有価証券報告書-第51期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
①事業全体及びセグメント情報に記載された区分ごとの状況
当連結会計年度における、当社グループの主要顧客業界である日系自動車産業は、成長率が鈍化しているものの北米市場や中国市場の販売台数が高水準で推移したことに加え、国内市場も軽自動車の復調などにより堅調に推移したことから、世界生産台数は増加傾向で推移いたしました。一方、世界の政治情勢や円高基調となっている為替状況など、予断を許さない状況になっております。
このような状況のなか、ネットシェイプ事業の金型部門では、国内ユーザー向けの新規品の売上高が増加したことに加え、海外では下半期に入りアジア地域向けの売上高が増加いたしました。また、精密鍛造品部門についても海外生産品の売上高が増加いたしました。その結果、ネットシェイプ事業の売上高は71億7千1百万円(前年同期比5.2%増)となりました。
アッセンブリ事業では、VGターボチャージャー部品及びガソリンエンジン車向けのターボチャージャー部品双方の製品の売上高が増加傾向で推移いたしました。その結果、アッセンブリ事業の売上高は59億1千5百万円(前年同期比9.8%増)となりました。
フィルタ事業では、医薬品産業向け製品が増加したことに加え、海外子会社THAI SINTERED MESH CO.,LTD.の売上高も増加いたしました。その結果、売上高は21億6千1百万円(前年同期比11.3%増)となりました。
以上の結果、連結売上高は過去最高となる152億4千8百万円(前年同期比7.8%増)となりました。
損益面におきましては、アッセンブリ事業において、第4四半期に滞留在庫の評価損を計上したものの、ネットシェイプ事業において金型部門、精密鍛造品部門双方が好調に推移したことなどから増益となりました。
以上の結果、営業利益7億5千5百万円(前年同期比17.6%増)、経常利益7億7千8百万円(前年同期比20.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益5億2千2百万円(前年同期比23.0%増)となりました。
売上総利益は29億4千7百万円となり、売上総利益率は前連結会計年度と比べ0.3ポイント上昇し19.3%となりました。
また、営業利益は7億5千5百万円となり、営業利益率は前連結会計年度と比べ0.5ポイント上昇し5%となりました。これは、各事業とも増収となったこと、特にネットシェイプ事業が好調に推移したことによります。
②生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.金額は販売価格により表示しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.製品仕入実績
当連結会計年度の製品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.金額は仕入価格により表示しております。
2.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
c.受注状況
当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.金額は販売価格により表示しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.ネットシェイプの精密鍛造品部門とアッセンブリの受注には、内示受注高を含んでおります。
d.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.数量については、製品種類が多岐にわたり表示が困難であるため記載を省略しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 財政状態の状況
当連結会計年度末の資産におきましては、前連結会計年度末に比べ1億9千万円増加し、161億5千1百万円となりました。これは、主に現金及び預金が1億8千8百万円、棚卸資産が6千3百万円増加した一方、有形固定資産が1億6千4百万円減少したことによるものであります。
負債におきましては、前連結会計年度末に比べ4億6千1百万円減少し、49億2千2百万円となりました。これは、主に未払法人税等が6千5百万円増加した一方、借入金が1億8千4百万円、リース債務が4億1千6百万円減少したことによるものであります。
純資産におきましては、親会社株主に帰属する当期純利益5億2千2百万円等により、前連結会計年度末に比べて6億5千1百万円増加し、112億2千8百万円となり、自己資本比率は63.0%となりました。
有利子負債残高は、前連結会計年度末に比べ6億円減少し、22億7千9百万円となりました。
今後も資産が膨らむことが予測されますが、最適資本構成の検証により財務の健全性維持に努めてまいります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1億8千7百万円増加し、26億6千5百万円となりました。これは、自己資本に対して26.2%に相当し、比率としては増加傾向にありますが、手元資金の水準として適正な範囲内であると考えております。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は14億8千3百万円(前年同期比17.6%減)となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益7億8千万円、減価償却費8億6千万円の増加要因より、法人税等の支払額1億8千8百万円の減少要因を差し引いた結果によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は5億6千8百万円(前年同期比2.2%減)となりました。これは、主にネットシェイプ事業用設備及びアッセンブリ事業用設備の更新等、有形固定資産の取得による支出4億8千9百万円によるものであり、所要資金は、借入金、自己資金より充当いたしました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は7億9千8百万円(前年同期比15.6%増)となりました。これは、主に長期借入れによる収入6億円、短期借入金の純増加額3億3千5百万円の増加要因より、長期借入金の返済による支出11億2千万円、配当金の支払額1億6千3百万円、リース債務の返済による支出4億4千9百万円の減少要因を差し引いた結果によるものであります。
なお、当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは下記のとおりであります。
・自己資本比率 : 自己資本/総資産
・時価ベースの自己資本比率 : 株式時価総額/総資産
・キャッシュ・フロー対有利子負債比率 : 有利子負債/営業キャッシュ・フロー
・インタレスト・カバレッジ・レシオ : 営業キャッシュ・フロー/利払い
1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
3.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている負債を対象としております。また、利払いについては連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
①事業全体及びセグメント情報に記載された区分ごとの状況
当連結会計年度における、当社グループの主要顧客業界である日系自動車産業は、成長率が鈍化しているものの北米市場や中国市場の販売台数が高水準で推移したことに加え、国内市場も軽自動車の復調などにより堅調に推移したことから、世界生産台数は増加傾向で推移いたしました。一方、世界の政治情勢や円高基調となっている為替状況など、予断を許さない状況になっております。
このような状況のなか、ネットシェイプ事業の金型部門では、国内ユーザー向けの新規品の売上高が増加したことに加え、海外では下半期に入りアジア地域向けの売上高が増加いたしました。また、精密鍛造品部門についても海外生産品の売上高が増加いたしました。その結果、ネットシェイプ事業の売上高は71億7千1百万円(前年同期比5.2%増)となりました。
アッセンブリ事業では、VGターボチャージャー部品及びガソリンエンジン車向けのターボチャージャー部品双方の製品の売上高が増加傾向で推移いたしました。その結果、アッセンブリ事業の売上高は59億1千5百万円(前年同期比9.8%増)となりました。
フィルタ事業では、医薬品産業向け製品が増加したことに加え、海外子会社THAI SINTERED MESH CO.,LTD.の売上高も増加いたしました。その結果、売上高は21億6千1百万円(前年同期比11.3%増)となりました。
以上の結果、連結売上高は過去最高となる152億4千8百万円(前年同期比7.8%増)となりました。
損益面におきましては、アッセンブリ事業において、第4四半期に滞留在庫の評価損を計上したものの、ネットシェイプ事業において金型部門、精密鍛造品部門双方が好調に推移したことなどから増益となりました。
以上の結果、営業利益7億5千5百万円(前年同期比17.6%増)、経常利益7億7千8百万円(前年同期比20.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益5億2千2百万円(前年同期比23.0%増)となりました。
売上総利益は29億4千7百万円となり、売上総利益率は前連結会計年度と比べ0.3ポイント上昇し19.3%となりました。
また、営業利益は7億5千5百万円となり、営業利益率は前連結会計年度と比べ0.5ポイント上昇し5%となりました。これは、各事業とも増収となったこと、特にネットシェイプ事業が好調に推移したことによります。
②生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 金額(千円) | 前年同期比(%) |
| ネットシェイプ | 6,890,692 | 106.0 |
| アッセンブリ | 5,901,633 | 113.3 |
| フィルタ | 2,097,576 | 115.3 |
| 合計 | 14,889,901 | 110.0 |
(注) 1.金額は販売価格により表示しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.製品仕入実績
当連結会計年度の製品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 金額(千円) | 前年同期比(%) |
| ネットシェイプ | 710,255 | 116.3 |
| フィルタ | 202,689 | 105.7 |
| 合計 | 912,944 | 113.8 |
(注) 1.金額は仕入価格により表示しております。
2.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
c.受注状況
当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
| ネットシェイプ | 7,659,019 | 113.6 | 1,427,344 | 151.9 |
| アッセンブリ | 5,961,901 | 106.4 | 1,925,282 | 102.4 |
| フィルタ | 2,397,694 | 123.0 | 695,382 | 151.4 |
| 合計 | 16,018,615 | 112.1 | 4,048,010 | 123.5 |
(注) 1.金額は販売価格により表示しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.ネットシェイプの精密鍛造品部門とアッセンブリの受注には、内示受注高を含んでおります。
d.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 金額(千円) | 前年同期比(%) |
| ネットシェイプ | 7,171,263 | 105.2 |
| アッセンブリ | 5,915,923 | 109.8 |
| フィルタ | 2,161,509 | 111.3 |
| 合計 | 15,248,696 | 107.8 |
(注) 1.数量については、製品種類が多岐にわたり表示が困難であるため記載を省略しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 三菱重工業㈱ | 2,603,951 | 18.4 | 3,098,874 | 20.3 |
| Mitsubishi Turbocharger Asia Co.,Ltd. | 2,906,657 | 20.5 | 3,072,850 | 20.2 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 財政状態の状況
当連結会計年度末の資産におきましては、前連結会計年度末に比べ1億9千万円増加し、161億5千1百万円となりました。これは、主に現金及び預金が1億8千8百万円、棚卸資産が6千3百万円増加した一方、有形固定資産が1億6千4百万円減少したことによるものであります。
負債におきましては、前連結会計年度末に比べ4億6千1百万円減少し、49億2千2百万円となりました。これは、主に未払法人税等が6千5百万円増加した一方、借入金が1億8千4百万円、リース債務が4億1千6百万円減少したことによるものであります。
純資産におきましては、親会社株主に帰属する当期純利益5億2千2百万円等により、前連結会計年度末に比べて6億5千1百万円増加し、112億2千8百万円となり、自己資本比率は63.0%となりました。
有利子負債残高は、前連結会計年度末に比べ6億円減少し、22億7千9百万円となりました。
今後も資産が膨らむことが予測されますが、最適資本構成の検証により財務の健全性維持に努めてまいります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1億8千7百万円増加し、26億6千5百万円となりました。これは、自己資本に対して26.2%に相当し、比率としては増加傾向にありますが、手元資金の水準として適正な範囲内であると考えております。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は14億8千3百万円(前年同期比17.6%減)となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益7億8千万円、減価償却費8億6千万円の増加要因より、法人税等の支払額1億8千8百万円の減少要因を差し引いた結果によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は5億6千8百万円(前年同期比2.2%減)となりました。これは、主にネットシェイプ事業用設備及びアッセンブリ事業用設備の更新等、有形固定資産の取得による支出4億8千9百万円によるものであり、所要資金は、借入金、自己資金より充当いたしました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は7億9千8百万円(前年同期比15.6%増)となりました。これは、主に長期借入れによる収入6億円、短期借入金の純増加額3億3千5百万円の増加要因より、長期借入金の返済による支出11億2千万円、配当金の支払額1億6千3百万円、リース債務の返済による支出4億4千9百万円の減少要因を差し引いた結果によるものであります。
なお、当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは下記のとおりであります。
| 平成28年3月期 | 平成29年3月期 | 平成30年3月期 | |
| 自己資本比率(%) | 59.8 | 60.4 | 63.0 |
| 時価ベースの自己資本比率(%) | 28.3 | 29.6 | 80.8 |
| キャッシュ・フロー対有利子負債比率 (年) | 2.8 | 1.6 | 1.5 |
| インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) | 24.7 | 57.6 | 68.7 |
・自己資本比率 : 自己資本/総資産
・時価ベースの自己資本比率 : 株式時価総額/総資産
・キャッシュ・フロー対有利子負債比率 : 有利子負債/営業キャッシュ・フロー
・インタレスト・カバレッジ・レシオ : 営業キャッシュ・フロー/利払い
1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
3.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている負債を対象としております。また、利払いについては連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。