四半期報告書-第86期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)
(1)財政状態及び経営成績の状況
(a)財政状態に関する分析
当第2四半期連結会計期間末の資産の残高は、売上債権の減少等により、前連結会計年度末に比べ21,845百万円減少の961,799百万円となりました。
負債の残高は、仕入債務の減少等により、前連結会計年度末に比べ20,592百万円減少の300,487百万円となりました。
純資産の残高は、利益剰余金の減少等により、前連結会計年度末に比べ1,252百万円減少の661,311百万円となりました。
(b)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間における日本経済は、新型コロナウイルス感染症拡大抑制と経済活動維持の両立模索の局面に入っていることから、緩やかながらも景気は回復基調で推移しましたが、依然として厳しい状況が続いています。世界経済は、中国をはじめとして各国で経済活動の再開が段階的に進められる一方で、一部地域においては同感染症の拡大に歯止めがかからず都市封鎖が続くなど、緊張感と先行き不透明な状況は今後も続くと見込まれます。
このような環境のもと、当社グループの第2四半期連結累計期間における売上高は前年同四半期比18.6%減の302,677百万円、営業利益は前年同四半期比73.8%減の5,789百万円、経常利益は前年同四半期比68.1%減の7,233百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,583百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益17,235百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(ファスニング)
当第2四半期連結累計期間のファスニング事業を取り巻く事業環境は、新型コロナウイルス感染症拡大抑制に伴う各国での段階的な移動制限解除や小売店舗再開の動きから、第2四半期より徐々に受注の持ち直しが見られましたが、アパレルを中心とした各産業の総需要の落ち込みから、依然として厳しい事業環境が継続しております。
このような事業環境のもと、ファスニング事業の売上高(セグメント間の内部売上を含む)は、医療・官需分野の販売については需要の増加により好調継続となった一方で、アパレル分野は第2四半期より回復傾向が見られたものの世界的な市況低迷に伴い低調、また旅行産業の低迷に伴い鞄分野の販売が大きく減少し、前年同四半期比30.8%減の110,713百万円となりました。営業利益は、各社で不急な費用の繰り延べ・削減、コストダウン施策の積み増し、投資抑制等を行ったものの、販売ボリューム減少ならびに操業度低下の影響が大きく、前年同四半期比84.6%減の3,401百万円となりました。
(AP)
当第2四半期連結累計期間のAP事業を取り巻く事業環境は、日本国内では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響からの回復傾向が見られるものの、新設住宅着工戸数は前年を下回りました。海外では、同感染症拡大が早期に収束した中国や台湾を除き、インドネシア、インド、シンガポールなどで一部地域の社会的制限が依然継続するなど先行きは不透明です。
このような事業環境のもと、国内では、樹脂窓の受注が首都圏を中心に好調に推移し、また、防災対応商品のニーズが顕在化し、マドリモシャッターの販売が好調に推移しました。海外では、売上高は北米・中国は回復基調となりましたが、アジアでの新型コロナウイルス感染症影響の長期化により販売減となりました。
この結果、売上高(セグメント間の内部売上を含む)は前年同四半期比9.3%減の190,192百万円、営業利益は、販売管理費の減少や製造コストダウン等があったものの、前年同四半期比22.6%減の8,162百万円となりました。
(その他)
その他事業につきましては、ファスニング加工用機械・建材加工用機械・金型及び機械部品の製造・販売、不動産、アルミ製錬事業等を行っております。
当第2四半期連結累計期間におけるその他の事業の売上高(セグメント間の内部売上を含む)は、前年同四半期比31.0%減の20,252百万円、営業損失は1,681百万円(前年同四半期は営業損失125百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ18,595百万円増加し、183,303百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によって得られたキャッシュ・フローは41,773百万円であり、前年同四半期比で328百万円の減少となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益の減少によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によって使用されたキャッシュ・フローは20,383百万円であり、前年同四半期比で8,978百万円の減少となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によって使用されたキャッシュ・フローは4,094百万円であり、前年同四半期比で325百万円の減少となりました。これは主に、短期借入金の純増減額が増加したことによるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の金額は9,638百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、前年同四半期比で、ファスニング事業における販売実績に著しい減少がありました。その内容については、「(b)経営成績の分析」に記載しております。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期連結累計期間において、新たに経営成績に影響を与える事象は発生しておりません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間において、重要な変更はありません。
(a)財政状態に関する分析
当第2四半期連結会計期間末の資産の残高は、売上債権の減少等により、前連結会計年度末に比べ21,845百万円減少の961,799百万円となりました。
負債の残高は、仕入債務の減少等により、前連結会計年度末に比べ20,592百万円減少の300,487百万円となりました。
純資産の残高は、利益剰余金の減少等により、前連結会計年度末に比べ1,252百万円減少の661,311百万円となりました。
(b)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間における日本経済は、新型コロナウイルス感染症拡大抑制と経済活動維持の両立模索の局面に入っていることから、緩やかながらも景気は回復基調で推移しましたが、依然として厳しい状況が続いています。世界経済は、中国をはじめとして各国で経済活動の再開が段階的に進められる一方で、一部地域においては同感染症の拡大に歯止めがかからず都市封鎖が続くなど、緊張感と先行き不透明な状況は今後も続くと見込まれます。
このような環境のもと、当社グループの第2四半期連結累計期間における売上高は前年同四半期比18.6%減の302,677百万円、営業利益は前年同四半期比73.8%減の5,789百万円、経常利益は前年同四半期比68.1%減の7,233百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,583百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益17,235百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(ファスニング)
当第2四半期連結累計期間のファスニング事業を取り巻く事業環境は、新型コロナウイルス感染症拡大抑制に伴う各国での段階的な移動制限解除や小売店舗再開の動きから、第2四半期より徐々に受注の持ち直しが見られましたが、アパレルを中心とした各産業の総需要の落ち込みから、依然として厳しい事業環境が継続しております。
このような事業環境のもと、ファスニング事業の売上高(セグメント間の内部売上を含む)は、医療・官需分野の販売については需要の増加により好調継続となった一方で、アパレル分野は第2四半期より回復傾向が見られたものの世界的な市況低迷に伴い低調、また旅行産業の低迷に伴い鞄分野の販売が大きく減少し、前年同四半期比30.8%減の110,713百万円となりました。営業利益は、各社で不急な費用の繰り延べ・削減、コストダウン施策の積み増し、投資抑制等を行ったものの、販売ボリューム減少ならびに操業度低下の影響が大きく、前年同四半期比84.6%減の3,401百万円となりました。
(AP)
当第2四半期連結累計期間のAP事業を取り巻く事業環境は、日本国内では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響からの回復傾向が見られるものの、新設住宅着工戸数は前年を下回りました。海外では、同感染症拡大が早期に収束した中国や台湾を除き、インドネシア、インド、シンガポールなどで一部地域の社会的制限が依然継続するなど先行きは不透明です。
このような事業環境のもと、国内では、樹脂窓の受注が首都圏を中心に好調に推移し、また、防災対応商品のニーズが顕在化し、マドリモシャッターの販売が好調に推移しました。海外では、売上高は北米・中国は回復基調となりましたが、アジアでの新型コロナウイルス感染症影響の長期化により販売減となりました。
この結果、売上高(セグメント間の内部売上を含む)は前年同四半期比9.3%減の190,192百万円、営業利益は、販売管理費の減少や製造コストダウン等があったものの、前年同四半期比22.6%減の8,162百万円となりました。
(その他)
その他事業につきましては、ファスニング加工用機械・建材加工用機械・金型及び機械部品の製造・販売、不動産、アルミ製錬事業等を行っております。
当第2四半期連結累計期間におけるその他の事業の売上高(セグメント間の内部売上を含む)は、前年同四半期比31.0%減の20,252百万円、営業損失は1,681百万円(前年同四半期は営業損失125百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ18,595百万円増加し、183,303百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によって得られたキャッシュ・フローは41,773百万円であり、前年同四半期比で328百万円の減少となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益の減少によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によって使用されたキャッシュ・フローは20,383百万円であり、前年同四半期比で8,978百万円の減少となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によって使用されたキャッシュ・フローは4,094百万円であり、前年同四半期比で325百万円の減少となりました。これは主に、短期借入金の純増減額が増加したことによるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の金額は9,638百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、前年同四半期比で、ファスニング事業における販売実績に著しい減少がありました。その内容については、「(b)経営成績の分析」に記載しております。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期連結累計期間において、新たに経営成績に影響を与える事象は発生しておりません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間において、重要な変更はありません。