四半期報告書-第154期第1四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)

【提出】
2019/08/08 16:56
【資料】
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【項目】
35項目
(1) 経営成績
当第1四半期連結累計期間の業績は、国内での検査体制再構築による減産に加え、インドでの四輪全体市場低迷による販売減少の影響により、減収減益となりました。
具体的な経営成績ですが、連結売上高は9,075億円と前年同期に比べ800億円(8.1%)減少しました。利益面では、営業利益は627億円と前年同期に比べ538億円(46.2%)減少、経常利益は724億円と前年同期に比べ607億円(45.6%)減少、親会社株主に帰属する四半期純利益は405億円と前年同期に比べ454億円(52.8%)減少しました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりです。
① 四輪事業
四輪事業につきましては、売上高は国内での検査体制再構築による減産の影響に加え、インド、パキスタン、インドネシアでの販売減少や為替円高の影響により8,171億円と前年同期に比べ835億円(9.3%)減少しました。営業利益は売上減少に加え、為替円高、諸経費等増加により546億円と前年同期に比べ548億円(50.1%)減少しました。
② 二輪事業
二輪事業につきましては、売上高はインド、フィリピンでの販売増加等により656億円と前年同期に比べ13億円(2.0%)増加、営業利益は23億円と前年同期に比べ2億円(7.5%)増加しました。
③ マリン事業他
マリン事業他につきましては、大型船外機「DF350A」の北米を中心とした販売貢献等により売上高は248億円と前年同期に比べ22億円(9.9%)増加、営業利益は58億円と前年同期に比べ8億円(16.5%)増加しました。
所在地別につきましては、日本およびアジアで減収減益となりました。営業利益につきましては、日本で261億円と前年同期に比べ246億円(48.6%)減少、アジアで220億円と前年同期に比べ316億円(59.0%)減少しました。
(2) 財政状態
当第1四半期連結会計期間末の財政状態は、総資産3兆3,280億円(前期末比739億円減)、負債の部は1兆6,118億円(前期末比743億円減)、純資産の部は1兆7,163億円(前期末比4億円増)となりました。自己資本比率は41.9%にまで回復しましたが、引き続き自己資本比率の改善が重要な課題となっています。
(3) 資本の財源、資金の流動性及びキャッシュ・フロー
当第1四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは業績の大幅な低下に伴い554億円の増加(前年同期は1,061億円の資金増加)に留まりました。投資活動では755億円の資金を使用(前年同期は1,132億円の資金減少)しました結果、フリー・キャッシュ・フローは201億円の減少(前年同期は71億円の資金減少)となりました。財務活動では140億円の資金が減少(前年同期は143億円の資金減少)しました。
その結果、現金及び現金同等物の当第1四半期連結会計期間末残高は4,351億円となり、前期末に比べ380億円減少しました。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間における、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たな発生はありません。
(6) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、344億円です。