事業の早期回復へ向けた取り組みによって、影響は軽微でした。その結果、当第2四半期連結累計期間における全セグメント売上高は前年同四半期比14.6%増の57,210百万円となりました。
売上総利益は増収に伴って増加し、販管費については、日本及び韓国共に賞与の増加に伴う人件費増や韓国での売上に連動する販売手数料などの変動費の増加があったため、前年同四半期比9.2%増の28,380百万円となりましたが、販管費率は前年同四半期比2.4%減少しました。それにより、営業利益は4,895百万円(前年同四半期比80.4%増)で、第1四半期累計期間に引き続き大幅な増益となりました。
また、韓国の持分法適用関連会社であるARENA KOREA LTD.および中国の持分法適用関連会社であるDESCENTE CHINA HOLDING LTD.(以下、DCH)の業績伸長により持分法による投資利益が増加したことで営業外収益が増加し、経常利益は前年同四半期比68.3%増の6,740百万円となりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は57,210百万円(前年同四半期比14.6%増)、営業利益は4,895百万円(前年同四半期比80.4%増)、経常利益は6,740百万円(前年同四半期比68.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5,132百万円(前年同四半期比106.3%増)となりました。
報告セグメントの業績は次のとおりであります。主要な在外子会社の決算期は12月であり、各セグメントの業績には持分法適用関連会社の数値は含まれておりません。
(日本)
当第2四半期連結累計期間においては、円安の進行や第1四半期決算公表時に懸念していた新型コロナ感染再拡大の影響は軽微であり、引き続きDTC事業を中心とした各流通での売上が好調に推移したことで、売上高は25,686百万円(前年同四半期比14.8%増)の大幅増収となりました。ブランドでは、『デサント』において大谷翔平選手を起用した渋谷での屋外広告や「MIZUSAWA Tシャツ」が注目を集め、8月から開始した直営店や自社ECでの水沢ダウンの予約販売も好調に推移しております。『アリーナ』は中高生を対象とした大会での着用シェアが高まり、旗艦店を中心とした直営店でトップスイマー着用モデルの売上を伸ばしました。また、返品率・値引率も低い水準を維持できたことで、売上総利益も大幅に増えました。販管費は、人件費や売上増に伴う費用の増加などがあったものの売上高及び売上総利益の増加が販管費増を大きく上回り、当セグメント利益は3,205百万円(前年同四半期比106.1%増)となりました。発注量のコントロールおよび消化率が高まったことにより、棚卸資産は前年同四半期比で2,462百万円削減され、適正な水準に近づいております。以上のことから大幅な増収増益となり、日本セグメントとしては、過去最高益となりました。
これらの結果、日本での売上高は25,686百万円(前年同四半期比14.8%増)、セグメント利益は3,205百万円(前年同四半期は1,555百万円のセグメント利益)となりました。
(韓国)
韓国では、6月下旬に新型コロナ再流行の兆しがあったものの経済活動への影響は少なく、売上高は前年同四半期比で大幅に増加しました。引き続き『アンブロ』が前年同四半期比66%増と大きな伸長を見せ、売上・利益共に貢献するブランドに成長しました。増収の結果、セグメント利益も1,999百万円(前年同四半期比326.4%増)となりました。
これらの結果、韓国での売上高は28,229百万円(前年同四半期比14.1%増)、セグメント利益は1,999百万円(前年同四半期は468百万円のセグメント利益)となりました。
(中国)
香港では、新型コロナによる厳しい規制が緩和され徐々に経済活動が再開された一方、4月以降には中国本土の上海市を中心に大規模なロックダウンが発生しました。約2か月間の店舗の営業停止や物流倉庫の閉鎖などがありましたが、6月のECイベントでの売上伸長等で影響を緩和することができました。また、第1四半期連結累計期間より子会社化したアリーナ上海有限公司を中国セグメントに加えております。結果としてセグメント売上高は前年同四半期比7.1%増の2,205百万円に増加しましたが、セグメント利益は前年同四半期比104百万円減となりました。なお、セグメント損益には含まれませんが、持分法適用関連会社であるDCHはロックダウンの影響を受けたものの、当第2四半期連結累計期間において、前年よりも業績が大きく伸長しました。
これらの結果、中国での売上高は2,205百万円(前年同四半期比7.1%増)、セグメント利益は130百万円(前年同四半期は235百万円のセグメント利益)となりました。
品目別売上高の状況は次のとおりであります。
(アスレチックウェア及びその関連商品)
『デサント』が引き続き日本・韓国・中国全てにおいて売上を牽引しています。また、『アリーナ』は日本と韓国において好調に推移、韓国における『アンブロ』も好調を維持しており、全体としてアスレチックウェアカテゴリーの売上高は35,738百万円(前年同四半期比16.1%増)となりました。
(ゴルフウェア及びその関連商品)
引き続きゴルフ人気は続いているものの、韓国においては新興ブランドの増加によって競争が激化しております。また、中国では上海など都市部のロックダウンの影響を受け、『マンシングウェア』が苦戦しました。一方、『デサント』は全エリアで増収、日本では『ランバン スポール』『スリクソン』も含め、すべてのゴルフブランドが増収となり、好調を維持しております。これらの結果、ゴルフカテゴリーの売上高は17,815百万円(前年同四半期比13.1%増)となりました。
(全社的な取り組み)
事業改革が順調に進んでいる日本においては、今後の更なるDTC事業拡大へ向けて、顧客満足度の向上や新規顧客の開拓など様々な取り組みを行っております。自社ECでは、パッケージでもお客様に楽しんでいただくために、期間限定でデザイン性のあるパッケージを制作しています。9月に発表となった日本パッケージデザイン大賞2023では、すごろくをデザインしたパッケージ「ホリデーSPECIAL BOX」が、美粧性やすごろくの中に様々なブランドを登場させるデザインが次の購買意欲につなげる販促効果を果たすと評価され、銀賞を受賞しました。人気アニメ『TIGER & BUNNY 2』とのコラボ商品の発売においては、納期遅延が起きてしまったものの、SNSで発信したお詫びメールが女性を中心とした新たなファンの心を掴み、SNS上で反響を呼ぶとともに、完売しました。
日本・韓国での共同マーケティングとして、『デサント』と高級車『マセラティ』によるコラボレーション商品を発売し、スーパースポーツカー「MC20」を彷彿とさせるアイテムが人気を博しました。
モノづくりにおいては、新たな挑戦として、『アリーナ』で動きやすさを追求したテープのない特殊なファスナーを採用したオールインワン水着を開発。ファスナー部分の強度とストレッチ性を両立させるため、競泳用トップモデルの生産で培った接着縫製技術をもつデサントアパレル株式会社の西都工場(宮崎県)で縫製しています。
SDGsを実現する取り組みとして、日本では契約アスリートが“Team DESCENTE”として活動しています。当第2四半期連結累計期間には、東洋英和女学院大学での「栗原恵(元バレーボール選手)さんとSDGsについて考える特別授業」や、水沼尚輝選手(競泳)と海洋ごみ問題を考える「海ごみゼロフェスティバルin芳賀町」を実施しました。DESCENTE KOREA LTD.はスポーツ振興活動を目的とした財団法人デサントスポーツ財団に対して、2013年の設立以降、後援金寄付を継続し、スポーツ振興を支援しています。デサントスポーツ財団は、児童・青少年の健康と体力増進のための「MOVE SPORT Campaign」を実施し、児童・青少年に対してはスポーツ教室を、指導者に対しては講習会を開催しました。また、スポーツに関する幅広い学術研究を扱う「2022年体育週間記念学術大会」において優れた学術研究に助成金を拠出し、学術研究の支援も行っています。当社は今後もマテリアリティに基づき、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けてまいります。
財政状態の分析につきましては次のとおりであります。
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は127,178百万円となり、前連結会計年度末に比べ10,802百万円増加致しました。
流動資産は前連結会計年度末に比べ5,512百万円増加し、79,180百万円となりました。これは主に現金及び預金の増加2,408百万円、受取手形及び売掛金の増加2,309百万円などによるものです。
固定資産は前連結会計年度末に比べ5,290百万円増加し、47,998百万円となりました。これは主に投資その他の資産に含まれる投資有価証券の増加3,502百万円などによるものです。
負債合計は前連結会計年度末に比べ1,555百万円増加し、31,272百万円となりました。これは主に固定負債のその他に含まれるリース債務の増加2,507百万円などによるものです。
純資産は前連結会計年度末に比べ9,247百万円増加し、95,905百万円となりました。これは主に利益剰余金の増加3,245百万円、為替換算調整勘定の増加5,907百万円などによるものです。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末と比べ、0.9%増の75.4%となりました。
キャッシュ・フローの状況につきましては次のとおりであります。
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ4,855百万円減少し、27,902百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、4,710百万円の収入超過(前第2四半期連結累計期間は4,924百万円の収入超過)となりました。これは主な増加要因として、税金等調整前四半期純利益6,867百万円などがありましたが、売上債権の増加額1,629百万円、仕入債務の減少額1,329百万円などの減少要因があったことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、7,338百万円の支出超過(前第2四半期連結累計期間は579百万円の支出超過)となりました。これは定期預金の増加額6,730百万円によるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、3,026百万円の支出超過(前第2四半期連結累計期間は2,058百万円の支出超過)となりました。これは配当金の支払額1,886百万円、リース債務の返済による支出1,139百万円によるものです。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループが支出した研究開発費の総額は847百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。