有価証券報告書-第50期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/18 14:03
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148項目
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
また、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1) 経営成績の分析
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善などにより緩やかに回復傾向にあるものの、米国・中国間の貿易摩擦問題への警戒感や金融資本市場の変動など、景気の先行きは不透明な状況が続きました。
外食業界におきましても、生活防衛意識の高まりを背景として、業種を超えた激しい顧客獲得競争にさらされ、加えて労働力不足に伴う人件費や物流費の高騰に伴い厳しい経営環境が続きました。
当連結会計年度は、連結売上高730億円、営業利益10億円、経常利益11億円、親会社株主に帰属する当期純利益7億円を予想しておりましたが、売上高・利益ともに通期業績予想を上回ることができました。
当連結会計年度の主な取り組みとして、創業者であるカーネル・サンダースの想いに立ち返り、チキンのスペシャリストとして、おいしさ・安全・安心を追求するとともに、マーケティング戦略においては、バリューと新商品の施策を並行して訴求してまいりました。日常利用促進を目指したバリュー施策では、「水曜日限定9p¥1500バーレル」、「500円ランチメニュー」、「オリジナルチキン」と「クリスピーチキン」の定番商品を組み合わせたお得なパック「1000円パック」、「1500円パック」を発売、新商品では、「ザクザク骨なしケンタッキー」(2018年9月)、「辛口ハニーチキン」(2019年1月)などを発売し、多くのお客様からご支持いただきました。配達代行もニーズの高まりとともに対象店舗数を拡大し、ネットオーダーシステムなど、利便性向上にも取り組んだ結果、最大商戦のクリスマス期間においても過去最高売上を達成するなど、好調に推移いたしました。
店舗数につきましては、当連結会計年度において22店(直営6店・フランチャイズ16店)を出店し、1,132店舗となりました。改装につきましては、100店舗(直営21店・フランチャイズ79店)で実施し、体験価値の向上を目指し、快適な環境を提供するため、2018年12月に全店全席禁煙化が完了いたしました。
2018年9月には、当連結会計年度を初年度とする3ヵ年を対象とした中期経営計画『創業50周年に向けて』を策定いたしました。“おいしさ、しあわせ創造”の経営理念の下、主力のケンタッキーフライドチキン(KFC)においては、「原点回帰」「お客様目線(現場目線)」「人財育成」の3つを基本テーマに掲げ、各施策を迅速且つ着実に実行していくことで企業価値のさらなる向上を図ってまいります。
これらの結果、当社グループの当連結会計年度の業績は、マーケティング施策の効果による売上高の回復及び諸経費の削減に努めたこともあり、売上高は743億4千4百万円(対前連結会計年度比1.2%増)、営業利益は22億6百万円(同362.4%増)、経常利益は29億7千5百万円(同374.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は20億5千5百万円(同255.7%増)となりました。
当社グループの報告セグメントは、これまで「KFC事業」「ピザハット事業」「その他事業」の3つを報告セグメントとしておりましたが、2017年6月12日付でピザハット事業を譲渡いたしました。
このような状況下、当社グループの事業展開、経営資源の配分、経営管理体制の実態の観点から事業セグメントを見直した結果、当社グループの事業を一体として捉えることが合理的であると判断いたしました。
この変更により、「KFC事業」の単一セグメントとなることから、当連結会計年度よりセグメント情報の記載は省略しております。
(2) 財政状態の分析
① 流動資産
当連結会計年度末における流動資産の残高は、191億9千6百万円となり、前連結会計年度末と比べ42億4千3百万円の増加となりました。
その主な要因は、現金及び預金の増加35億1千万円及び売掛金の増加7億6百万円等によるものであります。
② 固定資産
当連結会計年度末における固定資産の残高は、192億2千3百万円となり、前連結会計年度末と比べ15億7千万円の減少となりました。
その主な要因は、有形・無形固定資産の減少18億7千3百万円、投資有価証券の増加5億6千6百万円等によるものであります。
③ 流動負債
当連結会計年度末における流動負債の残高は、132億2千2百万円となり、前連結会計年度末と比べ22億9千2百万円の増加となりました。
その主な要因は、買掛金の増加9億2千8百万円及び未払法人税等の増加8億3千2百万円等によるものであります。
④ 固定負債
当連結会計年度末における固定負債の残高は、38億1千2百万円となり、前連結会計年度末と比べ3億7千8百万円の減少となりました。
その主な要因は、リース債務の減少4億7千6百万円等によるものであります。
⑤ 純資産
連結会計年度末における純資産の残高は、213億8千5百万円となり、前連結会計年度末と比べ7億5千9百万円の増加となりました。
その主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益20億5千5百万円の計上、配当金の支払による利益剰余金の減少11億2千1百万円等によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して35億1千万円増加し、132億6千7百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度と比較して収入が35億8百万円増加し、54億3千6百万円の収入となりました。その主な要因は税金等調整前当期純利益31億4千8百万円、減価償却費22億9千1百万円及び売上債権の増加7億4千万円等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度と比較して支出が45億9千7百万円減少し、2億6千5百万円の支出となりました。その主な要因は、有形・無形固定資産の取得による支出12億9千2百万円、有形固定資産の売却による収入5億4千3百万円及び店舗譲渡による収入5億1千万円等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度と比較して支出が2億1千8百万円減少し、16億6千万円の支出となりました。その主な要因は、配当金の支払額11億2千2百万円及びリース債務の返済による支出5億3千8百万円等によるものであります。
(4) 資本の財源及び資金の流動性に関する情報
当社グループでは、経営環境の変化に備えて手元流動性を十分確保することで安定した財務基盤を維持することに努めており、当連結会計年度末における流動比率は145.2%となっております。
当面の資金需要につきましては、原材料費や販売費及び一般管理費に計上されるサービスに対する費消のほか、新規出店や既存店舗の改装による設備投資や株主還元であり、これらは自己資金で賄う予定であります。
この他にも当社グループの新たな収益の源泉として、M&Aも含めた投資も引き続き検討してまいります。
(キャッシュ・フロー関連指標の推移)
2015年3月期2016年3月期2017年3月期2018年3月期2019年3月期
自己資本比率(%)55.253.253.657.755.7
時価ベースの自己資本比率(%)135.55112.48111.03124.86115.71
キャッシュ・フロー対有利子
負債比率(年)
--0.0--
インタレスト・カバレッジ・
レシオ(倍)
487.2135.02119.0566.12283.23

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