四半期報告書-第10期第1四半期(令和3年1月1日-令和3年3月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当社グループは、デジタルによるコンテンツの創作から利用・活用に至るまでの諸活動をトータルに支援できる環境の提供を経営理念に掲げ、事業を推進しております。
当連結会計年度におきましても、ソフトウェアIPを核とした経営に重点を置き、開発リソースの戦略的配置等、経営効率向上に注力しております。
その結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は1,779,001千円(前年同期比23.3%増)、営業利益は421,404千円(前年同期193.8%増)となりました。
また、経常利益につきましては、為替差益1,160千円を計上したこと等により、421,744千円の経常利益(前年同期比202.2%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、株式会社エイチアイの株式譲渡により関係会社株式売却益205,651千円を計上したこと、法人税等83,409千円を計上したことにより、544,058千円の親会社株主に帰属する四半期純利益(前年同期比628.5%増)となりました。
なお、これまでステークホルダーの皆様に事業へのご理解を深めていただくため、積極的かつ継続的なPR活動を通して事業活動をお伝えしてまいりましたが、従来のPR活動に加え、2021 年2月度以降、クリエイターサポート事業の「CLIP STUDIO PAINT」の累計出荷本数及び「CLIP STUDIO PAINT」サブスクリプションモデルの、2020年1月を100%とした契約数進捗率、UI/UX 事業では「CGI Studio」、「UI Conductor」の2020年1月以降の新規搭載台数の累計台数について、前月までの状況を月次で報告することといたしました。
事業別セグメントにつきましては、以下のとおりであります。
<クリエイターサポート事業>当第1四半期連結累計期間においては、子会社の株式会社セルシスが2020年末に実施した、イラスト・マンガ・アニメーション制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」のインターネット上での全世界に向けたプロモーション効果等により、堅調な事業推移となりました。
当期も積極的な販促活動を行い、3月には日本国外の新規ユーザー獲得目的の、Windows及びMacOSの「CLIP STUDIO PAINT」ダウンロード版の、大規模な海外向け販促キャンペーンを実施し、出荷ライセンス数が増加しました。また、日本の新年度に向け、企業及び教育機関向けに、「CLIP STUDIO PAINT」法人向けボリュームライセンスキャンペーンを実施しました。
なお、2020年にリリースした「CLIP STUDIO PAINT」のGalaxy版及びAndroid版の無料利用期間が経過し、それぞれ2月と3月からサブスクリプション課金が開始されています。
さらに、「CLIP STUDIO PAINT PRO」のすべての機能を搭載し、Windows / macOS / iPad / iPhone / Galaxy / Android /Chromebook の中からいずれか1台でご使用いただける「CLIP STUDIO PAINT PRO 1デバイス 1年版」を、2月より日本全国量販店の店頭で、3月より北米のAmazon.comにて発売を開始しました。
この他、株式会社セルシスがアニメーション業界向けフォーラム「ACTF2021 in TAAF」を株式会社ワコム、一般社団法人日本アニメーター・演出協会と共催し、「アニメーションスタジオ作画テンプレート」の配布と「日本アニメーション デジタル作画講座」の配信を実施しました。また、株式会社セルシスと株式会社アイビス、株式会社相鉄ビルマネジメントが運営するジョイナスと協業し、期間限定で「描く楽しさ」をテーマにしたお絵描き基地「×egakeru 」(エガケル)をオープンいたしました。今後も、全世界のクリエイターの「楽しい」創作体験の支援活動に注力してまいります。
以上の結果、売上高は1,476,827千円(前年同期比45.7%増)、営業利益は518,052千円(前年同期比66.2%増)となりました。
UI/UX事業では、自動車(四輪・二輪)関連分野を筆頭に、車載向けソフトウェア開発プラットフォーム「CGI Studio」(シージーアイスタジオ)、及び、HMIの基盤であるUIオーサリングソフトウェア群「exbeans UI Conductor」(エックスビーンズユーアイコンダクター)を中心とする自社IP製品の開発に注力しております。
当第1四半期連結累計期間では、Candera GmbHにより、next system社とDATE MODUL AG社(共に欧州)と協働で直感的なタッチフィードバック技術をサポートする革新的なHMIソリューションを開発、また、インフィニオンテクノロジー社(半導体メーカー世界上位10社)の最新HMIソフトウェアのパートナーとして認定されました。
この他、イベントでは1月に東京ビッグサイトと、オンラインにて同時に開催されたクルマの先端技術展示会「第13回オートモーティブワールド」に出展、3月には、欧州最大級の組み込み関連技術の国際展示会「Embedded World 2021」に出展し、次世代HMI開発をテーマとしてオンラインプレゼンテーションを実施しました。
以上の結果、売上高は300,174千円(前年同期比30.8%減)、営業損失は123,507千円(前年同期は201,039千円の営業損失)となりました。なお、2021年3月1付で、連結子会社であった株式会社エイチアイの全株式を株式会社ミックウェアへ譲渡したため、2021年第1四半期末における連結貸借対照表に同社の数値は含んでおらず、連結損益計算書では同社の2021年2月末日までの数値を含んでおります。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べて338,664千円増加し5,976,943千円となりました。この主な要因は、ソフトウェアが13,565千円、技術資産が25,577千円減少したものの現金及び預金が155,822千円、売掛金が62,008千円、未収入金が175,807千円増加したこと等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比べて131,766千円減少し1,485,836千円となりました。この主な要因は、前受金が63,674千円、賞与引当金が45,295千円増加した一方で未払金が34,845千円、未払費用が35,767千円、未払法人税等が156,131千円減少したこと等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて470,430千円増加し4,491,107千円となりました。主な要因は、利益剰余金が462,497千円増加したこと等によるものであります。なお、自己資本比率は、75.0%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は、1,434千円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)経営成績の分析
当社グループは、デジタルによるコンテンツの創作から利用・活用に至るまでの諸活動をトータルに支援できる環境の提供を経営理念に掲げ、事業を推進しております。
当連結会計年度におきましても、ソフトウェアIPを核とした経営に重点を置き、開発リソースの戦略的配置等、経営効率向上に注力しております。
その結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は1,779,001千円(前年同期比23.3%増)、営業利益は421,404千円(前年同期193.8%増)となりました。
また、経常利益につきましては、為替差益1,160千円を計上したこと等により、421,744千円の経常利益(前年同期比202.2%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、株式会社エイチアイの株式譲渡により関係会社株式売却益205,651千円を計上したこと、法人税等83,409千円を計上したことにより、544,058千円の親会社株主に帰属する四半期純利益(前年同期比628.5%増)となりました。
なお、これまでステークホルダーの皆様に事業へのご理解を深めていただくため、積極的かつ継続的なPR活動を通して事業活動をお伝えしてまいりましたが、従来のPR活動に加え、2021 年2月度以降、クリエイターサポート事業の「CLIP STUDIO PAINT」の累計出荷本数及び「CLIP STUDIO PAINT」サブスクリプションモデルの、2020年1月を100%とした契約数進捗率、UI/UX 事業では「CGI Studio」、「UI Conductor」の2020年1月以降の新規搭載台数の累計台数について、前月までの状況を月次で報告することといたしました。
事業別セグメントにつきましては、以下のとおりであります。
<クリエイターサポート事業>当第1四半期連結累計期間においては、子会社の株式会社セルシスが2020年末に実施した、イラスト・マンガ・アニメーション制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」のインターネット上での全世界に向けたプロモーション効果等により、堅調な事業推移となりました。
当期も積極的な販促活動を行い、3月には日本国外の新規ユーザー獲得目的の、Windows及びMacOSの「CLIP STUDIO PAINT」ダウンロード版の、大規模な海外向け販促キャンペーンを実施し、出荷ライセンス数が増加しました。また、日本の新年度に向け、企業及び教育機関向けに、「CLIP STUDIO PAINT」法人向けボリュームライセンスキャンペーンを実施しました。
なお、2020年にリリースした「CLIP STUDIO PAINT」のGalaxy版及びAndroid版の無料利用期間が経過し、それぞれ2月と3月からサブスクリプション課金が開始されています。
さらに、「CLIP STUDIO PAINT PRO」のすべての機能を搭載し、Windows / macOS / iPad / iPhone / Galaxy / Android /Chromebook の中からいずれか1台でご使用いただける「CLIP STUDIO PAINT PRO 1デバイス 1年版」を、2月より日本全国量販店の店頭で、3月より北米のAmazon.comにて発売を開始しました。
この他、株式会社セルシスがアニメーション業界向けフォーラム「ACTF2021 in TAAF」を株式会社ワコム、一般社団法人日本アニメーター・演出協会と共催し、「アニメーションスタジオ作画テンプレート」の配布と「日本アニメーション デジタル作画講座」の配信を実施しました。また、株式会社セルシスと株式会社アイビス、株式会社相鉄ビルマネジメントが運営するジョイナスと協業し、期間限定で「描く楽しさ」をテーマにしたお絵描き基地「×egakeru 」(エガケル)をオープンいたしました。今後も、全世界のクリエイターの「楽しい」創作体験の支援活動に注力してまいります。
以上の結果、売上高は1,476,827千円(前年同期比45.7%増)、営業利益は518,052千円(前年同期比66.2%増)となりました。
当第1四半期連結累計期間では、Candera GmbHにより、next system社とDATE MODUL AG社(共に欧州)と協働で直感的なタッチフィードバック技術をサポートする革新的なHMIソリューションを開発、また、インフィニオンテクノロジー社(半導体メーカー世界上位10社)の最新HMIソフトウェアのパートナーとして認定されました。
この他、イベントでは1月に東京ビッグサイトと、オンラインにて同時に開催されたクルマの先端技術展示会「第13回オートモーティブワールド」に出展、3月には、欧州最大級の組み込み関連技術の国際展示会「Embedded World 2021」に出展し、次世代HMI開発をテーマとしてオンラインプレゼンテーションを実施しました。
以上の結果、売上高は300,174千円(前年同期比30.8%減)、営業損失は123,507千円(前年同期は201,039千円の営業損失)となりました。なお、2021年3月1付で、連結子会社であった株式会社エイチアイの全株式を株式会社ミックウェアへ譲渡したため、2021年第1四半期末における連結貸借対照表に同社の数値は含んでおらず、連結損益計算書では同社の2021年2月末日までの数値を含んでおります。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べて338,664千円増加し5,976,943千円となりました。この主な要因は、ソフトウェアが13,565千円、技術資産が25,577千円減少したものの現金及び預金が155,822千円、売掛金が62,008千円、未収入金が175,807千円増加したこと等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比べて131,766千円減少し1,485,836千円となりました。この主な要因は、前受金が63,674千円、賞与引当金が45,295千円増加した一方で未払金が34,845千円、未払費用が35,767千円、未払法人税等が156,131千円減少したこと等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて470,430千円増加し4,491,107千円となりました。主な要因は、利益剰余金が462,497千円増加したこと等によるものであります。なお、自己資本比率は、75.0%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は、1,434千円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。