四半期報告書-第86期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)
(1)経営成績の概況
当第1四半期連結累計期間の世界の経済情勢は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防のワクチンの普及に伴う経済活動の進展により、先進国を中心に景気の回復が見られました。米国においては、ワクチンの普及と巨額の経済対策により景気回復が進みました。中国では、個人消費の回復と輸出の拡大により景気が底堅く推移しました。一方で、COVID-19の変異株の流行に加え、半導体供給不足をはじめとするサプライチェーン上での供給制約の影響も懸念され、世界経済の先行きは不透明な状況にあります。
当社グループが属するエレクトロニクス市場は、カーエレクトロニクス向けでは、自動車の生産台数の回復に加え、今後の生産増加に備えた部品在庫積み増しの動きが続いているため、前年同四半期比で需要が大きく増加しました。また、スマートフォン向けでは、一部地域で出荷台数が前年同四半期比を下回って推移したものの、5G対応スマートフォンの増加による需要の拡大が見られました。
そのような中、当第1四半期連結累計期間の売上高は、主力製品の積層セラミックコンデンサがカーエレクトロニクス向けやスマートフォン向けで大きく増加したことに加え、表面波フィルタやインダクタ、高周波モジュールがスマートフォン向けで増加しました。その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期連結累計期間比34.5%増の439,557百万円となりました。
利益につきましては、生産高増加に伴う操業度益やコストダウン、円安効果などにより、営業利益は前年同四半期連結累計期間比104.7%増の105,069百万円、税引前四半期純利益は同92.3%増の103,710百万円、当社株主に帰属する四半期純利益は同95.1%増の77,218百万円となりました。
事業別セグメントについては、コンポーネントは売上高が346,081百万円(前年同四半期連結累計期間比40.9%増)で事業利益(※)が112,014百万円(同90.2%増)、モジュールは売上高が99,860百万円(同13.5%増)で事業利益が8,509百万円(同22.9%増)、その他は売上高が15,578百万円(同8.1%増)で事業利益が1,997百万円(同3.7%増)となりました。
(※)「事業利益」は売上高から事業に直接帰属する費用を控除した利益であります。
当第1四半期連結累計期間の製品別の売上高を前年同四半期連結累計期間と比較した概況は、以下のとおりであります。
[コンデンサ]
この区分には、積層セラミックコンデンサなどが含まれます。
当第1四半期連結累計期間は、主力の積層セラミックコンデンサが自動車の生産台数回復や今後の生産増加に備えた部品の取り込みによりカーエレクトロニクス向けで大きく増加したほか、PC及び関連機器向けやスマートフォン向けで増加しました。
その結果、コンデンサの売上高は前年同四半期連結累計期間に比べ40.7%増の189,255百万円となりました。
[圧電製品]
この区分には、表面波フィルタ、圧電センサ、発振子などが含まれます。
当第1四半期連結累計期間は、表面波フィルタがスマートフォン向けで大きく増加しました。
その結果、圧電製品の売上高は前年同四半期連結累計期間に比べ46.9%増の38,770百万円となりました。
[その他コンポーネント]
この区分には、リチウムイオン二次電池、インダクタ、EMI除去フィルタ、コネクタ、センサ、サーミスタなどが含まれます。
当第1四半期連結累計期間は、インダクタがスマートフォン向けやカーエレクトロニクス向けで大きく増加したほか、リチウムイオン二次電池がパワーツール向けで大きく増加しました。
その結果、その他コンポーネントの売上高は前年同四半期連結累計期間に比べ43.4%増の110,928百万円となりました。
[モジュール]
この区分には、コネクティビティモジュール、高周波モジュール、樹脂多層基板、電源モジュール、多層デバイスなどが含まれます。
当第1四半期連結累計期間は、ハイエンドスマートフォン向けで高周波モジュールや樹脂多層基板、コネクティビティモジュールが増加しました。
その結果、モジュールの売上高は前年同四半期連結累計期間に比べ13.5%増の99,860百万円となりました。
当第1四半期連結累計期間の用途別の売上高を前年同四半期連結累計期間と比較した概況は、以下のとおりであります。
[AV]
当第1四半期連結累計期間は、巣ごもり需要を背景にゲーム機向けで積層セラミックコンデンサやリチウムイオン二次電池が大きく増加しました。
その結果、AV用途の売上高は前年同四半期連結累計期間に比べ23.2%増の18,969百万円となりました。
[通信]
当第1四半期連結累計期間は、基地局向けで積層セラミックコンデンサが減少したものの、スマートフォン向けで積層セラミックコンデンサや表面波フィルタが増加しました。
その結果、通信用途の売上高は前年同四半期連結累計期間に比べ16.6%増の185,656百万円となりました。
[コンピュータ及び関連機器]
当第1四半期連結累計期間は、リモートワーク向けやオンライン教育向けの需要を背景にPC向けで積層セラミックコンデンサやインダクタが大きく増加しました。
その結果、コンピュータ及び関連機器用途の売上高は前年同四半期連結累計期間に比べ31.9%増の89,656百万円となりました。
[カーエレクトロニクス]
当第1四半期連結累計期間は、自動車の生産台数の回復や今後の生産増加に備えた部品の取り込みにより、積層セラミックコンデンサが大きく増加しました。
その結果、カーエレクトロニクス用途の売上高は前年同四半期連結累計期間に比べ93.2%増の82,734百万円となりました。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、主に棚卸資産の増加により、前連結会計年度末に比べ5,211百万円増加し、2,467,472百万円となりました。負債は、主に未払税金の減少により前連結会計年度末に比べ38,761百万円減少し、501,855百万円となりました。資本は、主に利益剰余金の増加により、前連結会計年度末に比べ43,972百万円増加し、1,965,617百万円となりました。株主資本比率は、前連結会計年度末に比べ1.7ポイント上昇の79.7%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
<営業活動によるキャッシュ・フロー>当第1四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、未払税金の減少が26,113百万円、棚卸資産の増加が16,720百万円となりましたが、キャッシュ・フローの源泉となる四半期純利益が77,153百万円、減価償却費が37,264百万円となったことなどにより、58,108百万円のキャッシュ・インとなりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは前年同四半期連結累計期間に比べ12,514百万円の増加となりました。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>当第1四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券及び投資項目の償還及び売却が9,790百万円となりましたが、生産能力増強を中心とした有形固定資産の取得による支出が46,730百万円、短期投資の増加が16,424百万円となったことなどにより、53,377百万円のキャッシュ・アウトとなりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは前年同四半期連結累計期間に比べ6,566百万円の減少となりました。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>当第1四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いが38,389百万円となったことなどにより、38,635百万円のキャッシュ・アウトとなりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは前年同四半期連結累計期間に比べ26,485百万円の減少となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)資本の財源及び資金の流動性
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の財務戦略と経営資源の配分に関する考え方及び資金調達と手許流動性の状況について重要な変更はありません。
(6)重要な会計方針及び見積
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計方針及び見積について重要な変更はありません。なお、新型コロナウイルス感染症が見積及び当該見積に用いた仮定に与える影響につきましても重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動に要した費用は、27,048百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(8)生産、受注及び販売の実績
①生産実績
当第1四半期連結累計期間の製品別の生産実績は、下表のとおりであります。
(注)1.金額は、販売価格で表示しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.以下の製品別諸表については、主たる事業である電子部品並びにその関連製品の生産、受注及び販売の実績を記載しております。
4.カーエレクトロニクス向けやPC及び関連機器向けで積層セラミックコンデンサの売上が大きく増加したことにより、コンデンサの「生産実績」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
5.スマートフォン向けやカーエレクトロニクス向けでインダクタの売上が大きく増加したほか、パワーツール向けでリチウムイオン二次電池の売上が大きく増加したことにより、その他コンポーネントの「生産実績」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
②受注実績
当第1四半期連結累計期間の製品別の受注高及び受注残高は、下表のとおりであります。
(注)1.金額は、販売価格で表示しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.カーエレクトロニクス向けやPC及び関連機器向けで積層セラミックコンデンサの需要が拡大したことにより、コンデンサの「受注高」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
4.スマートフォン向けで表面波フィルタの需要が拡大したことにより、圧電製品の「受注高」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
5.スマートフォン向けでインダクタの需要が拡大したほか、パワーツール向けでリチウムイオン二次電池の需要が拡大したことにより、その他コンポーネントの「受注高」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
③販売実績
当第1四半期連結累計期間の製品別の販売実績は、下表のとおりであります。
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.カーエレクトロニクス向けやPC及び関連機器向けで積層セラミックコンデンサの売上が大きく増加したことにより、コンデンサの「販売実績」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
3.スマートフォン向けで表面波フィルタの売上が大きく増加したことにより、圧電製品の「販売実績」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
4.スマートフォン向けやカーエレクトロニクス向けでインダクタの売上が大きく増加したほか、パワーツール向けでリチウムイオン二次電池の売上が大きく増加したことにより、その他コンポーネントの「販売実績」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
当第1四半期連結累計期間の用途別の販売実績は、下表のとおりであります。
(注)1.当社推計値に基づいております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.PC向けで積層セラミックコンデンサの売上が大きく増加したことにより、コンピュータ及び関連機器の「販売実績」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
4.自動車の生産台数の回復に伴う車載用積層セラミックコンデンサの売上が大きく増加したことにより、カーエレクトロニクスの「販売実績」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
5.代理店向けで積層セラミックコンデンサの売上が大きく増加したほか、パワーツール向けでリチウムイオン二次電池の売上が大きく増加したことにより、家電・その他の「販売実績」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
当第1四半期連結累計期間の世界の経済情勢は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防のワクチンの普及に伴う経済活動の進展により、先進国を中心に景気の回復が見られました。米国においては、ワクチンの普及と巨額の経済対策により景気回復が進みました。中国では、個人消費の回復と輸出の拡大により景気が底堅く推移しました。一方で、COVID-19の変異株の流行に加え、半導体供給不足をはじめとするサプライチェーン上での供給制約の影響も懸念され、世界経済の先行きは不透明な状況にあります。
当社グループが属するエレクトロニクス市場は、カーエレクトロニクス向けでは、自動車の生産台数の回復に加え、今後の生産増加に備えた部品在庫積み増しの動きが続いているため、前年同四半期比で需要が大きく増加しました。また、スマートフォン向けでは、一部地域で出荷台数が前年同四半期比を下回って推移したものの、5G対応スマートフォンの増加による需要の拡大が見られました。
そのような中、当第1四半期連結累計期間の売上高は、主力製品の積層セラミックコンデンサがカーエレクトロニクス向けやスマートフォン向けで大きく増加したことに加え、表面波フィルタやインダクタ、高周波モジュールがスマートフォン向けで増加しました。その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期連結累計期間比34.5%増の439,557百万円となりました。
利益につきましては、生産高増加に伴う操業度益やコストダウン、円安効果などにより、営業利益は前年同四半期連結累計期間比104.7%増の105,069百万円、税引前四半期純利益は同92.3%増の103,710百万円、当社株主に帰属する四半期純利益は同95.1%増の77,218百万円となりました。
事業別セグメントについては、コンポーネントは売上高が346,081百万円(前年同四半期連結累計期間比40.9%増)で事業利益(※)が112,014百万円(同90.2%増)、モジュールは売上高が99,860百万円(同13.5%増)で事業利益が8,509百万円(同22.9%増)、その他は売上高が15,578百万円(同8.1%増)で事業利益が1,997百万円(同3.7%増)となりました。
(※)「事業利益」は売上高から事業に直接帰属する費用を控除した利益であります。
当第1四半期連結累計期間の製品別の売上高を前年同四半期連結累計期間と比較した概況は、以下のとおりであります。
[コンデンサ]
この区分には、積層セラミックコンデンサなどが含まれます。
当第1四半期連結累計期間は、主力の積層セラミックコンデンサが自動車の生産台数回復や今後の生産増加に備えた部品の取り込みによりカーエレクトロニクス向けで大きく増加したほか、PC及び関連機器向けやスマートフォン向けで増加しました。
その結果、コンデンサの売上高は前年同四半期連結累計期間に比べ40.7%増の189,255百万円となりました。
[圧電製品]
この区分には、表面波フィルタ、圧電センサ、発振子などが含まれます。
当第1四半期連結累計期間は、表面波フィルタがスマートフォン向けで大きく増加しました。
その結果、圧電製品の売上高は前年同四半期連結累計期間に比べ46.9%増の38,770百万円となりました。
[その他コンポーネント]
この区分には、リチウムイオン二次電池、インダクタ、EMI除去フィルタ、コネクタ、センサ、サーミスタなどが含まれます。
当第1四半期連結累計期間は、インダクタがスマートフォン向けやカーエレクトロニクス向けで大きく増加したほか、リチウムイオン二次電池がパワーツール向けで大きく増加しました。
その結果、その他コンポーネントの売上高は前年同四半期連結累計期間に比べ43.4%増の110,928百万円となりました。
[モジュール]
この区分には、コネクティビティモジュール、高周波モジュール、樹脂多層基板、電源モジュール、多層デバイスなどが含まれます。
当第1四半期連結累計期間は、ハイエンドスマートフォン向けで高周波モジュールや樹脂多層基板、コネクティビティモジュールが増加しました。
その結果、モジュールの売上高は前年同四半期連結累計期間に比べ13.5%増の99,860百万円となりました。
当第1四半期連結累計期間の用途別の売上高を前年同四半期連結累計期間と比較した概況は、以下のとおりであります。
[AV]
当第1四半期連結累計期間は、巣ごもり需要を背景にゲーム機向けで積層セラミックコンデンサやリチウムイオン二次電池が大きく増加しました。
その結果、AV用途の売上高は前年同四半期連結累計期間に比べ23.2%増の18,969百万円となりました。
[通信]
当第1四半期連結累計期間は、基地局向けで積層セラミックコンデンサが減少したものの、スマートフォン向けで積層セラミックコンデンサや表面波フィルタが増加しました。
その結果、通信用途の売上高は前年同四半期連結累計期間に比べ16.6%増の185,656百万円となりました。
[コンピュータ及び関連機器]
当第1四半期連結累計期間は、リモートワーク向けやオンライン教育向けの需要を背景にPC向けで積層セラミックコンデンサやインダクタが大きく増加しました。
その結果、コンピュータ及び関連機器用途の売上高は前年同四半期連結累計期間に比べ31.9%増の89,656百万円となりました。
[カーエレクトロニクス]
当第1四半期連結累計期間は、自動車の生産台数の回復や今後の生産増加に備えた部品の取り込みにより、積層セラミックコンデンサが大きく増加しました。
その結果、カーエレクトロニクス用途の売上高は前年同四半期連結累計期間に比べ93.2%増の82,734百万円となりました。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、主に棚卸資産の増加により、前連結会計年度末に比べ5,211百万円増加し、2,467,472百万円となりました。負債は、主に未払税金の減少により前連結会計年度末に比べ38,761百万円減少し、501,855百万円となりました。資本は、主に利益剰余金の増加により、前連結会計年度末に比べ43,972百万円増加し、1,965,617百万円となりました。株主資本比率は、前連結会計年度末に比べ1.7ポイント上昇の79.7%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
<営業活動によるキャッシュ・フロー>当第1四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、未払税金の減少が26,113百万円、棚卸資産の増加が16,720百万円となりましたが、キャッシュ・フローの源泉となる四半期純利益が77,153百万円、減価償却費が37,264百万円となったことなどにより、58,108百万円のキャッシュ・インとなりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは前年同四半期連結累計期間に比べ12,514百万円の増加となりました。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>当第1四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券及び投資項目の償還及び売却が9,790百万円となりましたが、生産能力増強を中心とした有形固定資産の取得による支出が46,730百万円、短期投資の増加が16,424百万円となったことなどにより、53,377百万円のキャッシュ・アウトとなりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは前年同四半期連結累計期間に比べ6,566百万円の減少となりました。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>当第1四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いが38,389百万円となったことなどにより、38,635百万円のキャッシュ・アウトとなりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは前年同四半期連結累計期間に比べ26,485百万円の減少となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)資本の財源及び資金の流動性
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の財務戦略と経営資源の配分に関する考え方及び資金調達と手許流動性の状況について重要な変更はありません。
(6)重要な会計方針及び見積
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計方針及び見積について重要な変更はありません。なお、新型コロナウイルス感染症が見積及び当該見積に用いた仮定に与える影響につきましても重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動に要した費用は、27,048百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(8)生産、受注及び販売の実績
①生産実績
当第1四半期連結累計期間の製品別の生産実績は、下表のとおりであります。
生産実績 (2021年4月1日~2021年6月30日) | ||||
金額(百万円) | 構成比(%) | 前年同四半期連結 累計期間比(%) | ||
コンデンサ | 201,483 | 44.1 | 37.7 | |
圧電製品 | 41,886 | 9.2 | 27.7 | |
その他コンポーネント | 119,116 | 26.0 | 40.4 | |
コンポーネント計 | 362,485 | 79.3 | 37.3 | |
モジュール | 94,759 | 20.7 | △10.4 | |
計 | 457,244 | 100.0 | 23.7 |
(注)1.金額は、販売価格で表示しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.以下の製品別諸表については、主たる事業である電子部品並びにその関連製品の生産、受注及び販売の実績を記載しております。
4.カーエレクトロニクス向けやPC及び関連機器向けで積層セラミックコンデンサの売上が大きく増加したことにより、コンデンサの「生産実績」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
5.スマートフォン向けやカーエレクトロニクス向けでインダクタの売上が大きく増加したほか、パワーツール向けでリチウムイオン二次電池の売上が大きく増加したことにより、その他コンポーネントの「生産実績」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
②受注実績
当第1四半期連結累計期間の製品別の受注高及び受注残高は、下表のとおりであります。
受注高 (2021年4月1日~2021年6月30日) | 受注残高 (2021年6月30日現在) | ||||||
金額 (百万円) | 構成比 (%) | 前年同四半期連結累計期間比 (%) | 金額 (百万円) | 構成比 (%) | 前連結会計年度末比 (%) | ||
コンデンサ | 223,848 | 45.2 | 90.5 | 224,311 | 45.7 | 18.2 | |
圧電製品 | 40,044 | 8.1 | 100.8 | 44,275 | 9.0 | 3.0 | |
その他コンポーネント | 124,528 | 25.1 | 69.0 | 140,724 | 28.7 | 10.7 | |
コンポーネント計 | 388,420 | 78.4 | 83.9 | 409,310 | 83.4 | 13.7 | |
モジュール | 106,806 | 21.6 | 29.7 | 81,417 | 16.6 | 9.3 | |
計 | 495,226 | 100.0 | 68.7 | 490,727 | 100.0 | 13.0 |
(注)1.金額は、販売価格で表示しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.カーエレクトロニクス向けやPC及び関連機器向けで積層セラミックコンデンサの需要が拡大したことにより、コンデンサの「受注高」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
4.スマートフォン向けで表面波フィルタの需要が拡大したことにより、圧電製品の「受注高」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
5.スマートフォン向けでインダクタの需要が拡大したほか、パワーツール向けでリチウムイオン二次電池の需要が拡大したことにより、その他コンポーネントの「受注高」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
③販売実績
当第1四半期連結累計期間の製品別の販売実績は、下表のとおりであります。
販売実績 (2021年4月1日~2021年6月30日) | ||||
金額(百万円) | 構成比(%) | 前年同四半期連結 累計期間比(%) | ||
コンデンサ | 189,255 | 43.1 | 40.7 | |
圧電製品 | 38,770 | 8.8 | 46.9 | |
その他コンポーネント | 110,928 | 25.3 | 43.4 | |
コンポーネント計 | 338,953 | 77.2 | 42.3 | |
モジュール | 99,860 | 22.8 | 13.5 | |
計 | 438,813 | 100.0 | 34.5 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.カーエレクトロニクス向けやPC及び関連機器向けで積層セラミックコンデンサの売上が大きく増加したことにより、コンデンサの「販売実績」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
3.スマートフォン向けで表面波フィルタの売上が大きく増加したことにより、圧電製品の「販売実績」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
4.スマートフォン向けやカーエレクトロニクス向けでインダクタの売上が大きく増加したほか、パワーツール向けでリチウムイオン二次電池の売上が大きく増加したことにより、その他コンポーネントの「販売実績」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
当第1四半期連結累計期間の用途別の販売実績は、下表のとおりであります。
販売実績 (2021年4月1日~2021年6月30日) | ||||
金額(百万円) | 構成比(%) | 前年同四半期連結 累計期間比(%) | ||
AV | 18,969 | 4.3 | 23.2 | |
通信 | 185,656 | 42.3 | 16.6 | |
コンピュータ及び関連機器 | 89,656 | 20.4 | 31.9 | |
カーエレクトロニクス | 82,734 | 18.9 | 93.2 | |
家電・その他 | 61,798 | 14.1 | 51.7 | |
計 | 438,813 | 100.0 | 34.5 |
(注)1.当社推計値に基づいております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.PC向けで積層セラミックコンデンサの売上が大きく増加したことにより、コンピュータ及び関連機器の「販売実績」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
4.自動車の生産台数の回復に伴う車載用積層セラミックコンデンサの売上が大きく増加したことにより、カーエレクトロニクスの「販売実績」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。
5.代理店向けで積層セラミックコンデンサの売上が大きく増加したほか、パワーツール向けでリチウムイオン二次電池の売上が大きく増加したことにより、家電・その他の「販売実績」が前年同四半期連結累計期間比で、大幅な増加となりました。