四半期報告書-第84期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)

【提出】
2020/11/13 13:08
【資料】
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【項目】
18項目
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、持続的な企業価値向上に向けた投資を実行するとともに、資本効率を重視したROIC経営を継続しています。
当第2四半期連結会計期間末の資産の部は、前連結会計年度末に比べ57億68百万円減少して、7,523億56百万円となりました。当四半期累計期間は新型コロナウイルス感染症による影響の中、受取手形及び売掛金については、グローバルで債権管理を強化、着実に回収を実行しています。たな卸資産については、需要変化に対応した適正な水準を維持しています。また、有形固定資産は将来の成長に向け必要な投資を厳選して実行しました。
負債の部は、支払手形及び買掛金・未払金や未払費用の減少などにより、前連結会計年度末に比べ179億45百万円減少して、2,075億90百万円となりました。純資産の部は当社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより、前連結会計年度末に比べ121億77百万円増加して、5,447億66百万円となりました。
以上より、株主資本比率は前連結会計年度の70.0%から72.1%となり、強固な財務基盤が維持されています。手元現預金は2,091億42百万円を保有しており、加えて金融機関との間で300億円のコミットメントライン契約を締結しています。また、格付け機関から長期発行体格付けとして「安定的」の高格付けを維持しており、高い資金調達力を確保しています。新型コロナウイルス感染症による不透明な事業環境下においても、グローバルで金融機関との良好な関係を維持しながら、資金流動性と調達力を確保してまいります。
当第2四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、厳しい状況が継続しました。新型コロナウイルス感染症の拡大や米中貿易摩擦の継続などによりグローバルに需要が減衰しました。その中でも、当社の主要顧客である製造業においては、各国の景気刺激策などにより一部のエリアや業種で事業環境の改善が見られ、設備投資の機会を的確に捉えました。また、ヘルスケア事業においては、新型コロナウイルス感染症の拡大で健康管理や疾病予防の意識が高まる中、血圧計や体温計の需要増に対して生産能力の増強などでスピーディに対応しました。
売上高は前年同期比で減少しましたが、商品力の強化や構造改革などに継続して取り組み、売上総利益率を向上させました。また、有事モードとして期初からスタートさせた年間200億円規模の固定費削減の運営は、計画どおりに進行しています。
その結果として、当第2四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高は3,012億76百万円(前年
同期比8.8%減)となり、営業利益は247億23百万円(前年同期比3.9%減)、継続事業からの法人税等、持分法投資損益控除前四半期純利益は263億8百万円(前年同期比4.2%減)、当社株主に帰属する四半期純利益は191億95百万円(前年同期比0.6%増)となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間における対米ドルおよび対ユーロならびに対人民元の平均レートはそれぞれ106.9円(前年同期比2.3円の円高)、120.9円(前年同期比1.1円の円高)、15.2円(前年同期比0.7円の円高)となりました。(※)「営業利益」は、「売上高」から「売上原価」、「販売費及び一般管理費」および「試験研究開発費」を
控除したものを表示しています。
オペレーティング・セグメントの業績は、次のとおりです。
① IAB: インダストリアルオートメーションビジネス(制御機器事業)
デジタル業界における半導体、二次電池、スマートフォン関連の設備投資が特に中国・韓国でいち早く回復し、また、マスクを中心としたコロナ対策関連の設備投資がグローバルで拡大し、これらの需要の増加を的確に捉えました。一方で、新型コロナウイルス感染症の拡大によってグローバルで経済活動の停滞が続いており、特に、自動車業界では設備投資の抑制が継続しました。
これらに加えて、円高による為替の影響もあり、当セグメント合計の当第2四半期連結累計期間における売上高は、1,672億44百万円(前年同期比7.4%減)(うち外部顧客に対する売上高は、1,649億14百万円(前年同期比7.3%減))、セグメント利益は、売上高の減少および円高の影響により、263億66百万円(前年同期比4.4%減)となりました。
② EMC: エレクトロニック&メカニカルコンポーネンツビジネス(電子部品事業)
第1四半期連結会計期間にはロックダウンの影響を受けて需要が大きく減退しましたが、当第2四半期連結会計期間に入ってグローバルで顧客の生産活動や販売活動が再開されて需要は底打ちとなりました。特に、中国での需要は前年同期並みに戻りました。
新商品の売上拡大に注力しましたが、第1四半期連結会計期間での落ち込みが影響した結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は、597億2百万円(前年同期比12.8%減)(うち外部顧客に対する売上高は、388億30百万円(前年同期比15.4%減))、セグメント利益は、構造改革の成果は出ているものの、売上高の減少および円高の影響を受け、3億22百万円(前年同期比51.7%減)となりました。
③ SSB: ソーシアルシステムズ・ソリューション&サービス・ビジネス(社会システム事業)
駅務システム事業では、当第2四半期連結会計期間には新型コロナウイルス感染症の影響によって顧客の投資抑制が顕在化し、需要は低調に推移しました。エネルギーコンポ事業においても、社会活動自粛の影響を受けて蓄電システムの販売が低調に推移しました。
この結果、当セグメント合計の当第2四半期連結累計期間における売上高は、411億76百万円(前年同期比19.4%減)(うち外部顧客に対する売上高は、374億11百万円(前年同期比19.4%減))、セグメント損失は、固定費を抑制しましたが、売上高の減少幅が大きく、11億89百万円(前年同期は18億56百万円の利益)となりました。
④ HCB: ヘルスケアビジネス(ヘルスケア事業)
新型コロナウイルス感染症の拡大により健康管理、疾病予防意識が高まり、グローバルで血圧計、体温計の需要が増加しました。また、外出自粛や店舗の休業によりオンラインへのシフトが顕著となりました。これらに対応して、生産能力の増強やオンライン・マーケティングの強化を柔軟かつ迅速に実行しました。
この結果、当セグメント合計の当第2四半期連結累計期間における売上高は、576億83百万円(前年同期比5.1%増)(うち外部顧客に対する売上高は、574億97百万円(前年同期比5.3%増))、セグメント利益は、売上高の増加および固定費の抑制により、106億11百万円(前年同期比54.1%増)となりました。
なお、環境事業のSSBへの移管およびバックライト事業の収束により、第84期より、「その他」の事業セグメントを「SSB」の事業セグメントおよび「消去調整他」に含め、IAB、EMC、SSB、HCBの4セグメントで開示しています。これに伴い、前第2四半期連結累計期間を新管理区分に組み替えて表示しています。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
四半期純利益や運転資金の効率的な運用により457億33百万円の収入(前年同期比92億62百万円の収入増)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
将来の成長に向け必要な投資を厳選して実行し100億26百万円の支出(前年同期比48億98百万円の支出減)となりました。
なお、第84期第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローの金額から投資活動によるキャッシュ・フローを控除したフリーキャッシュ・フローの金額は357億7百万円となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
配当金の支払いや、資本効率の向上・株主への利益還元の充実を目的とした自己株式の取得などにより、119億61百万円の支出(前年同期比29億84百万円の支出増)となりました。
以上の結果、現金及び現金同等物の当第2四半期連結会計期間末残高は前連結会計年度末に比べ236億9百万円増加し、2,091億42百万円となりました。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、207億23百万円です。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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