四半期報告書-第82期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/10 11:31
【資料】
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【項目】
40項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態および経営成績の状況
①経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の当社グループの事業別営業収益は、ビル賃貸事業につきましては不動産ファンド投資の大口配当が剥落したことにより5,183百万円(前年同四半期7,681百万円、前年同四半期比32.5%減)、駐車場事業につきましては時間貸駐車場の稼働率が上昇したことにより1,439百万円(同1,342百万円、7.3%増)、住宅事業につきましては販売活動が順調に推移し718百万円(同486百万円、47.7%増)、不動産営業事業につきましては対面での営業活動の増加や大型案件の成約等により1,413百万円(同298百万円、374.1%増)、有料老人ホーム事業につきましては感染防止に注力した結果492百万円(同509百万円、3.3%減)となりました。
これらの結果、当社グループ全体の営業収益は9,307百万円(前年同四半期10,308百万円、前年同四半期比9.7% 減)、経常利益は2,540百万円(同3,155百万円、19.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,786百万円(同2,218百万円、19.5%減)、1株当たり四半期純利益は142.70円(同177.19円、19.5%減)となりました。
②財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は152,696百万円となり、前連結会計年度末と比べ342百万円の増加となりました。流動資産は、前連結会計年度末と比べ263百万円減少し33,661百万円となりました。これは「販売用不動産」が2,033百万円、「仕掛販売用不動産」が606百万円増加したものの、「現金及び預金」が2,855百万円減少したことが主な要因となっております。また、固定資産は、前連結会計年度末と比べ605百万円増加し119,035百万円となりました。これは有形固定資産が減価償却等により713百万円減少したものの、投資有価証券の増加等で投資その他の資産が1,329百万円増加したことが主な要因となっております。なお、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う景気回復の長期化に備えるため、十分な手元流動性の確保を図りつつ事業用資産の取得を行っております。
当第2四半期連結会計期間末の負債は、コマーシャル・ペーパーが増加したものの、借入金の減少等により前連結会計年度末と比べ1,801百万円減少し107,169百万円となりました。
当第2四半期連結会計期間末の純資産は利益剰余金の増加等により前連結会計年度末と比べ2,144百万円増加し45,527百万円となりました。
この結果、当第2四半期連結会計期間末における自己資本比率は29.8%(前連結会計年度末は28.5%)、1株当たり純資産は3,636.78円(前連結会計年度末は3,465.51円)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動による収入が478百万円(前年同四半期は2,717百万円の収入)、投資活動による支出が452百万円(同7,435百万円の支出)、財務活動による支出が2,793百万円(同11,089百万円の収入)あったことにより、前連結会計年度に比べ2,767百万円減少し、18,622百万円(同22,650百万円)となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動による資金の増加は478百万円(前年同四半期は2,717百万円の増加)となりました。これは棚卸資産の増加2,030百万円や仕掛販売用不動産の増加606百万円等の資金減少要因があったものの、税金等調整前四半期純利益2,537百万円、減価償却費924百万円、売上債権の減少149百万円等の資金増加要因があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動による資金の減少は452百万円(前年同四半期は7,435百万円の減少)となりました。これは投資有価証券の払戻しによる収入382百万円等の資金増加要因があったものの、投資有価証券の取得による支出678百万円、有形及び無形固定資産の取得による支出225百万円等の資金減少要因があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動による資金の減少は2,793百万円(前年同四半期は11,089百万円の増加)となりました。これは借入による収入3,500百万円、コマーシャル・ペーパーの発行による収入2,700百万円等があったものの、借入金の返済による支出8,259百万円等があったことによるものであります。
(3)会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、主要な設備に重要な異動はありません。