四半期報告書-第68期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)
文中の将来に関する事項は、四半期報告書提出日時点において判断したものです。
(1) 経営成績等の状況
当第3四半期連結累計期間は、半導体の供給不足をはじめとするサプライチェーンの混乱等の影響はあったものの、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種の進展に伴い、経済活動の回復が進みました。当社においては、事業環境の改善に加えて、主に5Gや半導体関連市場向けの旺盛な部品需要に対して、2019年3月期(2018年4月1日から2019年3月31日まで)以降、戦略的に実施してきた設備投資により、タイムリーに増産できたことも寄与し、すべてのレポーティングセグメントで前第3四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年12月31日まで)に比べ増収増益となりました。
この結果、売上高は前第3四半期連結累計期間に比べ255,131百万円(23.2%)増加の1,355,665百万円となり、第3四半期連結累計期間として過去最高を更新しました。利益については、増収効果及び各部門での生産性向上並びに原価低減への取り組みに加え、前第3四半期連結累計期間に計上したスマートエナジー事業における減損損失約115億円の影響がなくなったことも寄与し、前第3四半期連結累計期間に比べ増加しました。営業利益は前第3四半期連結累計期間に比べ75,475百万円(175.6%)増加の118,458百万円、税引前利益は同75,887百万円(87.0%)増加の163,103百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同55,902百万円(87.4%)増加の119,833百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間の平均為替レートは、対米ドルは前第3四半期連結累計期間に比べ5円(4.7%)円安の111円、対ユーロは9円(7.4%)円安の131円となりました。この結果、当第3四半期連結累計期間の邦貨換算後の売上高は、前第3四半期連結累計期間に比べ約470億円、税引前利益は約150億円押し上げられました。
[レポーティングセグメントの状況]
(注)当連結会計年度よりレポーティングセグメントの区分を変更しています。この変更に伴い、前第3四半期連結累計期間の経営成績についても同様の区分に組み替えて表示しています。詳細は、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 注記5.セグメント情報」を参照ください。
レポーティングセグメント別の業績は次のとおりです。
a. コアコンポーネント
当第3四半期連結累計期間の売上高は、前第3四半期連結累計期間の309,214百万円と比較し、75,117百万円(24.3%)増加の384,331百万円となりました。事業利益は、前第3四半期連結累計期間の19,384百万円と比較し、25,972百万円(134.0%)増加の45,356百万円となり、利益率は6.3%から11.8%へと向上しました。
半導体製造装置用ファインセラミック部品に加え、5Gや自動車関連市場向けセラミックパッケージ及び有機基板等の高付加価値製品を中心に需要が増加したことにより、増収増益となりました。
b. 電子部品
当第3四半期連結累計期間の売上高は、前第3四半期連結累計期間の198,903百万円と比較し、50,655百万円(25.5%)増加の249,558百万円となりました。事業利益は、前第3四半期連結累計期間の15,979百万円と比較し、23,853百万円(149.3%)増加の39,832百万円となり、利益率は8.0%から16.0%へと向上しました。
自動車関連市場や産業市場等での回復に加え、5Gや半導体関連市場向けに高付加価値な小型高容量コンデンサや水晶部品等の需要が増加したことを主因に、増収増益となりました。
c. ソリューション
当第3四半期連結累計期間の売上高は、前第3四半期連結累計期間の596,841百万円と比較し、125,817百万円(21.1%)増加の722,658百万円となりました。事業利益は、前第3四半期連結累計期間の14,709百万円と比較し、39,142百万円(266.1%)増加の53,851百万円となり、利益率は2.5%から7.5%へと向上しました。
「機械工具」事業は、切削工具、空圧・電動工具ともに売上が増加しました。また、「ドキュメントソリューション」事業は、機器及び消耗品の販売が米国を中心に回復しました。
事業利益は、増収及びスマートエナジー事業における減損損失約115億円の影響がなくなったことにより、増加しました。
(2) キャッシュ・フローの状況
現金及び現金同等物の当第3四半期連結会計期間末残高は、前連結会計年度末残高の386,727百万円に比べ1,558百万円(0.4%)増加し、388,285百万円となりました。
a. 営業活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・インは、前第3四半期連結累計期間の153,306百万円に比べ4,119百万円(2.7%)増加し、157,425百万円となりました。これは主に棚卸資産が増加した一方、四半期利益が増加したことによるものです。
b. 投資活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・アウトは、前第3四半期連結累計期間の133,145百万円に比べ76,126百万円(57.2%)減少し、57,019百万円となりました。これは主に定期預金の解約及び有価証券の償還が増加したことに加え、事業取得による支出が減少したことによるものです。
c. 財務活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・アウトは、前第3四半期連結累計期間の72,557百万円に比べ31,788百万円(43.8%)増加し、104,345百万円となりました。これは主に自己株式の取得による支出及び配当金の支払額が増加したことによるものです。
(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資金調達の源泉は、主に営業活動によって獲得した現金です。当第3四半期連結会計期間末において現金及び現金同等物を388,285百万円保有しています。また、当第3四半期連結会計期間末の借入金残高は95,569百万円です。当社の借入は、主として円建であり、一部の海外子会社にて米ドル建やユーロ建等の借入を行っています。
当連結会計年度における当社の主な資金需要は、営業活動上の運転資金に加えて、設備投資及び研究開発のための資金、配当金の支払、並びに自己株式の取得等ですが、これらの資金需要については、自己資金の範囲で対応できると考えています。
また、仮に一時的に多額の資金需要が生じた場合には、金融機関からの追加の借入や、社債、株式の発行といった他の資金調達手段を有しています。ただし、現時点では格付機関による信用格付に影響を与えるような外部からの資金調達を行う予定はありません。
なお、当第3四半期連結累計期間において、資金の流動性に重大な問題は生じていませんが、今後主要市場での需要動向が悪化した場合や、製品価格が大きく下落した場合などにおいては、当社の資金の流動性に悪影響を及ぼす可能性があります。
(4) 重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断
当社の前連結会計年度末時点における見積り及び判断は、引き続き新型コロナウイルス感染症による景気への影響が懸念されるものの、各国における様々な感染防止及び経済対策により、世界経済は前連結会計年度に比べ回復に向かうものと仮定して算定しています。
当該感染症の将来における影響は、依然として不確実性が高い状況にありますが、現時点において、前連結会計年度末時点における見積り及び判断について重要な影響を与える事象は認識していません。
従って、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断の記載について、重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した優先的に対処すべき課題はありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した内容について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費は、前第3四半期連結累計期間の54,242百万円から7,232百万円(13.3%)増加し、61,474百万円となりました。なお、第1四半期(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)の四半期報告書に記載した研究開発活動の状況について重要な変更はありません。
(7) 生産、受注及び販売の実績
(注)1 当社は、需要の増加や顧客の要求、市場の変化等に柔軟に対応して生産活動を行っており、生産実績は販売実績に類似しています。このため、生産及び販売の実績は「(1) 経営成績等の状況 [レポーティングセグメントの状況]」に関連付けて示しています。
2 当連結会計年度よりレポーティングセグメントの区分を変更しています。この変更に伴い、前第3四半期連結累計期間の受注高についても同様の区分に組み替えて表示しています。詳細は、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 注記5.セグメント情報」を参照ください。
(1) 経営成績等の状況
| (百万円) | ||||||
| 前第3四半期連結累計期間 (自 2020年 4月 1日 至 2020年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2021年 4月 1日 至 2021年12月31日) | 増 減 | ||||
| 金 額 | 売上高比 (%) | 金 額 | 売上高比 (%) | 増減金額 | 増減率 (%) | |
| 売上高 | 1,100,534 | 100.0 | 1,355,665 | 100.0 | 255,131 | 23.2 |
| 営業利益 | 42,983 | 3.9 | 118,458 | 8.7 | 75,475 | 175.6 |
| 税引前利益 | 87,216 | 7.9 | 163,103 | 12.0 | 75,887 | 87.0 |
| 親会社の所有者に帰属する四半期利益 | 63,931 | 5.8 | 119,833 | 8.8 | 55,902 | 87.4 |
| 米ドル平均為替レート (円) | 106 | - | 111 | - | - | - |
| ユーロ平均為替レート (円) | 122 | - | 131 | - | - | - |
当第3四半期連結累計期間は、半導体の供給不足をはじめとするサプライチェーンの混乱等の影響はあったものの、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種の進展に伴い、経済活動の回復が進みました。当社においては、事業環境の改善に加えて、主に5Gや半導体関連市場向けの旺盛な部品需要に対して、2019年3月期(2018年4月1日から2019年3月31日まで)以降、戦略的に実施してきた設備投資により、タイムリーに増産できたことも寄与し、すべてのレポーティングセグメントで前第3四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年12月31日まで)に比べ増収増益となりました。
この結果、売上高は前第3四半期連結累計期間に比べ255,131百万円(23.2%)増加の1,355,665百万円となり、第3四半期連結累計期間として過去最高を更新しました。利益については、増収効果及び各部門での生産性向上並びに原価低減への取り組みに加え、前第3四半期連結累計期間に計上したスマートエナジー事業における減損損失約115億円の影響がなくなったことも寄与し、前第3四半期連結累計期間に比べ増加しました。営業利益は前第3四半期連結累計期間に比べ75,475百万円(175.6%)増加の118,458百万円、税引前利益は同75,887百万円(87.0%)増加の163,103百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同55,902百万円(87.4%)増加の119,833百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間の平均為替レートは、対米ドルは前第3四半期連結累計期間に比べ5円(4.7%)円安の111円、対ユーロは9円(7.4%)円安の131円となりました。この結果、当第3四半期連結累計期間の邦貨換算後の売上高は、前第3四半期連結累計期間に比べ約470億円、税引前利益は約150億円押し上げられました。
[レポーティングセグメントの状況]
| レポーティングセグメント別売上高 | (百万円) | ||||||
| 前第3四半期連結累計期間 (自 2020年 4月 1日 至 2020年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2021年 4月 1日 至 2021年12月31日) | 増 減 | |||||
| 金 額 | 構成比 (%) | 金 額 | 構成比 (%) | 増減金額 | 増減率 (%) | ||
| コアコンポーネント | 309,214 | 28.1 | 384,331 | 28.4 | 75,117 | 24.3 | |
| 産業・車載用部品 | 97,461 | 8.8 | 127,534 | 9.4 | 30,073 | 30.9 | |
| 半導体関連部品 | 193,305 | 17.6 | 236,479 | 17.5 | 43,174 | 22.3 | |
| その他 | 18,448 | 1.7 | 20,318 | 1.5 | 1,870 | 10.1 | |
| 電子部品 | 198,903 | 18.1 | 249,558 | 18.4 | 50,655 | 25.5 | |
| ソリューション | 596,841 | 54.2 | 722,658 | 53.3 | 125,817 | 21.1 | |
| 機械工具 | 139,249 | 12.7 | 184,586 | 13.6 | 45,337 | 32.6 | |
| ドキュメントソリューション | 226,081 | 20.5 | 270,152 | 19.9 | 44,071 | 19.5 | |
| コミュニケーション | 164,926 | 15.0 | 191,006 | 14.1 | 26,080 | 15.8 | |
| その他 | 66,585 | 6.0 | 76,914 | 5.7 | 10,329 | 15.5 | |
| その他の事業 | 12,746 | 1.2 | 20,600 | 1.5 | 7,854 | 61.6 | |
| 調整及び消去 | △17,170 | △1.6 | △21,482 | △1.6 | △4,312 | - | |
| 売上高 | 1,100,534 | 100.0 | 1,355,665 | 100.0 | 255,131 | 23.2 | |
| レポーティングセグメント別利益(△損失) | (百万円) | ||||||
| 前第3四半期連結累計期間 (自 2020年 4月 1日 至 2020年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2021年 4月 1日 至 2021年12月31日) | 増 減 | |||||
| 金 額 | 売上高比 (%) | 金 額 | 売上高比 (%) | 増減金額 | 増減率 (%) | ||
| コアコンポーネント | 19,384 | 6.3 | 45,356 | 11.8 | 25,972 | 134.0 | |
| 産業・車載用部品 | 1,155 | 1.2 | 15,096 | 11.8 | 13,941 | - | |
| 半導体関連部品 | 19,491 | 10.1 | 31,544 | 13.3 | 12,053 | 61.8 | |
| その他 | △1,262 | - | △1,284 | - | △22 | - | |
| 電子部品 | 15,979 | 8.0 | 39,832 | 16.0 | 23,853 | 149.3 | |
| ソリューション | 14,709 | 2.5 | 53,851 | 7.5 | 39,142 | 266.1 | |
| 機械工具 | 9,791 | 7.0 | 21,019 | 11.4 | 11,228 | 114.7 | |
| ドキュメントソリューション | 18,351 | 8.1 | 25,304 | 9.4 | 6,953 | 37.9 | |
| コミュニケーション | 6,906 | 4.2 | 11,358 | 5.9 | 4,452 | 64.5 | |
| その他 | △20,339 | - | △3,830 | - | 16,509 | - | |
| その他の事業 | △1,700 | - | △10,551 | - | △8,851 | - | |
| 事業利益計 | 48,372 | 4.4 | 128,488 | 9.5 | 80,116 | 165.6 | |
| 本社部門損益等 | 38,844 | - | 34,615 | - | △4,229 | △10.9 | |
| 税引前利益 | 87,216 | 7.9 | 163,103 | 12.0 | 75,887 | 87.0 | |
(注)当連結会計年度よりレポーティングセグメントの区分を変更しています。この変更に伴い、前第3四半期連結累計期間の経営成績についても同様の区分に組み替えて表示しています。詳細は、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 注記5.セグメント情報」を参照ください。
レポーティングセグメント別の業績は次のとおりです。
a. コアコンポーネント
当第3四半期連結累計期間の売上高は、前第3四半期連結累計期間の309,214百万円と比較し、75,117百万円(24.3%)増加の384,331百万円となりました。事業利益は、前第3四半期連結累計期間の19,384百万円と比較し、25,972百万円(134.0%)増加の45,356百万円となり、利益率は6.3%から11.8%へと向上しました。
半導体製造装置用ファインセラミック部品に加え、5Gや自動車関連市場向けセラミックパッケージ及び有機基板等の高付加価値製品を中心に需要が増加したことにより、増収増益となりました。
b. 電子部品
当第3四半期連結累計期間の売上高は、前第3四半期連結累計期間の198,903百万円と比較し、50,655百万円(25.5%)増加の249,558百万円となりました。事業利益は、前第3四半期連結累計期間の15,979百万円と比較し、23,853百万円(149.3%)増加の39,832百万円となり、利益率は8.0%から16.0%へと向上しました。
自動車関連市場や産業市場等での回復に加え、5Gや半導体関連市場向けに高付加価値な小型高容量コンデンサや水晶部品等の需要が増加したことを主因に、増収増益となりました。
c. ソリューション
当第3四半期連結累計期間の売上高は、前第3四半期連結累計期間の596,841百万円と比較し、125,817百万円(21.1%)増加の722,658百万円となりました。事業利益は、前第3四半期連結累計期間の14,709百万円と比較し、39,142百万円(266.1%)増加の53,851百万円となり、利益率は2.5%から7.5%へと向上しました。
「機械工具」事業は、切削工具、空圧・電動工具ともに売上が増加しました。また、「ドキュメントソリューション」事業は、機器及び消耗品の販売が米国を中心に回復しました。
事業利益は、増収及びスマートエナジー事業における減損損失約115億円の影響がなくなったことにより、増加しました。
(2) キャッシュ・フローの状況
| (百万円) |
| 前第3四半期連結累計期間 (自 2020年 4月 1日 至 2020年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2021年 4月 1日 至 2021年12月31日) | 増減金額 | |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 153,306 | 157,425 | 4,119 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | △133,145 | △57,019 | 76,126 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | △72,557 | △104,345 | △31,788 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | △1,958 | 5,497 | 7,455 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | △54,354 | 1,558 | 55,912 |
| 現金及び現金同等物の期首残高 | 419,620 | 386,727 | △32,893 |
| 現金及び現金同等物の四半期末残高 | 365,266 | 388,285 | 23,019 |
現金及び現金同等物の当第3四半期連結会計期間末残高は、前連結会計年度末残高の386,727百万円に比べ1,558百万円(0.4%)増加し、388,285百万円となりました。
a. 営業活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・インは、前第3四半期連結累計期間の153,306百万円に比べ4,119百万円(2.7%)増加し、157,425百万円となりました。これは主に棚卸資産が増加した一方、四半期利益が増加したことによるものです。
b. 投資活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・アウトは、前第3四半期連結累計期間の133,145百万円に比べ76,126百万円(57.2%)減少し、57,019百万円となりました。これは主に定期預金の解約及び有価証券の償還が増加したことに加え、事業取得による支出が減少したことによるものです。
c. 財務活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・アウトは、前第3四半期連結累計期間の72,557百万円に比べ31,788百万円(43.8%)増加し、104,345百万円となりました。これは主に自己株式の取得による支出及び配当金の支払額が増加したことによるものです。
(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資金調達の源泉は、主に営業活動によって獲得した現金です。当第3四半期連結会計期間末において現金及び現金同等物を388,285百万円保有しています。また、当第3四半期連結会計期間末の借入金残高は95,569百万円です。当社の借入は、主として円建であり、一部の海外子会社にて米ドル建やユーロ建等の借入を行っています。
当連結会計年度における当社の主な資金需要は、営業活動上の運転資金に加えて、設備投資及び研究開発のための資金、配当金の支払、並びに自己株式の取得等ですが、これらの資金需要については、自己資金の範囲で対応できると考えています。
また、仮に一時的に多額の資金需要が生じた場合には、金融機関からの追加の借入や、社債、株式の発行といった他の資金調達手段を有しています。ただし、現時点では格付機関による信用格付に影響を与えるような外部からの資金調達を行う予定はありません。
なお、当第3四半期連結累計期間において、資金の流動性に重大な問題は生じていませんが、今後主要市場での需要動向が悪化した場合や、製品価格が大きく下落した場合などにおいては、当社の資金の流動性に悪影響を及ぼす可能性があります。
(4) 重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断
当社の前連結会計年度末時点における見積り及び判断は、引き続き新型コロナウイルス感染症による景気への影響が懸念されるものの、各国における様々な感染防止及び経済対策により、世界経済は前連結会計年度に比べ回復に向かうものと仮定して算定しています。
当該感染症の将来における影響は、依然として不確実性が高い状況にありますが、現時点において、前連結会計年度末時点における見積り及び判断について重要な影響を与える事象は認識していません。
従って、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断の記載について、重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した優先的に対処すべき課題はありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した内容について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費は、前第3四半期連結累計期間の54,242百万円から7,232百万円(13.3%)増加し、61,474百万円となりました。なお、第1四半期(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)の四半期報告書に記載した研究開発活動の状況について重要な変更はありません。
(7) 生産、受注及び販売の実績
| レポーティングセグメント別受注高 | (百万円) | |||||
| 前第3四半期連結累計期間 (自 2020年 4月 1日 至 2020年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2021年 4月 1日 至 2021年12月31日) | 増減率 (%) | ||||
| 金 額 | 構成比 (%) | 金 額 | 構成比 (%) | |||
| コアコンポーネント | 312,569 | 27.8 | 398,502 | 28.6 | 27.5 | |
| 産業・車載用部品 | 95,784 | 8.5 | 134,802 | 9.7 | 40.7 | |
| 半導体関連部品 | 198,309 | 17.6 | 243,349 | 17.5 | 22.7 | |
| その他 | 18,476 | 1.7 | 20,351 | 1.4 | 10.1 | |
| 電子部品 | 207,729 | 18.4 | 273,407 | 19.6 | 31.6 | |
| ソリューション | 613,629 | 54.5 | 726,916 | 52.2 | 18.5 | |
| 機械工具 | 141,499 | 12.6 | 186,880 | 13.4 | 32.1 | |
| ドキュメントソリューション | 226,946 | 20.2 | 269,744 | 19.4 | 18.9 | |
| コミュニケーション | 180,244 | 16.0 | 188,054 | 13.5 | 4.3 | |
| その他 | 64,940 | 5.7 | 82,238 | 5.9 | 26.6 | |
| その他の事業 | 7,728 | 0.7 | 12,987 | 0.9 | 68.1 | |
| 調整及び消去 | △16,082 | △1.4 | △18,281 | △1.3 | - | |
| 受注高 | 1,125,573 | 100.0 | 1,393,531 | 100.0 | 23.8 | |
(注)1 当社は、需要の増加や顧客の要求、市場の変化等に柔軟に対応して生産活動を行っており、生産実績は販売実績に類似しています。このため、生産及び販売の実績は「(1) 経営成績等の状況 [レポーティングセグメントの状況]」に関連付けて示しています。
2 当連結会計年度よりレポーティングセグメントの区分を変更しています。この変更に伴い、前第3四半期連結累計期間の受注高についても同様の区分に組み替えて表示しています。詳細は、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 注記5.セグメント情報」を参照ください。