四半期報告書-第82期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/02/09 10:45
【資料】
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【項目】
38項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態および経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の当社グループの事業別営業収益は、ビル賃貸事業につきましては不動産ファンド投資の大口配当が剥落したことにより7,544百万円(前年同四半期10,065百万円、前年同四半期比25.0%減)、駐車場事業につきましては時間貸駐車場の稼働率が上昇したことにより2,209百万円(同2,085百万円、6.0%増)、住宅事業につきましては都心の物件で竣工引渡しがあったことにより5,681百万円(同1,124百万円、405.3%増)、不動産営業事業につきましては対面での営業活動の増加や大型案件の成約等により1,658百万円(同575百万円、188.2%増)、有料老人ホーム事業につきましては感染防止に注力した結果735百万円(同761百万円、3.4%減)となりました。
これらの結果、当社グループ全体の営業収益は17,899百万円(前年同四半期14,627百万円、前年同四半期比22.4%増)、経常利益は2,979百万円(同3,693百万円、19.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,060百万円(同2,601百万円、20.8%減)、1株当たり四半期純利益は164.57円(同207.80円、20.8%減)となりました。
②財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は152,024百万円となり、前連結会計年度末と比べ329百万円の減少となりました。流動資産は、前連結会計年度末と比べ4,584百万円減少し29,340百万円となりました。これは「営業未収入金」が4,259百万円増加したものの、「現金及び預金」が9,281百万円減少したことが主な要因となっております。また、固定資産は、前連結会計年度末と比べ4,254百万円増加し122,684百万円となりました。これは有形固定資産が竣工引渡し等により2,878百万円増加、投資有価証券の増加等で投資その他の資産が1,378百万円増加したことが主な要因となっております。なお、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う景気回復の長期化に備えるため、十分な手元流動性の確保を図りつつ事業用資産の取得を行っております。
当第3四半期連結会計期間末の負債は、コマーシャル・ペーパーや社債が増加したものの、借入金の減少等により前連結会計年度末と比べ2,530百万円減少し106,440百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末の純資産は利益剰余金の増加等により前連結会計年度末と比べ2,201百万円増加し45,584百万円となりました。
この結果、当第3四半期連結会計期間末における自己資本比率は30.0%(前連結会計年度末は28.5%)、1株当たり純資産は3,641.33円(前連結会計年度末は3,465.51円)となりました。
(2)会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6) 主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設のうち、「大宮駅東口大門町再開発事業」(設備の名称:大宮門街)については2021年10月に竣工いたしました。