四半期報告書-第8期第1四半期(平成31年1月1日-平成31年3月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続く中、緩やかな回復基調が続いております。一方、米中貿易摩擦の激化や中国経済の動向、英国のEU離脱を巡る混迷等、世界経済の先行きは不透明な状況が続いております。
当社グループは、デジタルによるコンテンツの創作から利用・活用に至るまでの諸活動を、トータルに支援できる環境の提供を経営理念に掲げ、事業を推進しております。
その結果、当社グループの第1四半期連結累計期間の売上高は1,179,586千円(前年同期比16.5%増)、営業利益は256,158千円(前年同期比20.0%増)となりました。
また、経常利益につきましては、支払利息1,425千円、為替差損1,360千円を計上したこと等により、252,177千円の経常利益(前年同期比25.5%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、税金費用49,796千円を控除したこと等により、202,381千円の親会社株主に帰属する四半期純利益(前年同期比13.2%増)となりました。
事業別セグメントにつきましては、以下のとおりであります。
<クリエイターサポート事業>当第1四半期連結累計期間においては、マンガ・イラスト・アニメ制作ソフトウェア「CLIP STUDIO PAINT」シリーズの、2012年発売開始からの全世界における累計出荷本数が、500万本を超えました。
また、同ソフトウェアを提供する子会社の株式会社セルシス(以下「セルシス」という。)は、「BCN AWARD 2019」のグラフィックスソフト部門において、年間販売台数1位のベンダーとして表彰されました。セルシスの同部門での受賞は、2年ぶり4度目となりました。
さらに、「CLIP STUDIO PAINT」の最新バージョンでは、機械学習(AI)の技術を活用した「ポーズスキャナー」を搭載しました。これにより、ポーズスキャナーを使用して写真に写っている人物のポーズを読み取り、3Dデッサン人形や3Dキャラクター素材に適用することが可能となりました。今後も、機械学習を活用した機能の強化に積極的に取り組んでまいります。
この他、アニメーション業界に向けて、アニメーション・クリエイティブ・テクノロジー・フォーラム(ACTF)を共催し、「CLIP STUDIO PAINT」デジタル作画セミナーとブースの展示を行いました。
また、ASUS JAPAN株式会社から、「CLIP STUDIO PAINT」の動作確認済推奨パソコンが発売されました。
以上の結果、売上高は909,370千円(前年同期比34.0%増)、営業利益は239,424千円(前年同期比72.8%増)となりました。
UI/UX事業では、自動車(四輪・二輪)関連分野を筆頭に、HMIの基盤であるUIオーサリングソフトウェア群「exbeans UI Conductor」(エックスビーンズユーアイコンダクター)を始めとする自社IP製品の開発に注力しております。
「exbeans UI Conductor」は、プリンター分野において、セイコーエプソン株式会社のプリンターへの搭載台数が、累計で500万台を超えました。
さらに、2015年8月より大手OEMの車載機器向けサービスソフトウェアに採用されている当社製品は、北米市場を中心とした出荷台数が累計で300万台を超えております。
また、2019年1月に、UI/UX事業における開発力と販売力の強化を目的として、「Candera GmbH」(以下「Candera」という。)の株式を取得し、連結子会社といたしました。Canderaのスケーラブルでハードウェアに依存しないHMI及びGUI設計ソフトウェア「CGI Studio」は、主にドイツを中心とした欧州の大手自動車メーカー向けにOEM供給されております。今後は、グループシナジーの創出を図りながら、自社IP製品の競争力を強化してまいります。
なお、Canderaの株式取得日は、3月31日をみなし取得日としているため、貸借対照表のみを連結しており、当第1四半期連結累計期間に係る四半期連結損益計算書に業績は含まれておりません。
以上の結果、売上高は287,067千円(前年同期比16.7%減)、営業利益は39,684千円(前年同期比24.3%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べて2,325,917千円増加し6,680,478千円となりました。この主な要因は、売掛金が273,614千円の増加及びのれん1,872,835千円を計上したこと等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比べて1,990,148千円増加し2,867,913千円となりました。 この主な要因は、買掛金が17,445千円、1年以内返済予定の長期借入金が13,898千円減少した一方で短期借入金が1,450,000千円、未払法人税等が73,557千円増加したこと等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて335,768千円増加し3,812,565千円となりました。主な要因は、資本金が79,071千円、資本剰余金が79,071千円、利益剰余金が168,401千円増加したこと等によるものであります。なお、自己資本比率は、56.8%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は、7,760千円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)従業員数の増加
当第1四半期連結累計期間末における従業員数は、前連結会計年度末より45名増加し、221名となっております。主な要因は、Canderaを2019年1月31日付で連結子会社化したこと等によりUI/UX事業で前連結会計年度末より37名増加したことによるものです。
(1)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続く中、緩やかな回復基調が続いております。一方、米中貿易摩擦の激化や中国経済の動向、英国のEU離脱を巡る混迷等、世界経済の先行きは不透明な状況が続いております。
当社グループは、デジタルによるコンテンツの創作から利用・活用に至るまでの諸活動を、トータルに支援できる環境の提供を経営理念に掲げ、事業を推進しております。
その結果、当社グループの第1四半期連結累計期間の売上高は1,179,586千円(前年同期比16.5%増)、営業利益は256,158千円(前年同期比20.0%増)となりました。
また、経常利益につきましては、支払利息1,425千円、為替差損1,360千円を計上したこと等により、252,177千円の経常利益(前年同期比25.5%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、税金費用49,796千円を控除したこと等により、202,381千円の親会社株主に帰属する四半期純利益(前年同期比13.2%増)となりました。
事業別セグメントにつきましては、以下のとおりであります。
<クリエイターサポート事業>当第1四半期連結累計期間においては、マンガ・イラスト・アニメ制作ソフトウェア「CLIP STUDIO PAINT」シリーズの、2012年発売開始からの全世界における累計出荷本数が、500万本を超えました。
また、同ソフトウェアを提供する子会社の株式会社セルシス(以下「セルシス」という。)は、「BCN AWARD 2019」のグラフィックスソフト部門において、年間販売台数1位のベンダーとして表彰されました。セルシスの同部門での受賞は、2年ぶり4度目となりました。
さらに、「CLIP STUDIO PAINT」の最新バージョンでは、機械学習(AI)の技術を活用した「ポーズスキャナー」を搭載しました。これにより、ポーズスキャナーを使用して写真に写っている人物のポーズを読み取り、3Dデッサン人形や3Dキャラクター素材に適用することが可能となりました。今後も、機械学習を活用した機能の強化に積極的に取り組んでまいります。
この他、アニメーション業界に向けて、アニメーション・クリエイティブ・テクノロジー・フォーラム(ACTF)を共催し、「CLIP STUDIO PAINT」デジタル作画セミナーとブースの展示を行いました。
また、ASUS JAPAN株式会社から、「CLIP STUDIO PAINT」の動作確認済推奨パソコンが発売されました。
以上の結果、売上高は909,370千円(前年同期比34.0%増)、営業利益は239,424千円(前年同期比72.8%増)となりました。
「exbeans UI Conductor」は、プリンター分野において、セイコーエプソン株式会社のプリンターへの搭載台数が、累計で500万台を超えました。
さらに、2015年8月より大手OEMの車載機器向けサービスソフトウェアに採用されている当社製品は、北米市場を中心とした出荷台数が累計で300万台を超えております。
また、2019年1月に、UI/UX事業における開発力と販売力の強化を目的として、「Candera GmbH」(以下「Candera」という。)の株式を取得し、連結子会社といたしました。Canderaのスケーラブルでハードウェアに依存しないHMI及びGUI設計ソフトウェア「CGI Studio」は、主にドイツを中心とした欧州の大手自動車メーカー向けにOEM供給されております。今後は、グループシナジーの創出を図りながら、自社IP製品の競争力を強化してまいります。
なお、Canderaの株式取得日は、3月31日をみなし取得日としているため、貸借対照表のみを連結しており、当第1四半期連結累計期間に係る四半期連結損益計算書に業績は含まれておりません。
以上の結果、売上高は287,067千円(前年同期比16.7%減)、営業利益は39,684千円(前年同期比24.3%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べて2,325,917千円増加し6,680,478千円となりました。この主な要因は、売掛金が273,614千円の増加及びのれん1,872,835千円を計上したこと等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比べて1,990,148千円増加し2,867,913千円となりました。 この主な要因は、買掛金が17,445千円、1年以内返済予定の長期借入金が13,898千円減少した一方で短期借入金が1,450,000千円、未払法人税等が73,557千円増加したこと等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて335,768千円増加し3,812,565千円となりました。主な要因は、資本金が79,071千円、資本剰余金が79,071千円、利益剰余金が168,401千円増加したこと等によるものであります。なお、自己資本比率は、56.8%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は、7,760千円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)従業員数の増加
当第1四半期連結累計期間末における従業員数は、前連結会計年度末より45名増加し、221名となっております。主な要因は、Canderaを2019年1月31日付で連結子会社化したこと等によりUI/UX事業で前連結会計年度末より37名増加したことによるものです。