四半期報告書-第86期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)
(1)財政状態及び経営成績の状況
(a)財政状態に関する分析
当第1四半期連結会計期間末の資産の残高は、売上債権の減少等により、前連結会計年度末に比べ13,184百万円減少の970,460百万円となりました。
負債の残高は、仕入債務の減少等により、前連結会計年度末に比べ10,651百万円減少の310,428百万円となりました。
純資産の残高は、利益剰余金の減少等により、前連結会計年度末に比べ2,532百万円減少の660,031百万円となりました。
(b)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間における日本経済は、新型コロナウイルス感染症が拡大する中、緊急事態宣言による外出自粛や事業者への営業自粛要請により、個人消費の大幅な落ち込みに加えて輸出や企業収益が急速に減少し、大きな減速を余儀なくされました。世界経済は、同感染症の世界的蔓延により各地で厳格な抑止措置が取られ、各国の経済活動が大幅に縮小しました。足元では中国をはじめとして経済活動持ち直しの動きがみられるものの、先の見通しが非常に難しい未曾有の事態となっており、極めて厳しい状況が続くと見込まれます。
このような環境のもと、当社グループの第1四半期連結累計期間における売上高は前年同四半期比25.0%減の140,082百万円、また営業利益は前年同四半期比99.3%減の76百万円、経常利益は前年同四半期比98.0%減の229百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は2,857百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益7,936百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(ファスニング)
当第1四半期連結累計期間のファスニングを取り巻く事業環境は、前第4四半期から続く新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に伴い、各国で都市封鎖や経済活動自粛の動きが本格化し、工場の操業停止等を余儀なくされました。足元では各国の段階的な移動制限解除や小売店舗再開に伴い、徐々に受注の持ち直しが見られますが、極めて厳しい事業環境が継続しております。
このような事業環境のもと、ファスニング事業の売上高(セグメント間の内部売上を含む)は、医療・官需分野の販売が需要の増加により比較的好調であったものの、世界的な市況低迷に伴い、アパレルを含むその他の各分野で販売が大きく減少し、前年同四半期比42.0%減の50,038百万円となりました。営業利益は、各社で不急な費用の繰り延べ・削減、コストダウン施策の積み増し、投資抑制等を行ったものの、販売ボリューム減少ならびに操業度低下の影響が大きく、前年同四半期比95.1%減の722百万円となりました。
(AP)
当第1四半期連結累計期間のAP事業を取り巻く事業環境は、日本国内では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による住宅購入に対する消費マインドの低下や建築現場の遅延・中断により、新設住宅着工戸数は前年を下回りました。海外では、同感染症拡大が早期に収束した中国は回復基調となりましたが、シンガポール等は社会的制限もあり、依然として不透明な状況が続いています。
このような事業環境のもと、国内では、新たなビジネスモデルの構築として、顧客との直接接点の営業活動から、Webを活用した営業活動を開始しました。住宅事業では、カラートレンドに対応した「APW 330」内外観ブラック色を4月に発売し、窓の高断熱化を進めるとともに、近年大型化・広域化する台風に備え、「耐風シャッターGR」を6月に発売し、防災・減災への商品力強化を進めました。海外では、売上高は前年同四半期比に対して若干落ち込むものの、営業利益は米国・中国・台湾がけん引し安定した収益を確保しています。
この結果、売上高(セグメント間の内部売上を含む)は前年同四半期比10.1%減の89,263百万円、営業利益は、販売管理費の減少や製造コストダウン等があったものの、前年同四半期比38.1%減の1,815百万円となりました。
(その他)
その他事業につきましては、ファスニング加工用機械・建材加工用機械・金型及び機械部品の製造・販売、不動産、アルミ製錬事業等を行っています。
当第1四半期連結累計期間におけるその他事業の売上高(セグメント間の内部売上を含む)は、前年同四半期比26.8%減の11,092百万円、営業損失は365百万円(前年同四半期は営業利益127百万円)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の金額は4,880百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、前年同期比で、ファスニング事業における販売実績に著しい減少がありました。その内容については、「(b)経営成績の分析」に記載しております。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第1四半期連結累計期間において、新たに経営成績に影響を与える事象は発生しておりません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第1四半期連結累計期間において、重要な変更はありません。
(a)財政状態に関する分析
当第1四半期連結会計期間末の資産の残高は、売上債権の減少等により、前連結会計年度末に比べ13,184百万円減少の970,460百万円となりました。
負債の残高は、仕入債務の減少等により、前連結会計年度末に比べ10,651百万円減少の310,428百万円となりました。
純資産の残高は、利益剰余金の減少等により、前連結会計年度末に比べ2,532百万円減少の660,031百万円となりました。
(b)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間における日本経済は、新型コロナウイルス感染症が拡大する中、緊急事態宣言による外出自粛や事業者への営業自粛要請により、個人消費の大幅な落ち込みに加えて輸出や企業収益が急速に減少し、大きな減速を余儀なくされました。世界経済は、同感染症の世界的蔓延により各地で厳格な抑止措置が取られ、各国の経済活動が大幅に縮小しました。足元では中国をはじめとして経済活動持ち直しの動きがみられるものの、先の見通しが非常に難しい未曾有の事態となっており、極めて厳しい状況が続くと見込まれます。
このような環境のもと、当社グループの第1四半期連結累計期間における売上高は前年同四半期比25.0%減の140,082百万円、また営業利益は前年同四半期比99.3%減の76百万円、経常利益は前年同四半期比98.0%減の229百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は2,857百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益7,936百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(ファスニング)
当第1四半期連結累計期間のファスニングを取り巻く事業環境は、前第4四半期から続く新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に伴い、各国で都市封鎖や経済活動自粛の動きが本格化し、工場の操業停止等を余儀なくされました。足元では各国の段階的な移動制限解除や小売店舗再開に伴い、徐々に受注の持ち直しが見られますが、極めて厳しい事業環境が継続しております。
このような事業環境のもと、ファスニング事業の売上高(セグメント間の内部売上を含む)は、医療・官需分野の販売が需要の増加により比較的好調であったものの、世界的な市況低迷に伴い、アパレルを含むその他の各分野で販売が大きく減少し、前年同四半期比42.0%減の50,038百万円となりました。営業利益は、各社で不急な費用の繰り延べ・削減、コストダウン施策の積み増し、投資抑制等を行ったものの、販売ボリューム減少ならびに操業度低下の影響が大きく、前年同四半期比95.1%減の722百万円となりました。
(AP)
当第1四半期連結累計期間のAP事業を取り巻く事業環境は、日本国内では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による住宅購入に対する消費マインドの低下や建築現場の遅延・中断により、新設住宅着工戸数は前年を下回りました。海外では、同感染症拡大が早期に収束した中国は回復基調となりましたが、シンガポール等は社会的制限もあり、依然として不透明な状況が続いています。
このような事業環境のもと、国内では、新たなビジネスモデルの構築として、顧客との直接接点の営業活動から、Webを活用した営業活動を開始しました。住宅事業では、カラートレンドに対応した「APW 330」内外観ブラック色を4月に発売し、窓の高断熱化を進めるとともに、近年大型化・広域化する台風に備え、「耐風シャッターGR」を6月に発売し、防災・減災への商品力強化を進めました。海外では、売上高は前年同四半期比に対して若干落ち込むものの、営業利益は米国・中国・台湾がけん引し安定した収益を確保しています。
この結果、売上高(セグメント間の内部売上を含む)は前年同四半期比10.1%減の89,263百万円、営業利益は、販売管理費の減少や製造コストダウン等があったものの、前年同四半期比38.1%減の1,815百万円となりました。
(その他)
その他事業につきましては、ファスニング加工用機械・建材加工用機械・金型及び機械部品の製造・販売、不動産、アルミ製錬事業等を行っています。
当第1四半期連結累計期間におけるその他事業の売上高(セグメント間の内部売上を含む)は、前年同四半期比26.8%減の11,092百万円、営業損失は365百万円(前年同四半期は営業利益127百万円)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の金額は4,880百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、前年同期比で、ファスニング事業における販売実績に著しい減少がありました。その内容については、「(b)経営成績の分析」に記載しております。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第1四半期連結累計期間において、新たに経営成績に影響を与える事象は発生しておりません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第1四半期連結累計期間において、重要な変更はありません。