四半期報告書-第121期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)

【提出】
2022/11/11 11:53
【資料】
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【項目】
39項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①財政状態の状況
当第2四半期会計期間末における財政状態につきましては、流動資産は前事業年度末に比べ3億69百万円増加し85億39百万円となりました。これは主に売上債権が4億51百万円減少いたしましたが、現金及び預金が6億77百万円、棚卸資産が1億85百万円増加したことによるものであります。
固定資産は前事業年度末に比べ46百万円増加し32億42百万円となりました。これは主に投資有価証券が47百万円減少いたしましたが、有形固定資産が21百万円、前払年金費用が70百万円増加したことによるものであります。
流動負債は前事業年度末に比べ1億79百万円増加し18億91百万円となりました。これは主に仕入債務が84百万円減少いたしましたが、未払法人税等が1億20百万円、1年内返済予定の長期借入金が29百万円増加したことによるものであります。
固定負債は前事業年度末に比べ1億6百万円増加し9億65百万円となりました。これは主に長期借入金が1億25百万円増加したことによるものであります。
純資産は前事業年度末に比べ1億30百万円増加し89億24百万円となりました。これは主にその他有価証券評価差額金が34百万円減少いたしましたが、利益剰余金が1億66百万円増加したことによるものであります。
②経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症状況は緩やかに改善したものの、ウクライナ情勢の長期化などの国際情勢に関連した急激な円安の進行が資源価格の高騰に追い打ちをかけるなど、国内外の経済は予断を許さない状況が続き、未だ先行き不透明な状況が続いております。
当第2四半期累計期間の受注高は、46億83百万円(前年同期比33.9%増)、売上高は、31億84百万円(前年同期比5.1%減)となりました。一方、当第2四半期会計期間末の受注残高は、42億44百万円(前事業年度末比54.6%増)となりました。
損益面につきましては、売上原価が19億42百万円(前年同期比21.0%減)、販売費及び一般管理費は10億27百万円(前年同期比4.2%減)となりました。これにより、営業利益は2億14百万円(前年同四半期は営業損失1億74百万円)、経常利益は2億31百万円(前年同四半期は経常損失1億69百万円)、四半期純利益は特別利益に退職給付に係る数理差異償却益65百万円を計上したことにより、1億94百万円(前年同期比198.3%増)となりました。
各セグメントの業績は次のとおりです。
①歯車及び歯車装置事業
a.バルブ・アクチュエータ
受注高は原子力向けが増加したことより前年同期比32.0%増加いたしました。売上高は原子力向けが減少したことより前年同期比19.5%減少いたしました。
b.ジャッキ
受注高は鉄鋼、半導体・液晶向けが増加したことにより、前年同期比52.0%増加いたしました。売上高は半導体・液晶向けが増加したことにより、前年同期比35.2%増加いたしました。
c.その他増減速機
受注高は石油・ガス、化学向けが増加したことにより、前年同期比44.5%増加いたしました。売上高は石油・ガス、化学向けが減少したことより、前年同期比35.6%減少いたしました。
d.歯車
受注高は特殊車用、鉄道船舶用が増加したことにより、前年同期比73.3%増加いたしました。売上高は特殊車用が増加したことにより、前年同期比20.9%増加いたしました。
②工事事業
受注高は電力、上下水道向けが増加したことにより、前年同期比16.0%増加いたしました。売上高は原子力、石油・ガス向けが増加したことにより、前年同期比28.0%増加いたしました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べ6億77百万円増加し42億5百万円(前事業年度末比19.2%増)となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、6億77百万円(前年同四半期比78.0%増)となりました。これは主に税引前四半期純利益2億97百万円、減価償却費84百万円、売上債権の減少6億25百万円の収入に対し、前払年金費用の増加70百万円、棚卸資産の増加1億85百万円、仕入債務の減少84百万円の支出によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は、1億25百万円(前年同四半期比96.0%増)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出94百万円、無形固定資産の取得による支出29百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られた資金は、1億25百万円(前年同四半期に支出した金額は4百万円)となりました。これは主に長期借入れによる収入2億50百万円に対し、長期借入金の返済による支出94百万円、配当金の支払額28百万円によるものであります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分
析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、45百万円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。