四半期報告書-第69期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)
文中の将来に関する事項は、四半期報告書提出日時点において判断したものです。
(1) 経営成績等の状況
当第3四半期連結累計期間は、世界情勢の不透明感の高まりやインフレの進展に加え、各国での利上げや大幅な円安の進行等、不安定な経済環境が継続し、景気減速感が高まりました。当社の主要市場においては、半導体関連市場では堅調な需要が見られた反面、スマートフォン市場では需要軟化の傾向が強まりました。
このような中、当社の売上高は、半導体関連市場向け部品の増産への取り組み及び円安による効果を主因に、前第3四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年12月31日まで)に比べ、170,832百万円(12.6%)増加の1,526,497百万円となり、第3四半期連結累計期間として過去最高を更新しました。
一方、利益は、増収及び円安による効果はあったものの減少しました。原材料価格や物流コスト等の高騰及びコミュニケーション事業の大幅な売上減の影響に加え、当第3四半期連結会計期間(2022年10月1日から2022年12月31日まで)に入り、スマートフォン向け部品の需要の減速が見られました。また、当第2四半期連結会計期間(2022年7月1日から2022年9月30日まで)に計上した訴訟関連費用約70億円に加え、当第3四半期連結会計期間には年金債務に係る追加費用約30億円を引き当てたことから、当第3四半期連結累計期間において合計約100億円の一時的な費用を計上しました。この結果、営業利益は前第3四半期連結累計期間に比べ、4,574百万円(3.9%)減少の113,884百万円、税引前利益は同347百万円(0.2%)減少の162,756百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同1,050百万円(0.9%)減少の118,783百万円となりました。
[レポーティングセグメントの状況]
(注)前第4四半期連結会計期間(2022年1月1日から2022年3月31日まで)より、各レポーティングセグメントで生じた一部の副産物売上高については、金額的重要性が増したため、計上先を「その他の事業」から各レポーティングセグメントに変更し、前連結会計年度(2021年4月1日から2022年3月31日まで)より適用しています。
この変更に伴い、前第3四半期連結累計期間の経営成績についても同様の区分に組み替えて表示しています。
レポーティングセグメント別の業績は次のとおりです。
a. コアコンポーネント
当第3四半期連結累計期間の売上高は、前第3四半期連結累計期間に比べ、61,079百万円(15.6%)増加の453,238百万円となりました。事業利益は同25,792百万円(56.9%)増加の71,148百万円となり、利益率は15.7%に向上しました。
売上高は、半導体関連部品事業における5G等の情報通信市場向けセラミックパッケージ及び有機基板並びに産業・車載用部品事業における半導体製造装置用ファインセラミック部品等の高付加価値製品の需要の伸びを主因に増加しました。事業利益は、増収に加え円安の効果も寄与し、大幅に増加しました。
b. 電子部品
当第3四半期連結累計期間の売上高は、前第3四半期連結累計期間に比べ、40,980百万円(16.4%)増加の290,538百万円となりました。一方、事業利益は同260百万円(0.7%)減少の39,572百万円となり、利益率は13.6%へ低下しました。
売上高は、産業機器市場及び自動車関連市場向けを中心にコンデンサ等の需要が増加したことに加え、円安の効果もあり増加しました。事業利益は、増収及び円安の効果はあったものの、原材料等の価格高騰の影響や、スマートフォン向け部品の需要が減速したことに加え、子会社において年金債務に係る追加費用約30億円を計上したこともあり、ほぼ横ばいとなりました。
c. ソリューション
当第3四半期連結累計期間の売上高は、前第3四半期連結累計期間に比べ、69,974百万円(9.7%)増加の792,643百万円となりました。一方、事業利益は同17,371百万円(32.3%)減少の36,480百万円となり、利益率は4.6%へ低下しました。
売上高は、機械工具事業及びドキュメントソリューション事業における主要製品の販売増加や円安の効果もあり、増加しました。事業利益は、コミュニケーション事業において携帯電話端末の販売台数の大幅な減少により損失を計上したことに加え、各事業において原材料価格や物流コスト等の高騰の影響を受けたことから、減少しました。
(2) キャッシュ・フローの状況
現金及び現金同等物の当第3四半期連結会計期間末残高は、前連結会計年度末残高の414,129百万円に比べ79,020百万円(19.1%)減少し、335,109百万円となりました。
a. 営業活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・インは、前第3四半期連結累計期間の157,425百万円に比べ56,089百万円(35.6%)減少し、101,336百万円となりました。これは主に増産及び仕入増加に伴うキャッシュ・アウトの増加並びに法人所得税の支払額の増加に加え、京セラドキュメントソリューションズ㈱の連結子会社TA Triumph-Adler GmbHの退職給付に係る負債を現金等で第三者に引き渡したことによるものです。
b. 投資活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・アウトは、前第3四半期連結累計期間の57,019百万円に比べ64,159百万円(112.5%)増加し、121,178百万円となりました。これは主に設備投資が増加したことに加え、有価証券の償還による収入が減少したことによるものです。
c. 財務活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・アウトは、前第3四半期連結累計期間の104,345百万円に比べ44,643百万円(42.8%)減少し、59,702百万円となりました。これは主に配当金の支払額が増加した一方、借入金の調達が増加したことに加え、自己株式の取得による支出が減少したことによるものです。
(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資金調達の源泉は、主に営業活動によって獲得した現金ですが、将来のさらなる成長に向けた投資のために、金融機関からの借入も実施しています。なお、一部の借入には資金調達コストの引き下げを目的として、当社が保有するKDDI㈱の株式の一部を担保に設定しています。詳細は「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 注記7. 借入金」を参照ください。
当第3四半期連結会計期間末において現金及び現金同等物を335,109百万円保有しています。また、当第3四半期連結会計期間末の借入金残高は125,188百万円であり、主として円建です。
当社は、当連結会計年度における主な資金需要として、営業活動上の運転資金に加えて、設備投資及び研究開発のための資金、並びに、配当金の支払等を見込んでいます。
これらの資金需要については、自己資金及び金融機関からの借入にて対応する予定です。ただし、現時点では格付機関による信用格付に影響を与えるような外部からの資金調達を行う予定はありません。当社は、主要な取引先金融機関と良好な関係を構築していることから、今後の事業資金の調達に関して問題は無いと認識しています。
また、既存事業の拡大及び新規事業の創出のための投資に多額の資金需要が生じる場合には、金融機関からの借入に加え、社債、株式の発行といった資金調達手段を有しています。
なお、当第3四半期連結累計期間において、資金の流動性に重大な問題は生じていませんが、今後主要市場での需要動向が悪化した場合や、製品価格が大きく下落した場合などにおいては、当社の資金の流動性に悪影響を及ぼす可能性があります。
(4) 重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断
要約四半期連結財務諸表の作成において、経営者が行った重要な会計上の見積り及び判断については、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 注記4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載のとおりです。
(5) 優先的に対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した優先的に対処すべき課題はありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した内容について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費は、前第3四半期連結累計期間の61,474百万円から8,056百万円(13.1%)増加し、69,530百万円となりました。
なお、前事業年度の有価証券報告書に記載した研究開発活動の状況について重要な変更はありません。
(7) 生産、受注及び販売の実績
(注)当社は、需要の増加や顧客の要求、市場の変化等に柔軟に対応して生産活動を行っており、生産実績は販売実績に類似しています。このため、生産及び販売の実績は「(1) 経営成績等の状況 [レポーティングセグメントの状況]」に関連付けて示しています。
(1) 経営成績等の状況
| (百万円) | ||||||
| 前第3四半期連結累計期間 (自 2021年 4月 1日 至 2021年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2022年 4月 1日 至 2022年12月31日) | 増 減 | ||||
| 金 額 | 売上高比 (%) | 金 額 | 売上高比 (%) | 増減金額 | 増減率 (%) | |
| 売上高 | 1,355,665 | 100.0 | 1,526,497 | 100.0 | 170,832 | 12.6 |
| 営業利益 | 118,458 | 8.7 | 113,884 | 7.5 | △4,574 | △3.9 |
| 税引前利益 | 163,103 | 12.0 | 162,756 | 10.7 | △347 | △0.2 |
| 親会社の所有者に帰属する四半期利益 | 119,833 | 8.8 | 118,783 | 7.8 | △1,050 | △0.9 |
| 米ドル平均為替レート (円) | 111 | - | 137 | - | - | - |
| ユーロ平均為替レート (円) | 131 | - | 141 | - | - | - |
当第3四半期連結累計期間は、世界情勢の不透明感の高まりやインフレの進展に加え、各国での利上げや大幅な円安の進行等、不安定な経済環境が継続し、景気減速感が高まりました。当社の主要市場においては、半導体関連市場では堅調な需要が見られた反面、スマートフォン市場では需要軟化の傾向が強まりました。
このような中、当社の売上高は、半導体関連市場向け部品の増産への取り組み及び円安による効果を主因に、前第3四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年12月31日まで)に比べ、170,832百万円(12.6%)増加の1,526,497百万円となり、第3四半期連結累計期間として過去最高を更新しました。
一方、利益は、増収及び円安による効果はあったものの減少しました。原材料価格や物流コスト等の高騰及びコミュニケーション事業の大幅な売上減の影響に加え、当第3四半期連結会計期間(2022年10月1日から2022年12月31日まで)に入り、スマートフォン向け部品の需要の減速が見られました。また、当第2四半期連結会計期間(2022年7月1日から2022年9月30日まで)に計上した訴訟関連費用約70億円に加え、当第3四半期連結会計期間には年金債務に係る追加費用約30億円を引き当てたことから、当第3四半期連結累計期間において合計約100億円の一時的な費用を計上しました。この結果、営業利益は前第3四半期連結累計期間に比べ、4,574百万円(3.9%)減少の113,884百万円、税引前利益は同347百万円(0.2%)減少の162,756百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同1,050百万円(0.9%)減少の118,783百万円となりました。
[レポーティングセグメントの状況]
| レポーティングセグメント別売上高 | (百万円) | ||||||
| 前第3四半期連結累計期間 (自 2021年 4月 1日 至 2021年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2022年 4月 1日 至 2022年12月31日) | 増 減 | |||||
| 金 額 | 構成比 (%) | 金 額 | 構成比 (%) | 増減金額 | 増減率 (%) | ||
| コアコンポーネント | 392,159 | 28.9 | 453,238 | 29.7 | 61,079 | 15.6 | |
| 産業・車載用部品 | 127,728 | 9.4 | 147,163 | 9.6 | 19,435 | 15.2 | |
| 半導体関連部品 | 244,112 | 18.0 | 284,764 | 18.7 | 40,652 | 16.7 | |
| その他 | 20,319 | 1.5 | 21,311 | 1.4 | 992 | 4.9 | |
| 電子部品 | 249,558 | 18.4 | 290,538 | 19.1 | 40,980 | 16.4 | |
| ソリューション | 722,669 | 53.3 | 792,643 | 51.9 | 69,974 | 9.7 | |
| 機械工具 | 184,586 | 13.6 | 238,368 | 15.6 | 53,782 | 29.1 | |
| ドキュメントソリューション | 270,152 | 19.9 | 318,476 | 20.9 | 48,324 | 17.9 | |
| コミュニケーション | 191,006 | 14.1 | 147,155 | 9.6 | △43,851 | △23.0 | |
| その他 | 76,925 | 5.7 | 88,644 | 5.8 | 11,719 | 15.2 | |
| その他の事業 | 12,761 | 1.0 | 17,091 | 1.1 | 4,330 | 33.9 | |
| 調整及び消去 | △21,482 | △1.6 | △27,013 | △1.8 | △5,531 | - | |
| 売上高 | 1,355,665 | 100.0 | 1,526,497 | 100.0 | 170,832 | 12.6 | |
| レポーティングセグメント別利益(△損失) | |||||||
| (百万円) | |||||||
| 前第3四半期連結累計期間 (自 2021年 4月 1日 至 2021年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2022年 4月 1日 至 2022年12月31日) | 増 減 | |||||
| 金 額 | 売上高比 (%) | 金 額 | 売上高比 (%) | 増減金額 | 増減率 (%) | ||
| コアコンポーネント | 45,356 | 11.6 | 71,148 | 15.7 | 25,792 | 56.9 | |
| 産業・車載用部品 | 15,096 | 11.8 | 17,685 | 12.0 | 2,589 | 17.2 | |
| 半導体関連部品 | 31,544 | 12.9 | 56,296 | 19.8 | 24,752 | 78.5 | |
| その他 | △1,284 | - | △2,833 | - | △1,549 | - | |
| 電子部品 | 39,832 | 16.0 | 39,572 | 13.6 | △260 | △0.7 | |
| ソリューション | 53,851 | 7.5 | 36,480 | 4.6 | △17,371 | △32.3 | |
| 機械工具 | 21,019 | 11.4 | 20,097 | 8.4 | △922 | △4.4 | |
| ドキュメントソリューション | 25,304 | 9.4 | 21,981 | 6.9 | △3,323 | △13.1 | |
| コミュニケーション | 11,358 | 5.9 | △5,553 | - | △16,911 | - | |
| その他 | △3,830 | - | △45 | - | 3,785 | - | |
| その他の事業 | △10,551 | - | △20,016 | - | △9,465 | - | |
| 事業利益計 | 128,488 | 9.5 | 127,184 | 8.3 | △1,304 | △1.0 | |
| 本社部門損益等 | 34,615 | - | 35,572 | - | 957 | 2.8 | |
| 税引前利益 | 163,103 | 12.0 | 162,756 | 10.7 | △347 | △0.2 | |
(注)前第4四半期連結会計期間(2022年1月1日から2022年3月31日まで)より、各レポーティングセグメントで生じた一部の副産物売上高については、金額的重要性が増したため、計上先を「その他の事業」から各レポーティングセグメントに変更し、前連結会計年度(2021年4月1日から2022年3月31日まで)より適用しています。
この変更に伴い、前第3四半期連結累計期間の経営成績についても同様の区分に組み替えて表示しています。
レポーティングセグメント別の業績は次のとおりです。
a. コアコンポーネント
当第3四半期連結累計期間の売上高は、前第3四半期連結累計期間に比べ、61,079百万円(15.6%)増加の453,238百万円となりました。事業利益は同25,792百万円(56.9%)増加の71,148百万円となり、利益率は15.7%に向上しました。
売上高は、半導体関連部品事業における5G等の情報通信市場向けセラミックパッケージ及び有機基板並びに産業・車載用部品事業における半導体製造装置用ファインセラミック部品等の高付加価値製品の需要の伸びを主因に増加しました。事業利益は、増収に加え円安の効果も寄与し、大幅に増加しました。
b. 電子部品
当第3四半期連結累計期間の売上高は、前第3四半期連結累計期間に比べ、40,980百万円(16.4%)増加の290,538百万円となりました。一方、事業利益は同260百万円(0.7%)減少の39,572百万円となり、利益率は13.6%へ低下しました。
売上高は、産業機器市場及び自動車関連市場向けを中心にコンデンサ等の需要が増加したことに加え、円安の効果もあり増加しました。事業利益は、増収及び円安の効果はあったものの、原材料等の価格高騰の影響や、スマートフォン向け部品の需要が減速したことに加え、子会社において年金債務に係る追加費用約30億円を計上したこともあり、ほぼ横ばいとなりました。
c. ソリューション
当第3四半期連結累計期間の売上高は、前第3四半期連結累計期間に比べ、69,974百万円(9.7%)増加の792,643百万円となりました。一方、事業利益は同17,371百万円(32.3%)減少の36,480百万円となり、利益率は4.6%へ低下しました。
売上高は、機械工具事業及びドキュメントソリューション事業における主要製品の販売増加や円安の効果もあり、増加しました。事業利益は、コミュニケーション事業において携帯電話端末の販売台数の大幅な減少により損失を計上したことに加え、各事業において原材料価格や物流コスト等の高騰の影響を受けたことから、減少しました。
(2) キャッシュ・フローの状況
| (百万円) |
| 前第3四半期連結累計期間 (自 2021年 4月 1日 至 2021年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2022年 4月 1日 至 2022年12月31日) | 増減金額 | |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 157,425 | 101,336 | △56,089 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | △57,019 | △121,178 | △64,159 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | △104,345 | △59,702 | 44,643 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 5,497 | 524 | △4,973 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 1,558 | △79,020 | △80,578 |
| 現金及び現金同等物の期首残高 | 386,727 | 414,129 | 27,402 |
| 現金及び現金同等物の四半期末残高 | 388,285 | 335,109 | △53,176 |
現金及び現金同等物の当第3四半期連結会計期間末残高は、前連結会計年度末残高の414,129百万円に比べ79,020百万円(19.1%)減少し、335,109百万円となりました。
a. 営業活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・インは、前第3四半期連結累計期間の157,425百万円に比べ56,089百万円(35.6%)減少し、101,336百万円となりました。これは主に増産及び仕入増加に伴うキャッシュ・アウトの増加並びに法人所得税の支払額の増加に加え、京セラドキュメントソリューションズ㈱の連結子会社TA Triumph-Adler GmbHの退職給付に係る負債を現金等で第三者に引き渡したことによるものです。
b. 投資活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・アウトは、前第3四半期連結累計期間の57,019百万円に比べ64,159百万円(112.5%)増加し、121,178百万円となりました。これは主に設備投資が増加したことに加え、有価証券の償還による収入が減少したことによるものです。
c. 財務活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・アウトは、前第3四半期連結累計期間の104,345百万円に比べ44,643百万円(42.8%)減少し、59,702百万円となりました。これは主に配当金の支払額が増加した一方、借入金の調達が増加したことに加え、自己株式の取得による支出が減少したことによるものです。
(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資金調達の源泉は、主に営業活動によって獲得した現金ですが、将来のさらなる成長に向けた投資のために、金融機関からの借入も実施しています。なお、一部の借入には資金調達コストの引き下げを目的として、当社が保有するKDDI㈱の株式の一部を担保に設定しています。詳細は「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 注記7. 借入金」を参照ください。
当第3四半期連結会計期間末において現金及び現金同等物を335,109百万円保有しています。また、当第3四半期連結会計期間末の借入金残高は125,188百万円であり、主として円建です。
当社は、当連結会計年度における主な資金需要として、営業活動上の運転資金に加えて、設備投資及び研究開発のための資金、並びに、配当金の支払等を見込んでいます。
これらの資金需要については、自己資金及び金融機関からの借入にて対応する予定です。ただし、現時点では格付機関による信用格付に影響を与えるような外部からの資金調達を行う予定はありません。当社は、主要な取引先金融機関と良好な関係を構築していることから、今後の事業資金の調達に関して問題は無いと認識しています。
また、既存事業の拡大及び新規事業の創出のための投資に多額の資金需要が生じる場合には、金融機関からの借入に加え、社債、株式の発行といった資金調達手段を有しています。
なお、当第3四半期連結累計期間において、資金の流動性に重大な問題は生じていませんが、今後主要市場での需要動向が悪化した場合や、製品価格が大きく下落した場合などにおいては、当社の資金の流動性に悪影響を及ぼす可能性があります。
(4) 重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断
要約四半期連結財務諸表の作成において、経営者が行った重要な会計上の見積り及び判断については、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 注記4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載のとおりです。
(5) 優先的に対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した優先的に対処すべき課題はありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した内容について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費は、前第3四半期連結累計期間の61,474百万円から8,056百万円(13.1%)増加し、69,530百万円となりました。
なお、前事業年度の有価証券報告書に記載した研究開発活動の状況について重要な変更はありません。
(7) 生産、受注及び販売の実績
| レポーティングセグメント別受注高 | (百万円) | |||||
| 前第3四半期連結累計期間 (自 2021年 4月 1日 至 2021年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2022年 4月 1日 至 2022年12月31日) | 増減率 (%) | ||||
| 金 額 | 構成比 (%) | 金 額 | 構成比 (%) | |||
| コアコンポーネント | 398,502 | 28.6 | 446,532 | 29.4 | 12.1 | |
| 産業・車載用部品 | 134,802 | 9.7 | 153,082 | 10.1 | 13.6 | |
| 半導体関連部品 | 243,349 | 17.5 | 272,100 | 17.9 | 11.8 | |
| その他 | 20,351 | 1.4 | 21,350 | 1.4 | 4.9 | |
| 電子部品 | 273,407 | 19.6 | 289,074 | 19.0 | 5.7 | |
| ソリューション | 726,916 | 52.2 | 794,692 | 52.2 | 9.3 | |
| 機械工具 | 186,880 | 13.4 | 239,435 | 15.7 | 28.1 | |
| ドキュメントソリューション | 269,744 | 19.4 | 317,891 | 20.9 | 17.8 | |
| コミュニケーション | 188,054 | 13.5 | 149,021 | 9.8 | △20.8 | |
| その他 | 82,238 | 5.9 | 88,345 | 5.8 | 7.4 | |
| その他の事業 | 12,987 | 0.9 | 14,247 | 0.9 | 9.7 | |
| 調整及び消去 | △18,281 | △1.3 | △23,030 | △1.5 | - | |
| 受注高 | 1,393,531 | 100.0 | 1,521,515 | 100.0 | 9.2 | |
(注)当社は、需要の増加や顧客の要求、市場の変化等に柔軟に対応して生産活動を行っており、生産実績は販売実績に類似しています。このため、生産及び販売の実績は「(1) 経営成績等の状況 [レポーティングセグメントの状況]」に関連付けて示しています。