四半期報告書-第63期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものである。
(1) 経営成績の状況 (単位:百万円)
当第2四半期連結累計期間における連結業績について、売上収益は取り扱い物量の回復等により、前年同四半期連結累計期間に比べ17%増加し、3,600億61百万円となった。調整後営業利益は増収影響や生産性改善、フォワーディング事業の収益性向上等により、前年同四半期連結累計期間に比べ23%増加し、189億10百万円となった。受取利息及び支払利息調整後税引前四半期利益(EBIT)は新型コロナウイルス感染症による損失等が減少したものの、当社が保有していた佐川急便㈱の全株式の譲渡による譲渡益及び固定資産売却益等の減少により、その他の収益が減少し、また、当該株式の譲渡等により持分法による投資損益が減少したことなどにより、前年同四半期連結累計期間に比べ27%減少し、174億63百万円となった。親会社株主に帰属する四半期利益は税引前四半期利益が減少したことなどにより、前年同四半期連結累計期間に比べ31%減少し、90億82百万円となった。
セグメント別の状況は次のとおりである。
ⅰ.国内物流 (単位:百万円)
当セグメントの売上収益は、取り扱い物量の回復等により、前年同四半期連結累計期間に比べ2%増加し、2,089億24百万円となった。 セグメント利益は、増収影響や生産性改善等により、前年同四半期連結累計期間に比べ12%増加し、123億5百万円となった。
ⅱ.国際物流 (単位:百万円)
当セグメントの売上収益は、フォワーディング事業や自動車関連顧客を中心とした取り扱い物量の増加等により、前年同四半期連結累計期間に比べ54%増加し、1,445億37百万円となった。 セグメント利益は、増収影響やフォワーディング事業の収益性向上等により、前年同四半期連結累計期間に比べ55%増加し、59億45百万円となった。
ⅲ.その他(物流周辺事業等) (単位:百万円)
当セグメントの売上収益は、情報システム開発事業での受託案件の減少等により、前年同四半期連結累計期間に比べ11%減少し、66億円となった。 セグメント利益は、前年同四半期連結累計期間に比べ24%増加し、6億60百万円となった。
なお、売上収益に関する増減要因の内訳は以下のとおりである。

また、2021年度の連結業績予想については、当第2四半期連結累計期間の連結業績や現時点における当社が入手可能な情報や予測等に基づいて、前事業年度の有価証券報告書に記載した内容に変更はない。
(2) 財政状態の状況
(単位:百万円)
当第2四半期連結会計期間末の資産の部合計は、前連結会計年度末に比べ218億8百万円減少し、7,661億28百万円となった。流動資産は、売上債権及び契約資産が回転日数の短縮等により46億80百万円、現金及び現金同等物が「(3) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおり32億46百万円それぞれ減少したことなどにより、126億69百万円減少した。非流動資産は、使用権資産が新規のリース契約等があったものの減価償却費の計上等により89億26百万円減少したことなどにより、91億39百万円減少した。 当第2四半期連結会計期間末の負債の部合計は、前連結会計年度末に比べ281億92百万円減少し、5,976億37百万円となった。流動負債は、償還期長期債務が1年内返済予定の長期借入金の長期債務からの振替等により98億33百万円増加したものの、未払法人所得税が法人所得税の支払等により24億95百万円、その他の流動負債が未払消費税の支払等により18億82百万円それぞれ減少したことなどにより、6億87百万円減少した。非流動負債は、長期債務が1年内返済予定の長期借入金の償還期長期債務への振替等により199億73百万円、リース負債が新規のリース契約等があったもののリース負債の支払等により79億4百万円それぞれ減少したことなどにより、275億5百万円減少した。 当第2四半期連結会計期間末の資本の部合計は、前連結会計年度末に比べ63億84百万円増加し、1,684億91百万円となった。また、親会社株主持分比率は前連結会計年度末の19.7%から21.1%となった。
(3) キャッシュ・フローの状況
(単位:百万円)
①営業活動によるキャッシュ・フロー
前第2四半期連結累計期間に比べ56億96百万円収入が増加し、350億56百万円の収入となった。この主な要因は、利息の支払31億16百万円等により資金が減少したものの、減価償却費及び無形資産償却費250億36百万円、法人所得税費用53億77百万円等により資金が増加したものである。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
前第2四半期連結累計期間に比べ866億80百万円支出が増加し、87億29百万円の支出となった。この主な要因
は、有形固定資産及び無形資産の取得89億74百万円等により資金が減少したことによるものである。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
前第2四半期連結累計期間に比べ1,095億89百万円支出が減少し、297億91百万円の支出となった。この主な要
因はリース負債の返済164億73百万円、長期借入債務の返済102億4百万円等により資金が減少したことによるも
のである。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ32億46百万円減少し、1,015億69百万円となった。 なお、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合わせた、いわゆるフリー・キャッシュ・フローは、法人所得税の支払が減少したものの、前第2四半期連結累計期間におけるSGホールディングス㈱及び佐川急便㈱との間の資本業務提携の一部変更に伴う関連会社株式の売却による収入を主な要因として、前第2四半期連結累計期間に比べ809億84百万円減少し、263億27百万円の収入となった。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はない。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は233百万円である。 なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はない。
(1) 経営成績の状況 (単位:百万円)
区分 | 前第2四半期連結累計期間 | 当第2四半期連結累計期間 | 増減 | 前年同期比 |
売上収益 | 306,436 | 360,061 | 53,625 | 117% |
調整後営業利益 | 15,397 | 18,910 | 3,513 | 123% |
受取利息及び支払利息調整後税引前四半期利益(EBIT) | 23,842 | 17,463 | △6,379 | 73% |
親会社株主に帰属する四半期利益 | 13,171 | 9,082 | △4,089 | 69% |
当第2四半期連結累計期間における連結業績について、売上収益は取り扱い物量の回復等により、前年同四半期連結累計期間に比べ17%増加し、3,600億61百万円となった。調整後営業利益は増収影響や生産性改善、フォワーディング事業の収益性向上等により、前年同四半期連結累計期間に比べ23%増加し、189億10百万円となった。受取利息及び支払利息調整後税引前四半期利益(EBIT)は新型コロナウイルス感染症による損失等が減少したものの、当社が保有していた佐川急便㈱の全株式の譲渡による譲渡益及び固定資産売却益等の減少により、その他の収益が減少し、また、当該株式の譲渡等により持分法による投資損益が減少したことなどにより、前年同四半期連結累計期間に比べ27%減少し、174億63百万円となった。親会社株主に帰属する四半期利益は税引前四半期利益が減少したことなどにより、前年同四半期連結累計期間に比べ31%減少し、90億82百万円となった。
セグメント別の状況は次のとおりである。
ⅰ.国内物流 (単位:百万円)
区分 | 前第2四半期連結累計期間 | 当第2四半期連結累計期間 | 増減 | 前年同期比 |
売上収益 | 204,960 | 208,924 | 3,964 | 102% |
セグメント利益(調整後営業利益) | 11,029 | 12,305 | 1,276 | 112% |
当セグメントの売上収益は、取り扱い物量の回復等により、前年同四半期連結累計期間に比べ2%増加し、2,089億24百万円となった。 セグメント利益は、増収影響や生産性改善等により、前年同四半期連結累計期間に比べ12%増加し、123億5百万円となった。
ⅱ.国際物流 (単位:百万円)
区分 | 前第2四半期 連結累計期間 | 当第2四半期連結累計期間 | 増減 | 前年同期比 |
売上収益 | 94,094 | 144,537 | 50,443 | 154% |
セグメント利益(調整後営業利益) | 3,836 | 5,945 | 2,109 | 155% |
当セグメントの売上収益は、フォワーディング事業や自動車関連顧客を中心とした取り扱い物量の増加等により、前年同四半期連結累計期間に比べ54%増加し、1,445億37百万円となった。 セグメント利益は、増収影響やフォワーディング事業の収益性向上等により、前年同四半期連結累計期間に比べ55%増加し、59億45百万円となった。
ⅲ.その他(物流周辺事業等) (単位:百万円)
区分 | 前第2四半期 連結累計期間 | 当第2四半期 連結累計期間 | 増減 | 前年同期比 |
売上収益 | 7,382 | 6,600 | △782 | 89% |
セグメント利益(調整後営業利益) | 532 | 660 | 128 | 124% |
当セグメントの売上収益は、情報システム開発事業での受託案件の減少等により、前年同四半期連結累計期間に比べ11%減少し、66億円となった。 セグメント利益は、前年同四半期連結累計期間に比べ24%増加し、6億60百万円となった。
なお、売上収益に関する増減要因の内訳は以下のとおりである。

また、2021年度の連結業績予想については、当第2四半期連結累計期間の連結業績や現時点における当社が入手可能な情報や予測等に基づいて、前事業年度の有価証券報告書に記載した内容に変更はない。
(2) 財政状態の状況
(単位:百万円)
区分 | 前連結会計年度末 | 当第2四半期連結会計期間末 | 増減 |
流動資産 | 247,350 | 234,681 | △12,669 |
非流動資産 | 540,586 | 531,447 | △9,139 |
資産の部合計 | 787,936 | 766,128 | △21,808 |
流動負債 | 156,655 | 155,968 | △687 |
非流動負債 | 469,174 | 441,669 | △27,505 |
負債の部合計 | 625,829 | 597,637 | △28,192 |
親会社株主持分 | 155,158 | 161,367 | 6,209 |
非支配持分 | 6,949 | 7,124 | 175 |
資本の部合計 | 162,107 | 168,491 | 6,384 |
当第2四半期連結会計期間末の資産の部合計は、前連結会計年度末に比べ218億8百万円減少し、7,661億28百万円となった。流動資産は、売上債権及び契約資産が回転日数の短縮等により46億80百万円、現金及び現金同等物が「(3) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおり32億46百万円それぞれ減少したことなどにより、126億69百万円減少した。非流動資産は、使用権資産が新規のリース契約等があったものの減価償却費の計上等により89億26百万円減少したことなどにより、91億39百万円減少した。 当第2四半期連結会計期間末の負債の部合計は、前連結会計年度末に比べ281億92百万円減少し、5,976億37百万円となった。流動負債は、償還期長期債務が1年内返済予定の長期借入金の長期債務からの振替等により98億33百万円増加したものの、未払法人所得税が法人所得税の支払等により24億95百万円、その他の流動負債が未払消費税の支払等により18億82百万円それぞれ減少したことなどにより、6億87百万円減少した。非流動負債は、長期債務が1年内返済予定の長期借入金の償還期長期債務への振替等により199億73百万円、リース負債が新規のリース契約等があったもののリース負債の支払等により79億4百万円それぞれ減少したことなどにより、275億5百万円減少した。 当第2四半期連結会計期間末の資本の部合計は、前連結会計年度末に比べ63億84百万円増加し、1,684億91百万円となった。また、親会社株主持分比率は前連結会計年度末の19.7%から21.1%となった。
(3) キャッシュ・フローの状況
(単位:百万円)
区分 | 前第2四半期連結累計期間 | 当第2四半期連結累計期間 | 増減 |
営業活動によるキャッシュ・フロー | 29,360 | 35,056 | 5,696 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | 77,951 | △8,729 | △86,680 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | △139,380 | △29,791 | 109,589 |
フリー・キャッシュ・フロー | 107,311 | 26,327 | △80,984 |
現金及び現金同等物に係る換算差額 | 412 | 218 | △194 |
現金及び現金同等物の増減 | △31,657 | △3,246 | 28,411 |
現金及び現金同等物の期首残高 | 139,021 | 104,815 | △34,206 |
現金及び現金同等物の期末残高 | 107,364 | 101,569 | △5,795 |
①営業活動によるキャッシュ・フロー
前第2四半期連結累計期間に比べ56億96百万円収入が増加し、350億56百万円の収入となった。この主な要因は、利息の支払31億16百万円等により資金が減少したものの、減価償却費及び無形資産償却費250億36百万円、法人所得税費用53億77百万円等により資金が増加したものである。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
前第2四半期連結累計期間に比べ866億80百万円支出が増加し、87億29百万円の支出となった。この主な要因
は、有形固定資産及び無形資産の取得89億74百万円等により資金が減少したことによるものである。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
前第2四半期連結累計期間に比べ1,095億89百万円支出が減少し、297億91百万円の支出となった。この主な要
因はリース負債の返済164億73百万円、長期借入債務の返済102億4百万円等により資金が減少したことによるも
のである。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ32億46百万円減少し、1,015億69百万円となった。 なお、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合わせた、いわゆるフリー・キャッシュ・フローは、法人所得税の支払が減少したものの、前第2四半期連結累計期間におけるSGホールディングス㈱及び佐川急便㈱との間の資本業務提携の一部変更に伴う関連会社株式の売却による収入を主な要因として、前第2四半期連結累計期間に比べ809億84百万円減少し、263億27百万円の収入となった。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はない。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は233百万円である。 なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はない。