有価証券報告書-第17期(2023/04/01-2024/03/31)

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2024/06/27 15:30
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(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
(金融経済環境)
2023年度の我が国経済は、新型コロナウイルス感染症による経済社会活動への制約が解消に向かう中で、景気は緩やかに回復しました。また、企業の設備投資の活性化や、春闘における賃上げ率の向上等、前向きな動きがみられました。
当社グループが営業基盤とする九州の経済は、半導体関連をはじめとする企業による設備の新・増設や、各県中心市街地の開発等により、製造業・非製造業ともに設備投資が増加しました。加えて、訪日外客数が回復し、インバウンド需要が好調に推移する中で、外食・宿泊等のサービス支出が増加しました。
金融面では、日本銀行が2023年10月にイールドカーブ・コントロールを柔軟化、2024年3月にはイールドカーブ・コントロールの撤廃やマイナス金利解除等を決定したことで、国内長期金利の指標となる10年国債利回りが上昇しました。一方、米国ではFRBによる政策金利の引き下げが、市場予想よりも後ずれしたため、日米金利差が縮小せず、円相場は年度末に1ドル151円台まで円安ドル高が進みました。日経平均株価は、賃金と物価の好循環の兆しや、資本コストや株価を意識した経営の浸透、新NISA制度の開始等を背景に、34年ぶりに史上最高値を更新しました。
(財政状態及び経営成績の状況)
当連結会計年度の経営成績につきましては、以下のとおりとなりました。
連結経常収益は、資金運用収益の増加等により、前年比734億2千万円増加し、4,047億4千3百万円となりました。連結経常費用は、資金調達費用の増加等により、前年比665億3千3百万円増加し、3,478億6百万円となりました。
以上の結果、連結経常利益は、前年比68億8千7百万円増加し、569億3千7百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、福岡中央銀行との経営統合に伴う負ののれん発生益等により、前年比300億2千6百万円増加し、611億7千8百万円となりました。
当連結会計年度末の総資産は、前年比2兆7,254億円増加し、32兆6,497億円となりました。また、純資産は、前年比1,199億円増加し、1兆217億円となりました。
主要勘定残高につきましては、預金等(譲渡性預金を含む)は、前年比7,314億円増加し、21兆6,808億円となりました。貸出金は、法人部門を中心に前年比8,547億円増加し、18兆5,431億円となりました。また、有価証券は、前年比1兆240億円増加し、4兆9,775億円となりました。
(キャッシュ・フローの状況)
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前年比7,367億6千5百万円増加し、8兆4,451億7千7百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、借用金(劣後特約付借入金を除く)の増加等により、1兆4,808億7千9百万円のプラス(前連結会計年度は1,112億6千1百万円のマイナス)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得等により、7,900億9千万円のマイナス(前連結会計年度は30億8千2百万円のプラス)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等により、207億2千6百万円のマイナス(前連結会計年度は237億3千2百万円のマイナス)となりました。
(参考)
(1) 国内業務部門・国際業務部門別収支
当連結会計年度の資金運用収支は、前年比171億4千9百万円増加して2,012億1千2百万円、役務取引等収支は、前年比48億5千3百万円増加して412億8千1百万円、特定取引収支は、前年比4億9千2百万円減少して1億6千万円、その他業務収支は、前年比137億5千5百万円増加して△136億9千万円となりました。
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
資金運用収支前連結会計年度170,18213,881-184,063
当連結会計年度190,46010,751-201,212
うち資金運用収益前連結会計年度169,39959,746△127229,272
当連結会計年度196,777111,749△118308,645
うち資金調達費用前連結会計年度△78345,864△12745,208
当連結会計年度6,316100,998△118107,433
信託報酬前連結会計年度0--0
当連結会計年度0--0
役務取引等収支前連結会計年度35,598830-36,428
当連結会計年度39,9451,335-41,281
うち役務取引等収益前連結会計年度60,0521,121-61,174
当連結会計年度66,0461,675-67,722
うち役務取引等費用前連結会計年度24,454291-24,746
当連結会計年度26,101339-26,441
特定取引収支前連結会計年度13638-652
当連結会計年度18142-160
うち特定取引収益前連結会計年度13638-652
当連結会計年度18142-160
うち特定取引費用前連結会計年度----
当連結会計年度----
その他業務収支前連結会計年度18,226△45,672-△27,445
当連結会計年度△12,339△1,351-△13,690
うちその他業務収益前連結会計年度29,1365,044-34,181
当連結会計年度20,6241,552-22,176
うちその他業務費用前連結会計年度10,91050,716-61,626
当連結会計年度32,9632,904-35,867

(注) 1 「国内」・「海外」の区分に替えて、「国内業務部門」・「国際業務部門」で区分しております。「国内業務部門」は、当社の円建取引及び国内連結子会社の円建取引であります。「国際業務部門」は、連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
2 「相殺消去額」は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借利息であります。
3 資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用を控除して表示しております。

(2) 国内業務部門・国際業務部門別資金運用/調達の状況
資金運用勘定は、平均残高が前年比1兆4,263億2千3百万円増加して23兆1,615億5千1百万円となりました。利息は前年比793億7千3百万円増加して3,086億4千5百万円、利回りは前年比0.28%上昇して1.33%となりました。
資金調達勘定は、平均残高が前年比2兆4,473億4千7百万円増加して30兆6,046億2千4百万円となりました。利息は前年比622億2千5百万円増加して1,074億3千3百万円、利回りは前年比0.19%上昇して0.35%となりました。
① 国内業務部門
種類期別平均残高利息利回り
金額(百万円)金額(百万円)(%)
資金運用勘定前連結会計年度20,504,255169,3990.82
当連結会計年度21,817,022196,7770.90
うち貸出金前連結会計年度16,573,585140,4570.84
当連結会計年度17,641,268147,6460.83
うち有価証券前連結会計年度3,012,62220,1760.66
当連結会計年度3,065,56023,9830.78
うちコールローン及び
買入手形
前連結会計年度144,150△0△0.00
当連結会計年度247,821△10△0.00
うち預け金前連結会計年度92900.00
当連結会計年度2,26500.00
資金調達勘定前連結会計年度27,030,526△783△0.00
当連結会計年度29,348,3776,3160.02
うち預金前連結会計年度19,814,4823170.00
当連結会計年度20,387,7063950.00
うち譲渡性預金前連結会計年度570,185340.00
当連結会計年度619,998360.00
うちコールマネー及び
売渡手形
前連結会計年度1,720,648△572△0.03
当連結会計年度2,480,690△669△0.02
うち売現先勘定前連結会計年度1,025,126△1,376△0.13
当連結会計年度301,324△689△0.22
うち債券貸借取引受入
担保金
前連結会計年度392,504360.00
当連結会計年度101,02890.00
うち借用金前連結会計年度3,454,855590.00
当連結会計年度5,377,9606840.01

(注) 1 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、銀行業以外の連結子会社については、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。
2 「国内業務部門」は、当社の円建取引及び国内連結子会社の円建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高及び利息を、それぞれ控除して表示しております。
② 国際業務部門
種類期別平均残高利息利回り
金額(百万円)金額(百万円)(%)
資金運用勘定前連結会計年度1,770,14759,7463.37
当連結会計年度2,019,583111,7495.53
うち貸出金前連結会計年度689,62621,7923.16
当連結会計年度653,43432,2944.94
うち有価証券前連結会計年度1,040,66531,4423.02
当連結会計年度1,322,87061,8704.67
うちコールローン及び
買入手形
前連結会計年度10,3743363.24
当連結会計年度13,0367095.44
うち預け金前連結会計年度---
当連結会計年度---
資金調達勘定前連結会計年度1,665,92645,8642.75
当連結会計年度1,931,300100,9985.22
うち預金前連結会計年度283,1125,5761.96
当連結会計年度307,32912,8204.17
うち譲渡性預金前連結会計年度---
当連結会計年度---
うちコールマネー及び
売渡手形
前連結会計年度5,192330.65
当連結会計年度---
うち売現先勘定前連結会計年度107,0363,1502.94
当連結会計年度100,6666,0426.00
うち債券貸借取引受入
担保金
前連結会計年度644,40616,8972.62
当連結会計年度774,38243,1765.57
うち借用金前連結会計年度86,2692,2962.66
当連結会計年度77,1754,6786.06

(注) 1 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、銀行業以外の連結子会社については、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。
2 「国際業務部門」は、連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
3 国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式(前月末のTT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。
③ 合計
種類期別平均残高(百万円)利息(百万円)利回り
小計相殺
消去額
(△)
合計小計相殺
消去額
(△)
合計(%)
資金運用勘定前連結会計年度22,274,402539,17421,735,228229,145△127229,2721.05
当連結会計年度23,836,606675,05423,161,551308,527△118308,6451.33
うち貸出金前連結会計年度17,263,212-17,263,212162,250-162,2500.93
当連結会計年度18,294,702-18,294,702179,940-179,9400.98
うち有価証券前連結会計年度4,053,288-4,053,28851,618-51,6181.27
当連結会計年度4,388,430-4,388,43085,854-85,8541.95
うちコールローン
及び買入手形
前連結会計年度154,525-154,525335-3350.21
当連結会計年度260,857-260,857699-6990.26
うち預け金前連結会計年度929-9290-00.00
当連結会計年度2,265-2,2650-00.00
資金調達勘定前連結会計年度28,696,452539,17428,157,27745,081△12745,2080.16
当連結会計年度31,279,678675,05430,604,624107,315△118107,4330.35
うち預金前連結会計年度20,097,595-20,097,5955,894-5,8940.02
当連結会計年度20,695,036-20,695,03613,216-13,2160.06
うち譲渡性預金前連結会計年度570,185-570,18534-340.00
当連結会計年度619,998-619,99836-360.00
うちコールマネー
及び売渡手形
前連結会計年度1,725,840-1,725,840△538-△538△0.03
当連結会計年度2,480,690-2,480,690△669-△669△0.02
うち売現先勘定前連結会計年度1,132,163-1,132,1631,774-1,7740.15
当連結会計年度401,990-401,9905,352-5,3521.33
うち債券貸借取引
受入担保金
前連結会計年度1,036,911-1,036,91116,933-16,9331.63
当連結会計年度875,411-875,41143,186-43,1864.93
うち借用金前連結会計年度3,541,125-3,541,1252,355-2,3550.06
当連結会計年度5,455,136-5,455,1365,363-5,3630.09

(注) 1 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高及び利息を、それぞれ控除して表示しております。
2 「相殺消去額」は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息であります。
(3) 国内業務部門・国際業務部門別役務取引の状況
役務取引等収益は、前年比65億4千8百万円増加して677億2千2百万円となりました。
役務取引等費用は、前年比16億9千5百万円増加して264億4千1百万円となりました。
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
役務取引等収益前連結会計年度60,0521,121-61,174
当連結会計年度66,0461,675-67,722
うち預金・貸出業務前連結会計年度28,368646-29,015
当連結会計年度30,5061,160-31,667
うち為替業務前連結会計年度12,188452-12,641
当連結会計年度12,289456-12,746
うち証券関連業務前連結会計年度2,444--2,444
当連結会計年度2,970--2,970
うち代理業務前連結会計年度947--947
当連結会計年度999--999
うち保護預り・
貸金庫業務
前連結会計年度343--343
当連結会計年度346--346
うち保証業務前連結会計年度34922-372
当連結会計年度37358-431
うち投資信託・
保険販売業務
前連結会計年度15,409--15,409
当連結会計年度18,561--18,561
役務取引等費用前連結会計年度24,454291-24,746
当連結会計年度26,101339-26,441
うち為替業務前連結会計年度4,72496-4,820
当連結会計年度4,90298-5,001

(注) 「国内業務部門」は、当社の円建取引及び国内連結子会社の円建取引であります。「国際業務部門」は、連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
(4) 国内業務部門・国際業務部門別特定取引の状況
① 特定取引収益・費用の内訳
特定取引収益は、前年比4億9千2百万円減少して1億6千万円となりました。
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
特定取引収益前連結会計年度13638-652
当連結会計年度18142-160
うち商品有価証券収益前連結会計年度13638-652
当連結会計年度18142-160
うち特定金融派生商品
収益
前連結会計年度----
当連結会計年度----
うちその他の特定取引
収益
前連結会計年度----
当連結会計年度----
特定取引費用前連結会計年度----
当連結会計年度----

(注) 1 「国内業務部門」は、国内連結子会社の円建取引であります。「国際業務部門」は、連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
2 内訳科目は、それぞれ収益と費用で相殺し、収益が上回った場合には収益欄に、費用が上回った場合には費用欄に、上回った純額を計上しております。
② 特定取引資産・負債の内訳(末残)
特定取引資産は、前年比5億5千3百万円減少して4億9千3百万円となりました。
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
特定取引資産前連結会計年度1,046--1,046
当連結会計年度493--493
うち商品有価証券前連結会計年度1,046--1,046
当連結会計年度493--493
うち商品有価証券
派生商品
前連結会計年度----
当連結会計年度----
うちその他の特定
取引資産
前連結会計年度----
当連結会計年度----
特定取引負債前連結会計年度2--2
当連結会計年度----
うち商品有価証券
派生商品
前連結会計年度2--2
当連結会計年度----

(注) 「国内業務部門」は、国内連結子会社の円建取引であります。「国際業務部門」は、連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
(5) 国内業務部門・国際業務部門別預金残高の状況
○ 預金の種類別残高(末残)
種類期別国内業務部門国際業務部門合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
預金合計前連結会計年度20,307,495221,59320,529,089
当連結会計年度21,079,479317,09721,396,576
うち流動性預金前連結会計年度15,390,898-15,390,898
当連結会計年度16,261,375-16,261,375
うち定期性預金前連結会計年度4,710,566-4,710,566
当連結会計年度4,705,135-4,705,135
うちその他前連結会計年度206,031221,593427,625
当連結会計年度112,967317,097430,065
譲渡性預金前連結会計年度420,362-420,362
当連結会計年度284,284-284,284
総合計前連結会計年度20,727,858221,59320,949,452
当連結会計年度21,363,763317,09721,680,861

(注) 1 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
2 定期性預金=定期預金+定期積金
3 「国内業務部門」は、国内連結子会社の円建取引であります。「国際業務部門」は、連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
(6) 国内・海外別貸出金残高の状況
① 業種別貸出状況(末残・構成比)
業種別前連結会計年度当連結会計年度
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
国内(除く特別国際金融取引勘定分)17,688,382100.0018,543,180100.00
製造業820,4384.64834,7924.50
農業,林業46,8480.2648,4940.26
漁業32,9510.1932,2170.17
鉱業,採石業,砂利採取業16,5150.0922,8620.12
建設業412,2392.33465,9232.51
電気・ガス・熱供給・水道業458,5792.59492,2602.66
情報通信業54,3790.3187,1500.47
運輸業,郵便業825,4714.67900,5304.86
卸売業,小売業1,374,9697.771,439,4397.76
金融業,保険業737,6224.17611,1593.30
不動産業,物品賃貸業3,299,42718.653,597,14219.40
その他各種サービス業1,354,6467.661,400,6237.55
国・地方公共団体4,285,40624.234,468,35024.10
その他3,968,88622.444,142,23322.34
海外(特別国際金融取引勘定分)----
政府等----
合計17,688,382-18,543,180-

(注) 「国内」とは、国内連結子会社(特別国際金融取引勘定分を除く)であります。「海外」とは、特別国際金融取引勘定分であります。
② 外国政府等向け債権残高(国別)
「外国政府等」とは、外国政府、中央銀行、政府関係機関又は国営企業であり、日本公認会計士協会銀行等監査特別委員会報告第4号に規定する特定海外債権引当勘定を計上している国の外国政府等の債権残高を掲げることとしております。ただし、前連結会計年度及び当連結会計年度の外国政府等向け債権残高は該当ありません。
(7) 国内業務部門・国際業務部門別有価証券の状況
○ 有価証券残高(末残)
種類期別国内業務部門国際業務部門合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
国債前連結会計年度1,582,482-1,582,482
当連結会計年度2,173,163-2,173,163
地方債前連結会計年度134,863-134,863
当連結会計年度147,406-147,406
社債前連結会計年度424,207-424,207
当連結会計年度388,190-388,190
株式前連結会計年度192,124-192,124
当連結会計年度270,221-270,221
その他の証券前連結会計年度539,4081,080,3851,619,794
当連結会計年度606,4311,392,1101,998,541
合計前連結会計年度2,873,0871,080,3853,953,472
当連結会計年度3,585,4131,392,1104,977,523

(注) 1 「国内業務部門」は、当社の円建取引及び国内連結子会社の円建取引であります。「国際業務部門」は、連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
2 「その他の証券」には、外国債券を含んでおります。
(自己資本比率の状況)
(参考)
自己資本比率は、銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第20号)に定められた算式に基づき、連結ベースについて算出しております。
なお、当社は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては先進的内部格付手法を採用しております。
連結自己資本比率(国内基準)
(単位:億円、%)
2024年3月31日
1.連結自己資本比率(2/3)11.58
2.連結における自己資本の額8,819
3.リスク・アセットの額76,159
4.連結総所要自己資本額(3×8%)6,092


(資産の査定)
(参考)
資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、株式会社福岡銀行、株式会社熊本銀行、株式会社十八親和銀行、株式会社福岡中央銀行及び株式会社みんなの銀行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。
1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権
破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。
2 危険債権
危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。
3 要管理債権
要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。
4 正常債権
正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。
資産の査定の額
(単位:億円)
株式会社
福岡銀行
株式会社
熊本銀行
株式会社
十八親和銀行
株式会社
福岡中央銀行
株式会社
みんなの銀行
債権の区分2023年
3月31日
2024年
3月31日
2023年
3月31日
2024年
3月31日
2023年
3月31日
2024年
3月31日
2023年
3月31日
2024年
3月31日
2023年
3月31日
2024年
3月31日
金額金額金額金額金額金額金額金額金額金額
破産更生債権及びこれらに準ずる債権24930232478390422017
危険債権9408062352153623636213912
要管理債権67461695973413531019--
正常債権115,151116,84519,60523,73441,55840,2564,1424,01469133

(注) 単位未満は四捨五入しております。
(生産、受注及び販売の状況)
「生産、受注及び販売の状況」は、銀行持株会社における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。
(経営者の視点による認識及び分析・検討内容)
当年度の経営成績につきましては、資金利益、役務取引等利益の増加等を要因として、福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行及び福岡中央銀行単体合算(以下、「銀行単体合算」といいます。)のコア業務純益は前年比121億5千万円増加の1,180億1千8百万円、連結経常利益は前年比68億8千7百万円増加の569億3千7百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、福岡中央銀行との経営統合に伴う負ののれん発生益を214億9千6百万円計上したこと等により、前年比300億2千6百万円増加の611億7千8百万円となりました。
主要勘定残高につきましては、貸出金は法人部門を中心に前年比8,547億円増加の18兆5,431億円となりました。預金等(譲渡性預金を含む)は前年比7,314億円増加の21兆6,808億円となりました。また、有価証券は、前年比1兆240億円増加の4兆9,775億円となりました。
第7次中期経営計画において目標とする経営指標に照らした当社グループの経営実績は以下のとおりであります。
目標とする経営指標最終年度
目標水準
当年度実績
(前年比)
認識及び分析・検討内容
収益性
指標
親会社株主
に帰属する
当期純利益
650億円612億円
(+300億円)
当年度は、日本銀行による金融政策の見直し等を背景に円金利が上昇する中、お取引先の本業支援を通じた貸出金残高の積上げや市場運用関連収益の増加等により、資金利益は前年比増加となりました。
また、役務取引等利益は「貯蓄から投資へ」の流れが進む中、投信販売が好調に推移したほか、法人取引の手数料等も堅調に推移したこと等により前年比増加しました。
以上の結果、銀行単体合算のコア業務純益は前年度に引き続き増加し、過去最高となる1,180億円となりました。
また、親会社株主に帰属する当期純利益は、コア業務純益の増加に加え、前年度実施した外債ロスカットの剥落等により、前年比300億円増加の612億円となりました。前年度の外債ロスカットや当年度の福岡中央銀行経営統合に伴う負ののれん発生益、将来の収益確保に向けた円債ロスカットやリスク顕在化に備えた信用コスト積み増し等の特殊要因を除いた場合においても、しっかりと成長トレンドを維持できており、全般的に好調な成果を収めることができたと評価しています。
ROE(連結)
(注)1
6%程度6.4%
(+3.0%)
健全性
指標
自己資本
比率(連結)
(注)2
10%半ば9.7%
(+0.1%)
経営指標とする自己資本比率につきましては、バーゼルⅢ最終化(完全適用)ベースで計算しており、当年度実績は前年比+0.1%の9.7%となりました。
また、信用リスクに備えるフォワードルッキングな引当を実施しており、健全性は全く問題ない水準です。
効率性
指標
OHR(連結)
(注)3
60%程度65.6%
(△7.0%)
OHRは、資金利益や役務取引等利益の増加、前年度外債ロスカットの剥落等による業務粗利益の増加を主因に、前年比7.0%改善し65.6%となりました。

(注) 1 自己資本利益率
2 バーゼルⅢ最終化(完全適用)ベース
3 経費/業務粗利益
(資本の財源及び資金の流動性)
当社グループの中核事業は銀行業であり、資金調達はお客さまからお預りする預金を主としており、資金運用はお客さまへの貸出金及び有価証券等であります。
預金につきましては、個人・法人ともに増加しており、今後も増加を見込んでおります。
なお、国際部門における調達についても、外貨流動性リスク等考慮し、安定的な資金繰りに努めております。
設備投資につきましては、通常の店舗投資、システム関連投資に加え、成長分野として「デジタルチャネルの構築」「戦略系子会社の強化」「みんなの銀行」への投資に取組んでおりますが、資金調達につきましては、自己資金により対応する予定であります。
キャッシュ・フローの状況は、「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載しております。
(銀行単体合算損益の概要)
(百万円)
当年度前年度前年比
業務粗利益209,008176,98032,028
資金利益202,736186,43116,305
国内部門191,945172,40119,544
国際部門10,79114,029△3,238
役務取引等利益28,98725,4603,527
特定取引利益1073
その他業務利益△22,725△34,91812,193
うち国債等債券損益△23,976△38,18214,206
経費(除く臨時処理分)114,966109,2955,671
実質業務純益94,04267,68526,357
① 一般貸倒引当金繰入額5,735△5356,270
業務純益88,30668,22120,085
コア業務純益118,018105,86812,150
コア業務純益(除く投資信託解約損益)120,851107,87412,977
臨時損益等△5,931△1,162△4,769
②不良債権処理額10,0933,6826,411
うち個別貸倒引当金純繰入額9,3023,2276,075
うち償却債権取立益1181117
信用コスト(①+②)15,8283,14612,682
株式等関係損益6,0133,3382,675
その他臨時損益等△1,852△818△1,034
経常利益82,37567,05815,317
特別損益△1,398△551△847
うち固定資産減損損失1,186387799
税引前当期純利益80,97666,50714,469
法人税等合計18,84415,8263,018
当期純利益62,13250,68011,452

(注) 1 銀行単体合算損益とは、福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行及び福岡中央銀行の損益の単純合算であります。
2 なお、当年度の計数には福岡中央銀行の下半期(6か月)の計数を含み、前年度の計数には福岡中央銀行の計数を含んでおりません。
(重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定)
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
(貸倒引当金の見積り)
詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4 会計方針に関する事項 (5) 貸倒引当金の計上基準」に記載しております。
当社グループでは、景気予測に基づくデフォルト率の推計等、将来のリスクを合理的に見積るフォワードルッキングな引当を行っております。
フォワードルッキングな引当を行うことで、より景気変動に左右されない貸出運営を可能とし、資金繰り支援をはじめとした安定的で適切な金融仲介機能の発揮に繋がるものと考えております。
(参考)フォワードルッキングな引当の概要

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