四半期報告書-第70期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)

【提出】
2019/02/14 11:29
【資料】
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【項目】
28項目
文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、雇用・所得環境の改善、個人消費の持ち直しにより緩やかな回復基調が継続しております。
このような環境の中、当社グループにおきましては、従来からの基本戦略である「販売エリアの拡大」と「販売シェアの向上」の一環として4月に三重県津市に三重営業所を、5月に滋賀県竜王町に滋賀営業所を開設致しました。業績につきましては、前期に対し当第3四半期連結累計期間の売上高は、鉄鋼商品販売事業において販売数量の増加ならびに鋼材市況の上昇により1,690億55百万円(前年同期比15.3%増)となりました。損益面におきましては、売上高は増加したものの売上原価の上昇に伴い利益率が低下したことにより営業利益45億67百万円(前年同期比9.5%減)、経常利益47億6百万円(前年同期比9.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益32億7百万円(前年同期比10.1%減)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
①九州・中国エリア
前期に対し、売上高は販売数量の増加、鋼材市況の上昇により増加いたしました。損益は利益率の低下により減少いたしました。その結果、外部顧客への売上高は917億44百万円(前年同期比12.7%増)、セグメント利益は29億84百万円(前年同期比0.8%減)となりました。
②関西・中京エリア
前期に対し、売上高は鋼材市況の上昇ならびに工事請負事業の増加により増加いたしました。損益は利益率の低下により減少いたしました。その結果、外部顧客への売上高は431億1百万円(前年同期比18.0%増)、セグメント利益は10億15百万円(前年同期比3.9%減)となりました。
③関東・東北エリア
前期に対し、売上高は販売数量の増加、鋼材市況の上昇により増加いたしました。損益は利益率の低下ならびに貸倒引当金繰入額の増加により減少いたしました。その結果、外部顧客への売上高は342億9百万円(前年同期比19.0%増)、セグメント利益は5億72百万円(前年同期比41.6%減)となりました。
(2)財政状態に関する説明
(資産の部)
前連結会計年度末比120億63百万円増加し、1,575億13百万円となりました。主な要因は、未完成工事の増加により前渡金が増加、売上高の増加により受取手形及び売掛金、電子記録債権が増加したことによるものです。
(負債の部)
前連結会計年度末比104億79百万円増加し、910億47百万円となりました。主な要因は、運転資金の増加により短期借入金が増加、未完成工事の増加により前受金が増加したことによるものです。
(純資産の部)
前連結会計年度末比15億84百万円増加し、664億66百万円となりました。主な要因は、利益剰余金が増加したことによるものです。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。