四半期報告書-第74期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/12 15:15
【資料】
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【項目】
24項目
文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
(単位:百万円)
2021年3月期
第2四半期
連結累計期間
2022年3月期
第2四半期
連結累計期間
前年同期比
増減額増減率
売上高73,15587,419+14,264+19.5%
売上原価32,15937,805+5,646+17.6%
売上利益40,99649,614+8,618+21.0%
販売費及び一般管理費39,72045,638+5,918+14.9%
営業利益1,2763,976+2,700+211.6%
その他の収益・費用7031,326+623+88.6%
A:有価証券・投資評価損益(純額)1,624198△1,426△87.8%
税引前四半期純利益3,6035,500+1,897+52.7%
当社株主に帰属する四半期純利益1,7822,983+1,201+67.4%
参考情報:Aを考慮しない税引前四半期純利益1,9795,302+3,323+167.9%

当第2四半期連結累計期間(2021年4月1日~9月30日)における当社グループの経営環境は、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)に対する規制の緩和によって米国、欧州の商況が大きく改善したものの、国内は極めて厳しい状況で推移しました。
このような状況のもと、当社グループは、お客さま・従業員・お取引先の健康と安全の確保を最優先に事業活動を行いつつ、高収益な経営体質の構築に向けた構造改革に取り組んでおります。また、感染症の拡大をきっかけに大きく変化した消費者の生活様式に対応する商品・サービスの開発・提供を継続的に行うとともに、「オンラインとオフラインの融合」、「顧客データの活用」など顧客体験の向上に向けた独自のCX戦略を推進することで、お客さま一人ひとりとの「深く、広く、長い」関係性を構築する取り組みを進めております。
当第2四半期連結累計期間の連結売上高は874億19百万円(前年同期比19.5%増)、営業利益は、39億76百万円(前年同期比211.6%増)、税引前四半期純利益は、55億円(前年同期比52.7%増)、当社株主に帰属する四半期純利益は、29億83百万円(前年同期比67.4%増)となりました。なお、有価証券・投資評価損益(純額)については、評価益1億98百万円を計上しております。(当社は米国会計基準を採用しており、当社及び連結子会社が保有する持分証券につきましては、公正価値で評価し、期初からの変動を「有価証券・投資評価損益(純額)」として「その他の収益・費用」で計上しております。)
当該期間の為替換算レートは、1米ドル=109.80円(前年同期106.92円)、1英ポンド=152.50円(同135.38円)、1中国元=16.66円(同15.38円)です。
オペレーティング・セグメントの実績を示すと次のとおりであります。
(単位:百万円)
2021年3月期2022年3月期前年同期比
第2四半期累計構成比第2四半期累計構成比増減額増減率
売上高合計73,155100.0%87,419100.0%+14,264+19.5%
ワコール事業(国内)41,03156.1%42,93549.1%+1,904+4.6%
ワコール事業(海外)19,44826.6%32,37937.0%+12,931+66.5%
ピーチ・ジョン事業6,0678.3%6,1617.1%+94+1.5%
その他6,6099.0%5,9446.8%△665△10.1%

(単位:百万円)
2021年3月期2022年3月期前年同期比
第2四半期累計売上比第2四半期累計売上比増減額増減率
営業利益(△損失)1,2761.7%3,9764.5%+2,700+211.6%
ワコール事業(国内)9132.2%7401.7%△173△18.9%
ワコール事業(海外)△255-2,6638.2%+2,918-
ピーチ・ジョン事業1,01416.7%1,05317.1%+39+3.8%
その他△396-△480-△84-

(参考)主要子会社の売上高・営業利益(△損失)
(単位:百万円)
売上高2021年3月期2022年3月期前年同期比
第2四半期
累計
構成比第2四半期
累計
構成比増減額増減率
ワコール38,45052.6%38,82644.4%+376+1.0%
ワコールインターナショナル(米国)8,51111.6%14,44516.5%+5,934+69.7%
ワコールヨーロッパ4,5986.3%8,5969.8%+3,998+87.0%
中国ワコール4,2865.9%6,5857.5%+2,299+53.6%
ピーチ・ジョン6,0678.3%6,1617.0%+94+1.5%
ルシアン2,4243.3%1,7532.0%△671△27.7%
七彩2,8353.9%2,5152.9%△320△11.3%

※外部売上高のみを記載しております。
(単位:百万円)
営業利益(△損失)2021年3月期2022年3月期前年同期比
第2四半期
累計
売上比第2四半期
累計
売上比増減額増減率
ワコール△985-350.1%+1,020-
ワコールインターナショナル(米国)△915-1,1207.8%+2,035-
ワコールヨーロッパ1393.0%1,10712.9%+968+696.4%
中国ワコール4099.5%3895.9%△20△4.9%
ピーチ・ジョン1,01416.7%1,05317.1%+39+3.8%
ルシアン974.0%△149-△246-
七彩△203-△219-△16-

※主要子会社の売上高・営業利益(△損失)は各国会計基準に基づく数値
① ワコール事業(国内)
当該セグメントの売上高は429億35百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益は7億40百万円(前年同期比18.9%減)となりました。営業利益については、前年同期の雇用調整助成金の受け取りによる利益貢献の裏返しなどから、減益となっております。
<ワコール>ワコール事業(国内)の中核事業会社であるワコールの売上高は、前年同期に比べ1.0%の増収となり、感染症拡大の影響を受けた前年同期並みの水準となりました。なお、ワコールの前年同期に対する増収幅と、ワコール事業(国内)セグメントの前年同期に対する増収幅の差異は、主に当期よりワコールが新収益認識基準を適用したことによるものです。(ワコール事業(国内)セグメントでは、米国会計基準に基づき過年度から適用しております)。
第1四半期連結会計期間は営業環境の改善が寄与し33.3%の増収となりましたが、当第2四半期連結会計期間は緊急事態宣言の発出や7月以降の感染者数の増大などに起因する消費マインドの低下に伴って、商業施設への来店客数が低調に推移した結果、16.7%の減収となりました。
巣ごもり需要の寄与もあり、前年同期に大きく伸長した自社EC「ワコールウェブストア」については、送料無料キャンペーンなどが奏功し、計画を上回る購買率を確保した結果、前年同期の高い水準を上回りました。また、他社ECについても前年同期の水準を上回りました。
営業利益は、売上が低迷する中で、高収益な経営体質の構築に向けた収益構造改革の一環として経費削減などに努めた結果、35百万円(前年同期は営業損失9億85百万円)となりました。なお、雇用調整助成金につきましては、営業外収益として計上されているため、上記の営業利益の金額や前年同期差には含まれておりません(連結経営成績上は米国会計基準に基づき営業損益に組み替え表示しております)。
② ワコール事業(海外)
邦貨換算後の当該セグメントの売上高は323億79百万円(前年同期比66.5%増)、営業利益は26億63百万円(前年同期は2億55百万円の営業損失)となりました。
なお、前期において「ワコール事業(海外)」セグメント内で計上していた「ピーチ・ジョン」ブランドの中国国内の売上高については、「ピーチ・ジョン事業」セグメントでの計上に変更し、前年同期実績についても遡及修正しております。
また、中国ワコールにおける百貨店等の売上について、当期より店頭価格ベースに変更しておりますが、遡及修正しておりません。なお、当該変更により、売上高、販売費及び一般管理費がそれぞれ同額増加するため、営業利益に影響はありません。
<ワコールインターナショナル(米国)>ワコールインターナショナル(米国)の現地通貨ベースの売上高は、前年同期に比べ65.3%の増収(邦貨換算ベース69.7%増)となりました。
「Wacoal」や「b.tempt’d」などのブランドを展開する米国ワコールは、個人消費の力強い回復を背景に、自社ECや百貨店の店頭売上が好調に推移した結果、72.5%の増収となり、感染症拡大前の水準を上回りました。
「LIVELY」ブランドを展開するIntimates Online, Inc.は、SNS広告のコスト高騰を受け、マーケティング費用を抑制した結果、自社ECへの集客に苦戦しましたが、サイトの利便性改善による購買率の向上やターゲット(Target corporation)への納品が寄与し、35.7%の増収となりました。
現地通貨ベースの営業利益は、自社ECの成長に向けて戦略的な投資を継続した一方で、増収効果や売上利益率の改善が寄与し、10.2百万ドル(邦貨換算ベース11億20百万円)となりました(前年同期は営業損失8.6百万ドル(邦貨換算ベース9億15百万円))。
<ワコールヨーロッパ>ワコールヨーロッパの現地通貨ベースの売上高は、前年同期に比べ66.0%の増収(邦貨換算ベース87.0%増)となりました。
感染症対策の緩和以降、主要エリアの経済活動は回復基調にあり、当第2四半期連結会計期間の売上高は米国、英国、欧州すべての地域で感染症拡大前の水準を上回りました。チャネル別では、百貨店は主力得意先の閉店により感染症拡大前の水準を下回っていますが、専門店については回復を果たしています。なお、英国で展開する自社ECについては、54.4%の大幅な増収となり、売上に占める自社EC比率は6%程度まで高まっております。
現地通貨ベースの営業利益は、増収効果により、613.0%の増益(邦貨換算ベース696.4%増)となりました。
<中国ワコール>中国ワコールの現地通貨ベースの売上高は、前年同期に比べ41.8%の増収(邦貨換算ベース53.6%増)となりました。
百貨店などの実店舗については、感染症拡大による店舗休業の裏返しから、「Wacoal」や「Salute」ブランドの売上が回復し、増収となりましたが、感染症拡大前の水準には届いておりません(卸価格ベース比較)。ECについては、新興ブランドとの競争激化に加え、ECモール事業者が主催する大型商戦での苦戦などが響き、前年同期を下回りました。
現地通貨ベースの営業利益は、前年同期の政府の支援策がなくなったことや、前期末に採用した新準則と旧準則の会計基準差による一時的な影響などにより、12.3%の減益(邦貨換算ベース4.9%減)となりました。
③ ピーチ・ジョン事業
当該セグメントの売上高は、61億61百万円(前年同期比1.5%増)となりました。
直営店は、7月以降の感染者数増大が響き、当第2四半期連結会計期間は減収となりましたが、第1四半期連結会計期間の売上回復が寄与し、22.6%の増収となりました。自社ECは、巣ごもり需要によって大きく伸長した前年同期の水準には至らず、13.8%の減収となりました。
営業利益は、増収効果に加え、売上利益率の改善や経費の抑制により、10億53百万円(前年同期比3.8%増)となりました。
④ その他
当該セグメントの売上高は、59億44百万円(前年同期比10.1%減)、営業損益は4億80百万円の営業損失(前年同期は3億96百万円の営業損失)となりました。
<ルシアン>ルシアンの売上高は、量販店や大手衣料品チェーン向けのプライベートブランド商品の売上が低調に推移した結果、前年同期に比べ27.7%の減収となりました。営業損益は、経費削減に努めたものの、減収の影響が大きく1億49百万円の営業損失(前年同期は97百万円の営業利益)となりました。
<七彩>七彩の売上高は、感染症拡大に伴う新規出店や各種イベントの中止・延期による工事事業の低迷が影響し、前年同期に比べ11.3%の減収となりました。営業損益は、オペレーションの見直しによる経費削減を進めたものの、減収の影響が大きく2億19百万円の営業損失(前年同期は2億3百万円の営業損失)となりました。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、借入金の返済のため現金及び現金同等物が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比して188億26百万円減少し、3,039億35百万円となりました。
負債の部も、同様の理由で短期借入金を返済したことなどにより、前連結会計年度末に比して216億71百万円減少し、824億74百万円となりました。
株主資本は、利益剰余金の増加や為替換算調整勘定の変動などにより、前連結会計年度末に比して28億3百万円増加し、2,184億15百万円となりました。
以上の結果により、当第2四半期連結会計期間末における株主資本比率は、前連結会計年度末に比して5.1ポイント増加し、71.9%となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比して167億60百万円減少し、467億97百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、四半期純利益30億円に減価償却費や繰延税金などによる調整を加えた金額に対して、資産及び負債の増減などによる調整を行った結果、87億8百万円の収入(前年同期は29億90百万円の支出)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、有形及び無形固定資産の取得などにより、28億21百万円の支出(前年同期に比し8億86百万円の支出増)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の返済、配当金及び条件付取得対価の支払などにより、225億68百万円の支出(前年同期は358億39百万円の収入)となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響等不確実性が大きく、将来の業績予想等に反映させることが難しい要素もありますが、現時点において入手可能な情報を基に検証等を行っております。新型コロナウイルス感染症による見積りへの影響は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 四半期連結財務諸表に関する注記 1 四半期連結会計方針 E 見積りの使用」に記載しております。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた対処すべき課題はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の金額は、2億32百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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