四半期報告書-第39期第1四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)

【提出】
2018/08/09 9:56
【資料】
PDFをみる
【項目】
16項目
文中の将来に関する事項は、当第1四半期末において判断したものです。
(1)財政状態及び経営成績の状況

(注)1 当社100%子会社が保有する投資
IFRS第9号および第15号の適用について
当第1四半期からIFRS第9号「金融商品」および第15号「顧客との契約から生じる収益」(以下これらをまとめて「新基準」)を適用しています。新基準適用による累積的影響額は、適用開始日(2018年4月1日)の利益剰余金期首残高の修正として認識しているため、前期の情報は修正再表示していません。詳細は「第4 経理の状況、1 要約四半期連結財務諸表、要約四半期連結財務諸表注記 3.重要な会計方針」をご参照ください。
セグメント区分の変更について
当第1四半期より、当社独自の組織戦略である「群戦略」に基づくグループ体制の変化に伴ってセグメント管理区分を見直し、「ソフトバンク事業」、「スプリント事業」、「ヤフー事業」、「アーム事業」、「ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンド事業」および「ブライトスター事業」の6つを報告セグメントとしています。報告セグメントの概要は、「b. セグメントの経営成績」をご参照ください。
a. 経営成績の概況
(単位:百万円)
6月30日に終了した3カ月間2018年6月30日に終了した3カ月間
新基準適用
による影響額
2017年
旧基準
2018年
新基準
増減増減率
売上高2,186,0592,272,78386,7244.0%25,453
営業利益
(ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドからの営業利益を除く)
374,044475,049101,00527.0%26,708
ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドからの営業利益105,229239,944134,715128.0%
営業利益479,273714,993235,72049.2%26,708
税引前利益77,568572,304494,736637.8%31,570
純利益30,540328,120297,580974.4%15,577
親会社の所有者に帰属する純利益5,521313,687308,16613,512

(注1)当第1四半期から新基準を適用しています。前年同期は新基準を適用していないため、「旧基準」と表示しています。新基準適用による影響の詳細は「第4 経理の状況、1 要約四半期連結財務諸表、要約四半期連結財務諸表注記 3.重要な会計方針(3)新たな基準書および解釈指針の適用による影響額」をご参照ください。
(注2)投資家が当社の経営成績を適切に理解・判断できるよう、ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデ
ルタ・ファンドから生じる損益は、他の事業から生じる営業損益と区分し、営業利益の内訳として、要
約四半期連結損益計算書上、「ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドからの営業
利益」として表示しています。
参考:期中平均為替換算レート
2018年3月期2019年3月期
第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期第1四半期
1米ドル111.61円111.38円112.74円108.85円108.71円


当第1四半期の連結経営成績の概況は、以下の通りです。
(a) 売上高
売上高は、前年同期比86,724百万円(4.0%)増の2,272,783百万円となりました。ソフトバンク事業、ヤフー事業およびブライトスター事業がいずれも増収となった一方、スプリント事業およびアーム事業は減収となりました。
(b) 営業利益(ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドからの営業利益を除く)
営業利益(ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドからの営業利益を除く)は、前年同期比101,005百万円(27.0%)増の475,049百万円となりました。ソフトバンク事業で1,453百万円、アーム事業で152,127百万円のセグメント利益が増加しました。一方、スプリント事業で33,879百万円、ヤフー事業で12,154百万円、ブライトスター事業で4,017百万円、それぞれのセグメント損益が悪化しました。
なお、アーム事業のセグメント利益には、アームの中国子会社が合弁事業化により持分法適用関連会社となったことに伴い計上した子会社の支配喪失に伴う利益161,347百万円が含まれています。
(c) ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドからの営業利益
ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドからの営業利益は239,944百万円となりました(前年同期は105,229百万円の利益)。このうち、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資の未実現評価損益は244,902百万円の利益でした。主に、Flipkart Private Limited(以下「Flipkart」)株式の売却合意に伴い投資の未実現評価益164,253百万円を計上したほか、WeWork Companies, Inc.(以下同社関係会社と併せて「WeWork」)などの投資先の公正価値が増加したことによるものです。詳細は「b.セグメントの経営成績(e)ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンド事業」をご参照ください。
(d) 営業利益
(b)と(c)の結果、営業利益は、前年同期比235,720百万円(49.2%)増の714,993百万円となりました。
(e) 財務費用
財務費用は、前年同期比27,597百万円(22.8%)増の148,467百万円となりました。外貨建普通社債の発行(2017年9月)や100%子会社によるアリババ株を活用した借入れを2018年3月に実施したことなどに伴いソフトバンクグループ㈱の支払利息(注2)が17,442百万円増加したほか、ソフトバンク・ビジョン・ファンドにおいて一部の保有有価証券を資金化したことにより支払利息が発生しました。また、2018年3月に周波数帯を活用した借入れを実施したことなどに伴い、スプリントの支払利息が2,357百万円(38百万米ドル)増加しました。
(注)2 100%子会社によるアリババ株式を活用した借入れに係る支払利息を含みます。
(単位:百万円)
6月30日に終了した3カ月間
2017年2018年増減
財務費用△120,870△148,467△27,597
(うち)ソフトバンクグループ㈱(注)△41,528△58,970△17,442
(うち)スプリント△68,663△71,020△2,357
参考:米ドルベース△615百万米ドル△653百万米ドル△38百万米ドル
(注)100%子会社によるアリババ株式を活用した借入れに係る支払利息を含みます。


(f) 持分法による投資損益
持分法による投資損益は、前年同期比36,071百万円増の37,705百万円の利益となりました。主に、アリババの持分法投資利益が22,869百万円(231.5%)増の32,749百万円となったことによるものです。
なお、2018年3月31日に終了した3カ月間のアリババの純利益(IFRSベース)(下表(A))と純利益(米国会計基準ベース)(下表(B))の差異は主に、アリババの投資のうち、 米国会計基準ベースにおいて取得原価で評価される一部の投資について、IFRSベースではFVTPLの金融商品として、当該投資の公正価値の変動を損益として計上したためです。
また、2017年3月31日に終了した3カ月間におけるアリババの純利益の米国会計基準ベースからIFRSベースへの調整として、(i)アリババ子会社の非支配持分(プット・オプションが付されているため金融負債として認識)の公正価値の変動損失の計上、および(ii)アリババが保有していたFVTPL金融商品の売却益に対するマイナス調整(IFRSではFVTPL金融商品として過年度に評価益を計上)が行われました。
参考:アリババの純利益および当社における同社の持分法投資損益
3月31日に終了した3カ月間(注)
2017年2018年増減
アリババ
純利益(米国会計基準ベース)百万人民元
10,647
百万人民元
(B) 7,669
百万人民元
△2,978
純利益(IFRSベース)百万人民元
2,079
百万人民元
(A) 6,566
百万人民元
4,487
6月30日に終了した3カ月間
2017年2018年増減
当社におけるアリババの持分法投資損益
参考:3月31日現在の
経済的持分比率
29.86%29.33%ポイント
△0.53
持分法投資利益百万人民元
619
百万人民元
1,930
百万人民元
1,311
参考:実効為替レート:
1人民元
15.96円16.97円1.01円
持分法投資利益百万円
9,880
百万円
32,749
百万円
22,869
(注)アリババとの契約などにより、同社の報告期間を統一することが実務上不可能であるため、報告期間が3カ月相違した同社の連結財務諸表に持分法を適用しています。ただし、アリババが公表した当該期間差における重要な取引または事象については、必要な調整を行っています。

(g) 為替差損益
為替差損益は12,925百万円の利益となりました(前年同期は1,796百万円の損失)。
(h) デリバティブ関連損益
デリバティブ関連損益は54,080百万円の損失となりました(前年同期は257,059百万円の損失)。主に、海外子会社への貸付金に係る為替予約取引や株式関連デリバティブ取引に係る損失が含まれています。
(i) FVTPLの金融商品から生じる損益
FVTPLの金融商品から生じる損益は94,542百万円の利益となりました(前年同期は24,613百万円の利益)。主に、当社の100%子会社が保有するUber Technologies, Inc.(以下「Uber」)やGRAB HOLDINGS INC.(以下「Grab」)への投資について、公正価値の上昇を利益として計上しました。
(j) ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドにおける外部投資家持分の増減額
ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドにおける外部投資家持分の増減額は、72,889百万円の増加(利益のマイナス)となりました(前年同期は43,589百万円の増加)。内訳は以下の通りです。
(単位:百万円)
6月30日に終了した3カ月間
2017年2018年
ソフトバンク・ビジョン・ファンドにおける
外部投資家持分の増減額
△43,589△71,315
固定分配型投資家帰属分△17,899
成果分配型投資家帰属分△43,589△53,416
デルタ・ファンドにおける外部投資家持分の増減額△1,574
固定分配型投資家帰属分△1,574
ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよび
デルタ・ファンドにおける外部投資家持分の増減額
△43,589△72,889

外部投資家持分の増減額は、ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドの投資損益から当社英国100%子会社で両ファンドの運営を行うSB Investment Advisers (UK) Limitedに支払われる管理報酬および成功報酬、ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドの営業費用ならびにその他の費用を控除した金額を、持分に応じて外部投資家に分配した固定分配額および成果分配額の合計です。
詳細は「第4 経理の状況、1 要約四半期連結財務諸表、要約四半期連結財務諸表注記 3.重要な会計方針(4)ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンド事業に関する重要な会計方針 e.ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドに対するリミテッド・パートナーの出資持分 (a) 当社以外のリミテッド・パートナーの出資持分」をご参照ください。
(k) その他の営業外損益
その他の営業外損益は12,425百万円の損失となりました(前年同期は4,638百万円の損失)。2013年発行の外貨建普通社債の期限前償還に係る社債償還損14,538百万円を計上しました。
(l) 税引前利益
(d)~(k)の結果、税引前利益は、前年同期比494,736百万円(637.8%)増の572,304百万円となりました。
(m) 法人所得税
法人所得税は244,184百万円となりました(前年同期は47,028百万円)。インドで事業を行う企業への投資の譲渡益は同国において課税対象となるため、同国を事業拠点とするFlipkartに係る前述の投資の未実現評価益について税効果を認識し、71,746百万円を計上しています。ソフトバンク・ビジョン・ファンドのFlipkart株式保有期間は24カ月以内と見込まれるため、同株式の売却に対し想定されるインドの短期キャピタルゲイン課税率43.68%を適用しています。
(n) 純利益
(l)と(m)の結果、純利益は、前年同期比297,580百万円(974.4%)増の328,120百万円となりました。
(o) 親会社の所有者に帰属する純利益
ヤフー㈱およびスプリントなどの非支配持分に帰属する純損益を(n)から控除した結果、親会社の所有者に帰属する純利益は、前年同期比308,166百万円増の313,687百万円となりました。
(p) 包括利益
包括利益合計は、前年同期比77,959百万円増加の311,528百万円となりました。そのうち、親会社の所有者に帰属する包括利益は前年同期比71,362百万円増加の279,616百万円となりました。
ソフトバンク㈱によるヤフー㈱株式の公開買付けおよびヤフー㈱による自己株式公開買付けについて
ソフトバンク㈱は、米国Altaba, Inc.(以下「アルタバ」)が所有するヤフー㈱普通株式の一部を取得することを目的として、2018年7月11日から8月8日にかけて、ヤフー㈱普通株式613,888,888株(2,210億円相当)を公開買付け(以下「本公開買付け」)により取得を進めています。また、ソフトバンクグループ㈱は、ヤフー㈱が2018年7月11日から8月9日にかけて行う自己株式の公開買付け(以下「本自己株式買付け」)に対し、100%子会社であるソフトバンクグループジャパン㈱(以下「SBGJ」)が所有するヤフー㈱普通株式611,111,111株(2,200億円相当)を応募することを決定しています。
本公開買付けによりソフトバンク㈱がアルタバによる応募予定株式の全部の買付け等を行い、かつ本自己株式買付けによりヤフー㈱がSBGJによる応募予定株式の全部の買付け等を行った場合、当社におけるヤフー㈱普通株式の所有割合は、当第1四半期末現在の42.95%(全て当社の子会社による間接保有)から、48.17%(全て当社の子会社による間接保有であり、ソフトバンク㈱が所有する12.08%を含む)になる見込みです。

b. セグメントの経営成績
当社の報告セグメントは、当社の経営資源の配分の決定や業績の評価を行うための区分を基礎としています。従前は、「国内通信事業」、「スプリント事業」、「ヤフー事業」、「流通事業」、「アーム事業」および「ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンド事業」の6つを報告セグメントとしていましたが、当第1四半期より、当社独自の組織戦略である「群戦略」に基づくグループ体制の変化に伴ってセグメント管理区分を見直し、「ソフトバンク事業」、「スプリント事業」、「ヤフー事業」、「アーム事業」、「ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンド事業」および「ブライトスター事業」の6つを報告セグメントとしています。従来の「国内通信事業」に、ソフトバンクコマース&サービス㈱(従来「流通事業」に区分)などを加えて、「ソフトバンク事業」としています。また、このソフトバンクコマース&サービス㈱の区分変更に伴い、従来の「流通事業」を「ブライトスター事業」としています。
変更後の報告セグメントの概要は以下の通りです。
セグメント名称主な事業の内容主な会社
報告セグメント
ソフトバンク事業・日本国内での移動通信サービスの提供、携帯端末の販売、ブロードバンドなど固定通信サービスの提供
・日本国内でのパソコン向けソフトウエア、周辺機器、携帯端末アクセサリーの販売
ソフトバンク㈱
Wireless City Planning㈱
ソフトバンクコマース&サービス㈱
スプリント事業・米国での移動通信サービスの提供、携帯端末の販売やリース、アクセサリーの販売、固定通信サービスの提供Sprint Corporation
ヤフー事業・インターネット上の広告事業
・イーコマース事業
・会員サービス事業
ヤフー㈱
アスクル㈱
アーム事業・マイクロプロセッサーのIPおよび
関連テクノロジーのデザイン
・ソフトウエアツールの販売
Arm Limited
ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよび
デルタ・ファンド事業
・ソフトバンク・ビジョン・ファンドによる投資事業
・デルタ・ファンドによる投資事業
SoftBank Vision Fund L.P.
SB Delta Fund (Jersey) L.P.
ブライトスター事業・海外での携帯端末の流通事業Brightstar Corp.
その他・オルタナティブ投資の資産運用事業Fortress Investment Group LLC
・福岡ソフトバンクホークス関連事業福岡ソフトバンクホークス㈱

(注)報告セグメントの利益および調整後EBITDAは、以下のように算出されます。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンド事業以外
セグメント利益=各セグメントの(売上高-営業費用(売上原価+販売費及び一般管理費)±その他の営業損益)
調整後EBITDA=セグメント利益+減価償却費及び償却費±その他の調整項目
ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンド事業
セグメント利益=ソフトバンク・ビジョン・ファンドからの投資損益+デルタ・ファンドからの投資損益-営業費用
調整後EBITDA=セグメント利益+減価償却費及び償却費±投資の未実現評価損益
(a) ソフトバンク事業

(単位:百万円)
6月30日に終了した3カ月間2018年6月30日に終了した3カ月間
2017年
旧基準
2018年
新基準
増減増減率新基準適用
による影響額
売上高841,870880,46038,5904.6%△6,861
セグメント利益220,342221,7951,4530.7%△5,613
減価償却費及び償却費113,196112,223△973△0.9%
調整後EBITDA333,538334,0184800.1%△5,613
設備投資(検収ベース)54,01573,06919,05435.3%
フリー・キャッシュ・フロー67,111137,69870,587105.2%
調整後フリー・キャッシュ・フロー(注2)69,149154,00184,852122.7%

(注1)当第1四半期から新基準を適用しています。前年同期は新基準を適用していないため、「旧基準」と表示しています。
(注2)フリー・キャッシュ・フローに携帯端末の割賦債権流動化による借入れ額を加算、同借入れの返済額を減算したものです。携帯端末の48回割賦販売の導入に伴い割賦債権(ワーキングキャピタル)が増加していますが、当該割賦債権の流動化を行うことで安定したキャッシュ・フローの創出を図っています。
<事業概要>ソフトバンク㈱は、日本の移動通信市場が成熟期を迎えた現況下で、フリー・キャッシュ・フローの安定的な創出を図りつつ中長期的な成長を実現するため、スマートフォンとブロードバンド契約数の着実な拡大を図るとともに、「Beyond Carrier」戦略の下で通信事業の事業資産を活用した新規ビジネスの育成・拡大を進めることにより、将来の収益基盤の強化に取り組んでいます。
なお、ソフトバンク㈱は上場準備を進めており、2018年7月に東京証券取引所へ新規上場予備申請を行いました。これは、当社独自の組織戦略である「群戦略」に沿った動きです。上場することで、ソフトバンク㈱はより自律的・機動的に成長戦略を追求できるようになると見込んでいます。
(最近における主な戦略的取組み)
・「SoftBank」、「Y!mobile」、「LINEモバイル」(注3)の3ブランド展開により顧客の多様なニーズに対応
・ヤフー㈱との協業による他社との差別化
ポイント還元や会員特典の無償利用を提供のほか、さらなる連携強化と協業発展のために同社株式の公開買付けを開始(2018年7月)
・「Beyond Carrier」戦略の推進
WeWorkやOne97 Communications Limited(PayTM)など、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資先の日本国内での事業展開で連携
(注)32018年4月2日付でLINEモバイル㈱を子会社化したことに伴い同ブランドの取扱いを開始


<業績全般>当第1四半期より、売上高を「コンシューマ」「法人」「流通」の3つに区分して開示しています。
各売上高の内容
コンシューマ:個人向けの通信サービス(モバイル、ブロードバンド)、物販等
法人:法人向けのモバイル通信サービスおよび物販、固定通信サービスおよび物販、ソリューション等
流通:ソフトバンクコマース&サービス㈱の事業

売上内訳
(単位:百万円)
6月30日に終了した3カ月間
2017年2018年増減増減率
旧基準新基準
コンシューマ612,463634,93022,4673.7%
通信サービス売上479,278487,8178,5391.8%
モバイル406,311400,007△6,304△1.6%
ブロードバンド72,96787,81014,84320.3%
物販等売上133,185147,11313,92810.5%
法人145,702147,1061,4041.0%
モバイル65,57264,199△1,373△2.1%
固定52,77952,238△541△1.0%
ソリューション等27,35130,6693,31812.1%
流通70,84882,73611,88816.8%
その他12,85715,6882,83122.0%
売上高合計841,870880,46038,5904.6%

(注)当第1四半期から新基準を適用しています。前年同期は新基準を適用していないため、「旧基準」と表示しています。
売上高は、前年同期比38,590百万円(4.6%)増の880,460百万円となりました。コンシューマで22,467百万円(3.7%)、流通で11,888百万円(16.8%)、それぞれ売上高が増加したことによるものです。
コンシューマ売上の増加は、スマートフォンの平均出荷単価の上昇に伴う物販等売上の増加と、ブロードバンド売上の増加に伴う通信サービス売上の増加などによるものです。流通売上の増加は、主に法人向けにソフトウエアやPCの販売が好調に推移したことによるものです。
セグメント利益は、前年同期比1,453百万円(0.7%)増の221,795百万円となりました。営業費用(売上原価と販売費及び一般管理費)は、主にスマートフォンの平均仕入単価の上昇に伴う商品原価の増加により前年同期から37,137百万円(6.0%)増加したものの、売上高の増加がこれを上回りました。調整後EBITDAは、前年同期比480百万円(0.1%)増の334,018百万円となりました。
なお、新基準適用により、売上高に6,861百万円のマイナス影響、セグメント利益と調整後EBITDAにいずれも5,613百万円のマイナス影響がありました。
設備投資額(検収ベース)は、LTEサービスのエリア拡大と品質向上を進めた結果、前年同期比19,054百万円(35.3%)増の73,069百万円となりました。
調整後フリー・キャッシュ・フローは、前年同期比84,852百万円(122.7%)増の154,001百万円となりました。携帯端末在庫の減少などによりワーキング・キャピタルが減少しました。
<営業概況>モバイル
契約数(主要回線(注))
(単位:千件)
2018年6月30日前期末比
累計契約数33,609434
(注)主要回線の契約数に「おうちのでんわ」の契約数を含めて開示しています。販売数、ARPUおよび解約率は、同サービスを除いて算出・開示しています。

スマートフォンが576千件の純増となった結果、累計契約数が増加しました。スマートフォンの純増は、「Y!mobile」と「SoftBank」の契約数がいずれも堅調に拡大したことに加え、2018年4月に子会社化したLINEモバイル㈱のスマートフォン契約数が加算されたことも影響しました。
なお、「おうちのでんわ」(2017年7月に開始したモバイルネットワークを利用した宅内用音声通話サービス)の累計契約数325千件(前期末比60千件増)が含まれています。
「おうち割 光セット」適用件数
(単位:千件)
2018年6月30日前期末比
モバイル8,503355
ブロードバンド4,045158

販売数(主要回線)
(単位:千件)
6月30日に終了した3カ月間
2018年
前年同期比
販売数2,48789
新規契約数1,103△18
機種変更数1,384107

主に「Y!mobile」と「SoftBank」間でのスマートフォン契約の切り替えが増加したことにより、機種変更数が前年同期から増加しました。
ARPU(注)(主要回線)
6月30日に終了した3カ月間
2018年
前年同期比
ARPU4,320△50円
(注)IFRS第15号適用の影響を当第1四半期および前年同期のARPUに反映させ比較しています。

主に、比較的料金の安い「Y!mobile」および「LINEモバイル」スマートフォンの構成比率の上昇により、ARPUは前年同期から減少しました。一方で、スマートフォンとブロードバンドのセット契約割引「おうち割 光セット」に係るARPUの割引額の減少および48回割賦販売の導入に伴い、通信料割引によるARPUへの影響額は減少しました。
解約率(主要回線)
6月30日に終了した3カ月間
2018年
前年同期比
携帯電話解約率0.80%0.01ポイント悪化
主要回線解約率1.03%0.10ポイント改善

主要回線解約率の改善は、主にモバイルデータ通信端末の解約率が改善したことによるものです。
ブロードバンド
契約数
(単位:千件)
2018年6月30日前期末比
累計契約数7,219179
(うち)SoftBank 光5,257283

「おうち割 光セット」が適用されるスマートフォンとのセット販売が堅調に推移したことにより、「SoftBank 光」の契約数が増加しました。
(参考:ソフトバンク事業の主要事業データの定義および算出方法)
モバイル
各事業データには、「SoftBank」ブランド、「Y!mobile」ブランド、「LINEモバイル」ブランドが含まれる。
・契約数
主要回線:スマートフォン(注4)、従来型携帯電話、タブレット、モバイルデータ通信端末(注5)、
「おうちのでんわ」など
(注)4「スマホファミリー割」適用のスマートフォンは含みません。
(注)5「データカードにねん得割」適用のモバイルデータ通信端末は含みません。

・「おうち割 光セット」
「おうち割 光セット」:モバイルサービスと「SoftBank 光」などのブロードバンドサービスをセットで契約する顧客に対して、移モバイルサービスの通信料金を割り引くサービス
(注)「おうち割 光セット」適用件数には、「Y!mobile」ブランドのモバイルサービスに適用される割引サービス「光おトク割」の適用件数を含みます。また、「おうち割 光セット」が適用されたブロードバンドサービスの件数については、東日本電信電話㈱および西日本電信電話㈱の局舎において光回線の接続工事が完了していない場合でも、当該光回線に紐づくモバイルサービスに対して「おうち割 光セット」が既に適用されている場合には、当該光回線を「おうち割 光セット」の適用件数に含みます。
「主要回線」主要事業データ
・ARPU(Average Revenue Per User):1契約当たりの月間平均収入
総合ARPU
=(データ関連収入+基本料・音声関連収入+端末保証サービス収入、コンテンツ関連収入、広告収入など)÷ 稼働契約数(10円未満を四捨五入して開示)
・データ関連収入:パケット通信料・定額料、インターネット接続基本料など
・基本料・音声関連収入:基本使用料、通話料、着信料収入など
・着信料収入:他の通信事業者の顧客が「SoftBank」「Y!mobile」「LINEモバイル」携帯電話へ通話する際に、ソフトバンク㈱が役務提供している区間の料金として他の通信事業者から受け取る接続料
・稼働契約数:当該期間の各月稼働契約数((月初契約数+月末契約数)÷2)の合計値
・解約率:月間平均解約率
解約率=解約数÷稼働契約数(小数点第3位を四捨五入して開示)
・解約数:当該期間における解約総数。携帯電話番号ポータビリティ-(MNP)制度を利用して、「SoftBank」「Y!mobile」「LINEモバイル」の間で乗り換えが行われる際の解約は含みません。
・稼働契約数:当該期間の各月稼働契約数((月初契約数+月末契約数)÷2)の合計値
・販売数
新規契約数と機種変更数の合計値。MNP制度を利用して、「SoftBank」「Y!mobile」「LINEモバイル」の間で乗り換えが行われる際の新規契約は機種変更数に含みます。
(注)ARPU、解約率および販売数の算出においては、「おうちのでんわ」に係る収入および契約数を含みません。
ブロードバンド
・サービス
「SoftBank 光」
NTT東日本およびNTT西日本の光アクセス回線の卸売りを利用した光回線サービスとISP(インターネット・サービス・プロバイダー)サービスを統合したサービス
「Yahoo! BB 光 with フレッツ」
NTT東日本およびNTT西日本の光アクセス回線「フレッツ光シリーズ」とセットで提供するISPサービス
「Yahoo! BB ADSL」
ADSL回線サービスとISPサービスを統合したサービス
(b) スプリント事業

(単位:百万円)
6月30日に終了した3カ月間2018年6月30日に終了した3カ月間
2017年
旧基準
2018年
新基準
増減増減率新基準適用に
よる影響額
売上高910,423883,242△27,181△3.0%13,191
セグメント利益131,98798,108△33,879△25.7%20,902
減価償却費及び償却費230,832253,53522,7039.8%
その他の調整項目(注2)△40,9668,52349,489
調整後EBITDA321,853360,16638,31311.9%20,902

米ドルベースの業績(IFRS)(単位:百万米ドル)
売上高8,1578,125△32△0.4%122
売上原価と販売費及び一般管理費7,2357,092△143△2.0%△70
その他の営業損益261△131△392
セグメント利益1,183902△281△23.8%192
減価償却費及び償却費2,0682,33226412.8%
その他の調整項目(注2)△36778445
調整後EBITDA2,8843,31242814.8%192

参考:スプリント開示値(米国会計基準)(単位:百万米ドル)
設備投資
(通信設備:現金支出ベース)
1,1511,132△19△1.7%
調整後フリー・キャッシュ・フロー3688△360△97.8%

(注1)当第1四半期から新基準を適用しています。前年同期は新基準を適用していないため、「旧基準」と表示しています。
(注2)主に「その他の営業損益」に含まれる周波数ライセンス交換差益や取引解約損益、「売上原価と販売費及び一般管理費」に含まれる合併関連費用などの非経常要因で発生した損益

<事業概要>スプリントは、豊富な周波数を最大限に活用してネットワーク品質および顧客価値の向上を推し進め、ポストペイドおよびプリペイド携帯電話の契約数の増加とARPUの安定化による売上高の拡大を図っています。当期からは、通信設備への投資額(現金支出ベース)を大幅に増やし、ネットワーク品質をさらに改善させる計画です。あわせて、事業運営の効率性を更に改善させることで、利益率の向上にも継続的に取り組んでいます。
スプリントのTモバイルとの合併について(注6)
2018年4月29日、スプリントとTモバイルが、スプリントとTモバイルの全ての対価を株式とする合併による取引(「本取引」)に関して最終的な合意に至りました。本取引完了後、統合後の会社は当社が約27.4%を保有する持分法適用関連会社となり、スプリントは当社の子会社ではなくなる見込みです。

(注)6 本取引はスプリントとTモバイルの株主および規制当局の承認、その他の一般的なクロージング要件の充足を必要とします。本取引のクロージングは遅くとも2019年半ばまでに行われることを見込んでいます。
<業績全般>米ドルベースの業績
売上高は、前年同期比32百万米ドル(0.4%)減の8,125百万米ドルとなりました。
通信売上は、新規顧客向けキャンペーン料金の浸透に加え、新基準適用によるマイナス影響により減少しました。なお、このマイナス影響を除くと、通信売上は、ARPUの下げ止まりと顧客基盤の拡大により、約4年ぶりに直前四半期を上回りました。
端末売上は、新基準適用によるプラス影響のため増加しました。この影響を除くと、リース料収入が増加した一方で端末販売台数が減少したため、前年同期比で横ばいでした。
なお、新基準適用により、売上高全体には122百万米ドルのプラス影響がありました。
セグメント利益は、前年同期比281百万米ドル(23.8%)減の902百万米ドルとなりました。売上原価と販売費及び一般管理費は、前年同期比143百万米ドル(2.0%)減の7,092百万米ドルとなりました。端末リース資産の増加に伴い減価償却費が増加したものの、端末売上原価が減少したことと、新基準適用に伴う契約獲得コストの資産化などにより販売費及び一般管理費が減少しました。一方、その他の営業損益は、前年同期に周波数ライセンス交換差益などの一時益が計上されていた影響で、前年同期から392百万米ドル悪化しました。
調整後EBITDAは、前年同期比428百万米ドル(14.8%)増の3,312百万米ドルとなりました。なお、新基準適用により、セグメント利益および調整後EBITDAには192百万米ドルのプラス影響がありました。
調整後フリー・キャッシュ・フローは、前年同期比360百万米ドル(97.8%)減の8百万米ドル(スプリント開示値、米国会計基準ベース)となりました。レンタル携帯端末の取得による支出が増加したことに加え、携帯端末の割賦債権や通信サービス債権の流動化による収入が減少したことによるものです。
円ベースの業績
円ベースの売上高は、対米ドルの為替換算レートが前年同期から円高となった影響で、前年同期比27,181百万円(3.0%)減の883,242百万円、セグメント利益は同33,879百万円(25.7%)減の98,108百万円、調整後EBITDAは同38,313百万円(11.9%)増の360,166百万円となりました。
<営業概況>累計契約数(注)
(単位:千件)
当第1四半期末前期末比
ポストペイド32,18768
(うち)ポストペイド携帯電話26,84734
プリペイド9,03344
ホールセールおよびアフィリエイト13,347△170
合計54,567△58
(注)2018年3月に終了した3カ月間より、一定の条件を満たしたプリペイド顧客に対する携帯端末の割賦販売を開始したことに伴い、当該プリペイド契約をポストペイド契約数に含めています。なお、過去については遡及修正を行っていません。


純増数(注)(特殊要因の影響を除く)
(単位:千件)
当第1四半期前年同期比
ポストペイド123162
(うち)ポストペイド携帯電話87△1
プリペイド3△32
ホールセールおよびアフィリエイト△69△134
合計57△4
(注)純増数には、スプリントのアフィリエイト事業者(自前の通信ネットワークで「スプリント」ブランドのサービスを提供する地域通信事業者)による他企業買収、スプリントにおける一部サービスプランの停止およびスプリントによる合弁会社設立などの特殊要因による契約数の増減は含まれていません。

ポストペイド携帯電話の純増数は、前年同期から横ばいになりました。なお、ポストペイド携帯電話の純増数には、プリペイド契約からの移行71千件がそれぞれ含まれています。
解約率(ポストペイド)
当第1四半期前年同期比
ポストペイド携帯電話解約率1.55%0.05ポイント悪化
ポストペイド解約率1.63%0.02ポイント改善

ARPU(ポストペイド)
当第1四半期
新基準
前年同期比
ポストペイド携帯電話ARPU49.57米ドル△4.35米ドル
ポストペイドARPU43.55米ドル△3.75米ドル

低料金プランの浸透に伴い、ARPUは前年同期から減少しました。
ポストペイドARPUは、新基準適用によるマイナス影響1.02米ドルを除くと、キャンペーン料金の適用期限を過ぎた顧客が増加していることにより、直前四半期を上回りました。
(参考:スプリント事業の主要事業データの定義および算出方法)
・ARPU(Average Revenue Per User):1契約当たりの月間平均収入
ARPU=通信売上÷稼働契約数(1セント未満を四捨五入して開示)
・稼働契約数:当該期間の各月稼働契約数((月初契約数+月末契約数)÷2)の合計値
※ポストペイド携帯電話のARPUは、ポストペイド携帯電話に係る通信売上を稼働契約数で除して算出しています。
・解約率:月間平均解約率
解約率=解約数÷稼働契約数(小数点第3位を四捨五入して開示)
・解約数:当該期間における解約総数。ポストペイドおよびプリペイド間における契約変更は含みません。2017年6月30日に終了した3カ月間から、新規契約後の早期解約顧客を含みません。
・稼働契約数:当該期間の各月稼働契約数((月初契約数+月末契約数)÷2)の合計値
(c) ヤフー事業
(単位:百万円)
6月30日に終了した3カ月間
2017年2018年増減増減率
売上高209,383226,13616,7538.0%
セグメント利益50,90438,750△12,154△23.9%
減価償却費及び償却費9,64712,4412,79429.0%
その他の調整項目△4,9294,929
調整後EBITDA55,62251,191△4,431△8.0%

(d) アーム事業

(単位:百万円)
6月30日に終了した3カ月間
2017年2018年増減増減率
売上高47,03741,534△5,503△11.7%
セグメント利益△6,935145,192152,127
減価償却費及び償却費14,88318,5373,65424.6%
子会社の支配喪失に伴う利益△161,347△161,347
調整後EBITDA7,9482,382△5,566△70.0%

(注)減価償却費及び償却費には、アーム買収時に行った取得原価配分により計上した無形資産の償却費が、当第1四半期は13,578百万円、前年同期は13,342百万円含まれています。
<事業概要>アームは主に、低消費電力型マイクロプロセッサーおよび関連テクノロジーのデザインなど、半導体のIP(回路の設計情報などの知的財産)のライセンス事業を行っています。当社による買収後、アームは、技術関連人員を増強し、研究開発への投資を加速しています。技術力の強化により、人工知能(AI)やコンピュータービジョン、拡張現実(AR)を中心とする分野において、より迅速な新技術の開発を目指しています。また、アームは、IoT(Internet of Things)をはじめとする周辺市場において収入源を確立するための先行投資も行っています。2018年5月、アームは、ノートパソコンやスマートフォンなどの高性能モバイルデバイス向けの最新プロセッサーIPのスイートを発表しました。これらのIPにより、アームのテクノロジーを搭載したパソコンでアプリケーション実行時のパフォーマンスを従来から2倍、ハイエンドゲーム実行時の電力効率を30%それぞれ向上させるとともに、機械学習機能の速度向上、モバイルデバイスでのUHD(Ultra HD)8Kの視聴などが可能になります。この技術はすでに大手半導体企業にライセンス供与され始めており、2019年にチップへの搭載が可能となる予定です。
当事業の売上高は、(ⅰ)アームのテクノロジーのライセンス収入、(ⅱ)ライセンシーによるアームのテクノロジーを用いた製品の出荷に応じて得られるロイヤルティー収入、および(ⅲ)ソフトウエアツールの販売などに伴う収入から成ります。
<業績全般>売上高は、前年同期比5,503百万円(11.7%)減の41,534百万円となりました。中国事業の合弁事業化に伴い、中国における既存ライセンス契約をアームからArm Technology (China) Co., Ltd.(以下「Arm China」、下記「中国事業の合弁事業化について」参照)との契約へ切り替えを進めたことにより他の新規契約の締結が遅れたため、テクノロジー・ライセンス収入が米ドルベースで前年同期から減少しました。なお、当該事由により当第1四半期に締結に至らなかった新規契約は、当期中に締結される見込みです。また、チップの設計には通常数年を要することから、契約締結の遅延によるチップの出荷時期および付随するテクノロジー・ロイヤルティー収入への影響は見込んでいません。
参考:米ドルベースの売上高
アームの売上は主に米ドル建てであるため、本項の売上高は米ドルベースの実績を記載しています。
(単位:百万米ドル)
6月30日に終了した3カ月間
2017年2018年増減増減率
テクノロジー・ライセンス収入14985△64△43%
テクノロジー・ロイヤルティー収入250261114%
ソフトウエアおよびサービス収入2935621%
売上高合計428381△47△11%

セグメント利益は、145,192百万円となりました(前年同期は6,935百万円の損失)。主に、Arm Chinaが子会社から持分法適用関連会社となったことに伴い、支配喪失に伴う利益161,347百万円をその他の営業利益として計上したことによるものです。
一方、研究開発強化のためのエンジニアや技術支援スタッフの採用が進んだことにより、営業費用(売上原価と販売費及び一般管理費)は前年同期から3,718百万円増加しました。中国事業の合弁事業化に伴って取引完了日である2018年6月26日にArm Chinaの従業員数341人が除外されたことによりアームの従業員数は前期末から179人減少しましたが、中国以外の地域では前期末から162人増加しています。
調整後EBITDAは前年同期から5,566百万円(70.0%)減少し、2,382百万円となりました。
中国事業の合弁事業化について
2018年6月26日、アームは、中国における同社の半導体テクノロジーIP事業を合弁で行うことを目的として、同社の中国完全子会社であるArm Chinaの持分の51%を、775百万米ドルで複数の機関投資家およびアームの顧客ならびにその代理会社へ売却しました。この結果、Arm Chinaは当社の子会社に該当しないこととなり新たに当社の持分法適用関連会社となるとともに、当社は子会社の支配喪失に伴う利益161,347百万円を計上しました。
アームは、今後もArm Chinaにおけるアーム半導体テクノロジーのライセンス事業により創出されるライセンス、ロイヤルティー、ソフトウエアおよびサービスなどの収入の大部分を受領し、アームの売上高として計上する予定です。また今後アームは、Arm Chinaの人件費を営業費用に計上しないものの、Arm Chinaから提供を受けるサービスについてはその対価をArm Chinaへ支払い、当該委託費用をアームの営業費用として計上する予定です。したがって、本合弁事業化がセグメント利益に与える中期的な影響は軽微と見込んでいます。

<営業概況>ライセンス
(単位:件)
当第1四半期当第1四半期末
締結分累計契約数
クラシック(Arm7、Arm9、Arm11)499
Cortex-A3337
Cortex-R195
Cortex-M11493
Mali1169
プロセッサー・ライセンス契約数161,593

(注)プロセッサー・ライセンスの累計契約数は、ロイヤルティー収入の発生が見込まれるライセンス契約のみを含みます。
当第1四半期のアームのプロセッサー・ライセンス契約締結数は、前述のArm Chinaへの契約移行の影響により中国企業との新規契約の締結が遅れたものの、アームの最新テクノロジーに対する底堅い需要を反映し、16件となりました。アームのプロセッサー・ライセンスを新規に採用したライセンシーは、3社でした。当第1四半期に締結されたライセンス契約では、ARシステム、監視カメラ、組み込みコンピューティング、パソコンなど、広範囲な最終製品市場でアームのテクノロジーの使用が予定されています。
ロイヤルティー・ユニット
ロイヤルティー・ユニット(アームのテクノロジーを含んだチップ)の出荷実績は、出荷の発生から1四半期遅れでライセンシーから報告を受けるため、本項における四半期のロイヤルティー・ユニットは、2018年1~3月期の出荷実績を掲載しています。一方、テクノロジー・ロイヤルティー収入は、出荷が発生する四半期に、見積りに基づいて計上しています。
2017年2018年
1~3月期4~6月期7~9月期10~12月期1~3月期
ロイヤルティー・ユニット出荷数
(ライセンシーからの報告に基づく実績ベース)
47億個51億個57億個58億個55億個
成長率(前年同期比)28%25%17%14%17%
プロセッサー・ファミリー別内訳
クラシック
(Arm7、Arm9、Arm11)
17%18%17%16%14%
Cortex-A22%20%17%19%20%
Cortex-R8%9%7%7%8%
Cortex-M53%53%59%58%58%

2018年1~3月期におけるロイヤルティー・ユニットの出荷数は、55億個となりました。対直前四半期では通常の季節性により3%減少しましたが、対前年同期では、アームのテクノロジーに対する強い需要(特にマイクロコントローラーやIoTなどの組み込み市場での需要)を反映し、17%増加しました。
(e) ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンド事業
(注)7当社子会社による、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの子会社の投資持株会社を通じた投資を含む

<事業概要>ソフトバンク・ビジョン・ファンドは2017年に活動を開始しました。同ファンドは、次世代のイノベーションを引き起こす可能性のある企業やプラットフォーム・ビジネスに対して、大規模かつ長期的な投資を行うことを目指しています。同ファンドは金融行為規制機構(The Financial Conduct Authority)に登録された当社の英国100%子会社SB Investment Advisers (UK) Limited(以下「SBIA」)が運営しています。当事業には、ソフトバンク・ビジョン・ファンドのほか、同じくSBIAが運営するデルタ・ファンドの投資および事業活動の結果が含まれています。
当事業におけるファンドの概要
2018年6月30日現在
ソフトバンク・ビジョン・ファンドデルタ・ファンド
主なリミテッド・パートナーシップSoftBank Vision Fund L.P.SB Delta Fund (Jersey) L.P.
出資コミットメント総額917億米ドル(注1)60億米ドル(注1)
当社:281億米ドル(注2)当社:44億米ドル
外部投資家:636億米ドル(注1)外部投資家:16億米ドル(注1)
リミテッド・パートナー当社
パブリック・インベストメント・ファンド
ムバダラ開発公社
Apple
Foxconn Technology Group
Qualcomm Incorporated
シャープ㈱
当社
ムバダラ開発公社
ジェネラル・パートナーSVF GP (Jersey) Limited
(当社海外100%子会社)
SB Delta Fund GP (Jersey) Limited(当社海外100%子会社)
運営会社SBIASBIA
アドバイザリー会社当社100%子会社(日・米)当社100%子会社(日・米)
投資期間最終クロージング(注3)から5年後まで(原則)最終クロージングから5年後まで(原則)
存続期間最終クロージング(注3)から12年後まで(原則)最終クロージングから12年後まで(原則)

(注1)ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドにおけるムバダラ開発公社の出資コミットメントは、両ファンドの合計額で定められているため、それぞれのファンドの出資コミットメント総額およびコミットメント残額は、もう一方のファンドにおけるムバダラ開発公社の支払義務の履行状況により変動します。
(注2)Arm Limited株式を活用した支払義務履行分(約82億米ドル相当)を含む
(注3)2018年8月9日現在、ソフトバンク・ビジョン・ファンドは最終クロージングを完了していません。

<業績全般>(単位:百万円)
6月30日に終了した3カ月間
2017年2018年増減増減率
ソフトバンク・ビジョン・ファンド
からの投資損益
106,871246,311139,440130.5%
投資の未実現評価損益106,871244,902138,031129.2%
投資先からの利息配当収益1,4091,409
デルタ・ファンドからの投資損益900900
投資の未実現評価損益900900
投資先からの利息配当収益
営業費用△1,642△7,267△5,625△342.6%
セグメント利益105,229239,944134,715128.0%
減価償却費及び償却費66
投資の未実現評価損益(△利益)△106,871△245,802△138,931△130.0%
調整後EBITDA△1,642△5,852△4,210△256.4%

(注)当事業の業績は、以下により算出されます。
セグメント利益=ソフトバンク・ビジョン・ファンドからの投資損益+デルタ・ファンドからの投資損益-営業費用
調整後EBITDA=セグメント利益+減価償却費及び償却費±投資の未実現評価損益
セグメント利益は239,944百万円となりました(前年同期は105,229百万円の利益)。
このうち、ソフトバンク・ビジョン・ファンドからの投資損益は246,311百万円の利益となりました。主に、Flipkart株式の公正価値の増加による株式評価益164,253百万円を計上したことやWeWorkなどの投資先の公正価値が増加したことにより、投資の未実現評価益合計244,902百万円を計上したことによるものです。
Flipkartの公正価値の増加は、2018年5月9日に、ソフトバンク・ビジョン・ファンドが、保有する全ての株式(完全希薄化後の保有割合19.95%)をWAL-MART INTERNATIONAL HOLDINGS, INC.(以下「Walmart」)へ売却することについて合意したことに伴い、予定売却対価(約40億米ドルに一定の調整を加えた額)に基づき当第1四半期末における公正価値測定を行ったことによるものです。なお、インドで事業を行う企業への投資の譲渡益は同国において課税対象となります。そのため、インドを事業拠点とするFlipkartに係る投資の未実現評価益について税効果を認識し、要約四半期連結損益計算書上の法人所得税(法人税等調整額)に71,746百万円を計上しています。ソフトバンク・ビジョン・ファンドのFlipkart株式保有期間は24カ月以内と見込まれるため、同株式の売却に対し想定されるインドの短期キャピタルゲイン課税率43.68%を適用しています。
また、デルタ・ファンドからの投資損益は、投資先の公正価値の増加により、900百万円の利益となりました。
調整後EBITDA(セグメント利益から減価償却費及び償却費ならびに投資の未実現評価損益を差し引いて算出)は、5,852百万円のマイナスとなりました。
資金の状況
2018年6月30日現在
(単位:十億米ドル)
合計当社外部投資家
出資コミットメント
ソフトバンク・ビジョン・ファンド91.7(注1)28.1(注2)63.6(注1)
デルタ・ファンド6.0(注1)4.41.6(注1)
リミテッド・パートナーによる支払義務履行額合計(注3)
ソフトバンク・ビジョン・ファンド23.57.116.4
デルタ・ファンド5.13.7(注4)1.4
コミットメント残額
ソフトバンク・ビジョン・ファンド68.221.047.2
デルタ・ファンド0.9(注5)0.70.2(注5)

(注1)ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドにおけるムバダラ開発公社の出資コミットメントは、両ファンドの合計額で定められているため、それぞれのファンドの出資コミットメント総額およびコミットメント残額は、もう一方のファンドにおけるムバダラ開発公社の支払義務の履行状況により変動します。
(注2)Arm Limited株式持分の24.99%を活用した支払義務履行分(約82億米ドル相当)を含む。このうち当第1四半期末までの当社の当該支払義務の履行により、当第1四半期末現在、ソフトバンク・ビジョン・ファンドはArm Limited持分のうち21.96%を保有しています。
(注3)支払義務履行後に投資計画の変更等によりリミテッド・パートナーへ返還された金額を差し引いています。
(注4)当社が取得した後デルタ・ファンドへ移管したDiDi株式への投資の移管時の対価(当社のデルタ・ファンドへの支払義務相当額と相殺)を含む
(注5)デルタ・ファンドにおける外部投資家のコミットメント残額は、ソフトバンク・ビジョン・ファンドで使用される可能性があります。
投資の状況
当第1四半期末における、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資の取得価額は271億米ドル、公正価値は325億米ドルとなりました。また、デルタ・ファンドの投資の取得価額および公正価値はそれぞれ50億米ドルとなりました。当第1四半期末における両ファンドの投資先はそれぞれ以下の通りです。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資先
会社名(アルファベット順)事業内容
Arm Limited半導体テクノロジー・デザイン
Auto1 Group GmbH中古車販売プラットフォーム
Brain CorporationAIを活用した自律走行システム開発
Cohesity, Inc.ハイパーコンバージドデータプラットフォーム
Fanatics Holdings, Inc.スポーツ関連商品イーコマース
Flipkart Private Limited(Flipkart)イーコマース
Full Truck Alliance Co. Ltd貨物トラックマッチングプラットフォーム
Guardant Health, Inc. (および関係会社1社)ゲノム解析によるがん診断事業
HealthKonnect Medical and Health Technology Management Company Limited (Ping An Medical and Healthcare)医療機関向け保険手続きプラットフォーム
Improbable Worlds LimitedVR/AR開発ツール
Katerra Inc.建築設計テクノロジープラットフォーム
MapBox Inc.地理情報プラットフォーム
Nauto, Inc.AIによる安全運転支援サービス
NVIDIA Corporation半導体GPU開発
One97 Communications Limited (PayTM)オンライン決済サービス
OneConnect Financial Technology Co., Ltd.フィンテックソリューション
Oravel Stays Private Limited (OYO Rooms)ホテル予約サイト
OSIsoft LLC産業用 IoT ソリューション
Ping An Healthcare and Technology Company Limitedオンライン医療ポータル
Plenty United Inc.屋内野菜工場
Roivant Sciences Ltd.AIを活用した医薬品開発
Slack Technologies, Inc.ビジネスチャットツール
Urban Compass, Inc. (Compass)不動産ビッグデータプラットフォーム
Vir Biotechnology, Inc.AIを活用した医薬品開発
Wag Labs, Inc散歩代行マッチングプラットフォーム
WeWork Companies Inc. (および関係会社3社)コワーキングスペースサービス
Zhongan Online P&C Insurance Co., Ltdインターネット専業保険
他2件

(注)ソフトバンク・ビジョン・ファンドの子会社である投資持株会社には他の株主が存在する場合があります。その場合にも、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資割合にかかわらず、当該投資持株会社から行われる投資全てをソフトバンク・ビジョン・ファンドによる投資としています。ソフトバンク・ビジョン・ファンドの子会社にはソフトバンク・ビジョン・ファンド以外の投資家が投資しており、ソフトバンク・ビジョン・ファンドが行った投資の当第1四半期末における公正価値の合計のうち、それらの投資家に帰属する持分は14億米ドルです。
デルタ・ファンドの投資先
会社名事業内容
Xiaoju Kuaizhi Inc. (DiDi)ライドシェアサービス

当社からソフトバンク・ビジョン・ファンドまたはデルタ・ファンドへ移管する投資
ソフトバンク・ビジョン・ファンドまたはデルタ・ファンドの投資の中には、当社から移管することで実行されるものがあります(以下、このような投資を「ブリッジ投資」と呼びます)。ブリッジ投資は、ソフトバンク・ビジョン・ファンドまたはデルタ・ファンドの投資委員会などから全ての必要な承認を得た場合のみ、当社から移管されます。なお、ブリッジ投資の移管は、当社とソフトバンク・ビジョン・ファンドまたはデルタ・ファンドが移管に合意した時点における公正価値を基礎とした価格で行われます。
ブリッジ投資のうち当社からの移管が決定した投資を含めると、当第1四半期末におけるソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資の取得価額は272億米ドル、公正価値は326億米ドルとなりました。デルタ・ファンドについて該当する投資はありません。
(f) ブライトスター事業
(単位:百万円)
6月30日に終了した3カ月間
2017年2018年増減増減率
売上高220,128253,82833,70015.3%
セグメント利益△1,328△5,345△4,017
減価償却費及び償却費1,4861,179△307△20.7%
調整後EBITDA158△4,166△4,324


c. 財政状態の状況
(注)8当社100%子会社が保有する投資

IFRS第9号およびIFRS第15号の適用について
当第1四半期からIFRS第9号および第15号を適用したことに伴い、適用初日となる2018年4月1日に、基準適用による累積的影響額を利益剰余金およびその他の包括利益累計額で調整しています。詳細は「第4 経理の状況、1 要約四半期連結財務諸表、要約四半期連結財務諸表注記 3.重要な会計方針(3)新たな基準書および解釈指針の適用による影響額」をご参照ください。
(単位:百万円)
2018年
3月31日
2018年
6月30日
増減増減率
資産合計31,180,46632,268,3641,087,8983.5%
負債合計24,907,44425,447,190539,7462.2%
資本合計6,273,0226,821,174548,1528.7%
参考:期末日為替換算レート
1米ドル106.24円110.54円4.30円4.0%
1英ポンド148.84円144.59円△4.25円△2.9%


(a) 流動資産
(単位:百万円)
2018年
3月31日
2018年
6月30日
増減
現金及び現金同等物3,334,6502,728,279△606,371
営業債権及びその他の債権2,314,3532,235,698△78,655
ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンド
における売却目的保有に分類された資産
439,765439,765
ソフトバンク・ビジョン・ファンド439,765439,765
その他の金融資産519,444788,540269,096
棚卸資産362,041331,822△30,219
その他の流動資産344,374356,86912,495
流動資産合計6,874,8626,880,9736,111

主な科目別の増減理由
科目および残高前期末からの増減および主な理由
現金及び現金同等物
2,728,279百万円
詳細は「(2)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドにおける売却目的保有に分類された資産
439,765百万円
ソフトバンク・ビジョン・ファンド:439,765百万円増加
Flipkart株式のWalmartへの売却合意に伴い、当該株式をFVTPLで会計処理されているソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドからの投資から振り替えました。
その他の金融資産
788,540百万円
269,096百万円増加
スプリントが短期運用目的のコマーシャル・ペーパーなどを取得しました。

(b) 非流動資産
(単位:百万円)
2018年
3月31日
2018年
6月30日
増減
有形固定資産3,856,8473,975,908119,061
のれん4,302,5534,251,373△51,180
(うち)アーム2,860,7382,784,384△76,354
無形資産6,784,5506,931,446146,896
契約獲得コスト306,888306,888
持分法で会計処理されている投資2,328,6172,432,989104,372
FVTPLで会計処理されているソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドからの投資2,827,7842,932,353104,569
ソフトバンク・ビジョン・ファンド2,296,5842,378,73882,154
デルタ・ファンド531,200553,61522,415
投資有価証券2,660,1153,010,041349,926
その他の金融資産676,392720,03243,640
繰延税金資産647,514620,733△26,781
その他の非流動資産221,232205,628△15,604
非流動資産合計24,305,60425,387,3911,081,787


主な科目別の増減理由
科目および残高前期末からの増減および主な理由
有形固定資産
3,975,908百万円
119,061百万円増加
スプリントにおいて、設備投資の増加に伴い建設仮勘定が増加したほか、顧客向けのリース携帯端末が増加しました。
無形資産
6,931,446百万円
146,896百万円増加
対米ドルの為替換算レートが前期末から円安となったことにより、FCCライセンスなどが増加しました。
契約獲得コスト
306,888百万円
新基準適用により、ソフトバンク㈱およびスプリントにおいて新たに契約獲得コストを計上しました。
持分法で会計処理されている投資
2,432,989百万円
104,372百万円増加
アームの子会社であったArm Chinaが持分法適用関連会社となったことにより、同社の連結簿価77,948百万円を新たに計上しました。このほか、持分法投資利益の計上により、アリババの連結簿価が増加しました。
FVTPLで会計処理されているソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドからの投資
2,932,353百万円
ソフトバンク・ビジョン・ファンド:82,154百万円増加
Full Truck Alliance Co., Ltd.(以下「Full Truck Alliance」)など数件の新規投資を行ったほか、WeWorkをはじめとする投資先の公正価値が増加しました。一方、Flipkart株式のWalmartへの売却合意に伴い、当該株式をソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドにおける売却目的保有資産に振り替えました。
デルタ・ファンド:22,415百万円増加
対米ドルの為替換算レートが前期末から円安となりました。
投資有価証券
3,010,041百万円
349,926百万円増加
ソフトバンクグループ㈱の100%子会社において、自動運転技術の開発を行うGM Cruise Holdings, LLC(以下「GM Cruise」)などへの新規投資を行ったほか、保有するUberやGrabなどの投資先の公正価値が増加しました。なお、UberやGrabのほか、GM Cruiseなど一部の新規投資については、関係規制当局などからの承認を条件として、ソフトバンク・ビジョン・ファンドへの移管を前提に同ファンドへ紹介予定です。


(c) 流動負債
(単位:百万円)
2018年
3月31日
2018年
6月30日
増減
有利子負債3,217,4054,142,996925,591
ソフトバンクグループ㈱1,485,8511,390,188△95,663
短期借入金771,275782,87011,595
1年内返済予定の長期借入金214,747214,964217
1年内償還予定の社債399,829299,354△100,475
その他100,00093,000△7,000
ソフトバンク㈱803,055790,139△12,916
1年内返済予定の長期借入金393,916380,321△13,595
1年内返済予定のリース債務393,282397,3884,106
その他15,85712,430△3,427
スプリント364,245535,717171,472
1年内返済予定の長期借入金164,466137,404△27,062
1年内償還予定の社債190,396388,638198,242
その他9,3839,675292
ソフトバンク・ビジョン・ファンド397,095544,168147,073
短期借入金83,952△83,952
1年内返済予定の長期借入金313,143544,168231,025
その他167,159882,784715,625
1年内決済予定の株式先渡契約金融負債719,037719,037
その他167,159163,747△3,412
銀行業の預金684,091701,63817,547
ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよび
デルタ・ファンドにおける外部投資家持分
40,713△40,713
ソフトバンク・ビジョン・ファンド39,193△39,193
デルタ・ファンド1,520△1,520
営業債務及びその他の債務1,816,0101,667,695△148,315
デリバティブ金融負債96,241853,527757,286
その他の金融負債1,6465,4163,770
未払法人所得税147,97992,042△55,937
引当金65,70961,312△4,397
その他の流動負債658,961678,42519,464
流動負債合計6,728,7558,203,0511,474,296


主な科目別の増減理由
科目および残高前期末からの増減および主な理由
有利子負債
4,142,996百万円
ソフトバンクグループ㈱1,390,188百万円95,663百万円減少
償還まで1年以内となった国内普通社債を非流動負債から振り替えた一方で、国内普通社債を償還したことにより、1年内償還予定の社債が100,475百万円減少しました。
スプリント
535,717百万円
171,472百万円増加
償還まで1年以内となった社債を非流動負債から振り替えたことにより、1年内償還予定の社債が198,242百万円増加しました。
ソフトバンク・ビジョン・ファンド
544,168百万円
147,073百万円増加
保有投資有価証券の資金化による借入れを行いました。
その他
882,784百万円
715,625百万円増加
アリババ株式を活用した株式先渡売買契約が決済日まで1年以内となったため、当該売買契約に係る株式先渡契約金融負債を非流動負債から振り替えました。
営業債務及びその他の債務
1,667,695百万円
148,315百万円減少
ソフトバンク㈱において、前期末に設備に係る未払金やディーラーに対する販売手数料の未払金が一時的に高水準となっていましたが、支払いにより減少しました。
デリバティブ金融負債
853,527百万円
757,286百万円増加
アリババ株式を活用した株式先渡売買契約が決済日まで1年以内となったため、当該売買契約に含まれるカラー取引に関するデリバティブ負債を非流動負債から振り替えました。


(d) 非流動負債
(単位:百万円)
2018年
3月31日
2018年
6月30日
増減
有利子負債13,824,78313,205,962△618,821
ソフトバンクグループ㈱(注)7,732,3307,848,581116,251
長期借入金(注)3,215,4593,252,42236,963
社債4,516,8714,596,15979,288
ソフトバンク㈱896,435925,41828,983
長期借入金217,514247,47629,962
リース債務670,862672,4341,572
その他8,0595,508△2,551
スプリント3,979,7053,950,942△28,763
長期借入金1,346,5761,433,20786,631
社債2,612,1782,497,808△114,370
その他20,95119,927△1,024
ソフトバンク・ビジョン・ファンド101,31270,824△30,488
長期借入金101,31270,824△30,488
その他1,115,001410,197△704,804
株式先渡契約金融負債688,332△688,332
その他426,669410,197△16,472
ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよび
デルタ・ファンドにおける外部投資家持分
1,803,9662,012,729208,763
ソフトバンク・ビジョン・ファンド1,659,6651,861,813202,148
デルタ・ファンド144,301150,9166,615
デリバティブ金融負債865,402125,221△740,181
その他の金融負債62,37268,9546,582
確定給付負債100,486102,7952,309
引当金132,139134,7392,600
繰延税金負債1,085,6261,340,181254,555
その他の非流動負債303,915253,558△50,357
非流動負債合計18,178,68917,244,139△934,550
(注)当社100%子会社による、アリババ株式を活用した借入れを含む。なお、当該借入は、ソフトバンクグループ㈱による保証は付されておらず、ソフトバンクグループ㈱に対してはノンリコースの借入れです。


主な科目別の増減理由
科目および残高前期末からの増減および主な理由
有利子負債
13,205,962百万円
ソフトバンクグループ㈱
7,848,581百万円
116,251百万円増加
社債が前期末から79,288百万円増加しました。国内普通社債4,500億円および外貨建普通社債総額2,727億円を発行しました。一方、2013年発行の外貨建普通社債総額3,576億円の期限前償還を行ったほか、償還期日が1年以内となった社債を流動負債に振替えました。
スプリント
3,950,942百万円
28,763百万円減少
償還期日が1年以内となった社債を流動負債に振替えたことにより、社債が114,370百万円減少しました。また、対米ドルの為替換算レートが前期末から円安となったことにより、長期借入金が86,631百万円増加しました。
その他
410,197百万円
704,804百万円減少
アリババ株式を活用した株式先渡売買契約が決済日まで1年以内となったため、当該売買契約に係る株式先渡契約金融負債を流動負債に振替えました。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドにおける外部投資家持分
2,012,729百万円
ソフトバンク・ビジョン・ファンド:202,148百万円増加
デルタ・ファンド:6,615百万円増加
増減の詳細は「第4 経理の状況、1 要約四半期連結財務諸表、要約四半期連結財務諸表注記 10.ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドにおける外部投資家持分」をご参照ください。
デリバティブ金融負債
125,221百万円
740,181百万円減少
アリババ株式を活用した株式先渡売買契約が決済日まで1年以内となったため、当該売買契約に含まれるカラー取引に関するデリバティブ負債を流動負債に振替えました。


(e) 資本
(単位:百万円)
2018年
3月31日
2018年
6月30日
増減
親会社の所有者に帰属する持分合計5,184,1765,689,782505,606
非支配持分1,088,8461,131,39242,546
資本合計6,273,0226,821,174548,152
親会社の所有者に帰属する持分比率16.6%17.6%1.0ポイント

親会社の所有者に帰属する持分
(単位:百万円)
2018年
3月31日
2018年
6月30日
増減
資本金238,772238,772
資本剰余金256,768263,9447,176
その他の資本性金融商品496,876496,876
利益剰余金3,940,2594,530,979590,720
自己株式△66,458△66,462△4
その他の包括利益累計額317,959225,673△92,286
売却可能金融資産63,700△63,700
FVTOCIの資本性金融資産10,13210,132
FVTOCIの負債性金融資産5555
キャッシュ・フロー・ヘッジ△55,286△75,495△20,209
在外営業活動体の為替換算差額309,545290,981△18,564
親会社の所有者に帰属する持分合計5,184,1765,689,782505,606

主な科目別の増減理由
科目および残高前期末からの主な増減と理由
利益剰余金
4,530,979百万円
590,720百万円増加
新基準適用に伴う累積的影響額300,615百万円を2018年4月1日に計上しました。このほか、親会社の所有者に帰属する純利益313,687百万円を計上しました。
その他の包括利益累計額
225,673百万円
92,286百万円減少
新基準に伴う累積的影響額57,828百万円を2018年4月1日に利益剰余金に振り替えました。


(2)キャッシュ・フローの状況

(単位:百万円)
6月30日に終了した3カ月間
2017年2018年増減
営業活動によるキャッシュ・フロー195,954274,41978,465
投資活動によるキャッシュ・フロー△1,068,352△892,109176,243
財務活動によるキャッシュ・フロー△26,022△48,508△22,486

(a) 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期から78,465百万円増加しました。法人所得税の支払額が前年同期から100,818百万円減少しましたが、これは主に、2016年に実施したSupercell Oy株式の売却に係る法人税を前年同期に支払っていたことによるものです。
(b) 投資活動によるキャッシュ・フロー
当第1四半期における主な科目別の内容
科目主な内容
有形固定資産及び無形資産の取得による支出
△333,374百万円
スプリントが通信設備やリース携帯端末を取得したほか、ソフトバンク㈱が通信設備を取得しました。
投資の取得による支出
△267,903百万円
当社100%子会社がGM Cruiseなどに新規投資を行いました。このうちGM Cruiseを含む一部の投資については、関係規制当局などからの承認を条件として、ソフトバンク・ビジョン・ファンドへの移管を前提に同ファンドへ紹介予定です。
このほか、㈱ジャパンネット銀行が運用目的の有価証券を取得しました。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドによる投資の取得による支出
△176,963百万円
ソフトバンク・ビジョン・ファンドがFull Truck Allianceなど数件の新規投資(合計176,963百万円)を行いました。
子会社の支配喪失による増減額
(△は減少額)
56,826百万円
アームの中国事業の合弁事業化に伴い持分法適用関連会社となったArm Chinaに係る売却価格から、未収金および支配喪失日にArm Chinaが保有していた現金及び現金同等物を差し引いた金額です。
短期運用有価証券の取得による支出
△140,640百万円
スプリントがコマーシャル・ペーパーなどで資金の短期運用を行いました。
定期預金の預入による支出
△244,107百万円
スプリントおよびアームの資金の短期運用に伴う収支です。
定期預金の払戻による収入
199,305百万円


(c) 財務活動によるキャッシュ・フロー
当第1四半期における主な科目別の内容
科目主な内容
有利子負債の収入
1,436,683百万円
借入れによる収入
588,956百万円
ソフトバンク・ビジョン・ファンド
196,967百万円
保有する投資有価証券の一部を資金化しました。当該金額は要約四半期連結財政状態計算書上、長期借入金に計上しています。
その他・スプリントがネットワーク機器およびリース携帯端末を活用し、148,926百万円の借入れを行いました。
・ソフトバンク㈱が割賦債権流動化により139,449百万円を借入れました。
社債発行による収入
722,744百万円
ソフトバンクグループ㈱が国内普通社債4,500億円のほか、外貨建普通社債総額2,727億円を発行しました。
新規取得設備のセール・アンド・リースバックによる収入
124,983百万円
ソフトバンク㈱がファイナンス・リースによる通信設備などの取得に際し、セール・アンド・リースバックを行いました。
有利子負債の支出
△1,388,998百万円
借入金の返済による支出
△499,775百万円
・スプリントが借入金151,928百万円を返済しました。
・ソフトバンク㈱が割賦債権流動化による借入金123,082百万円を返済しました。
社債の償還による支出
△757,640百万円
ソフトバンクグループ㈱が国内普通社債4,000億円を満期償還したほか、2013年発行の外貨建普通社債総額3,576億円を期限前償還しました。
リース債務の返済による支出
△125,106百万円
ソフトバンク㈱が通信設備のリース債務を返済しました。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドにおける外部投資家からの払込による収入
180,212百万円
・ソフトバンク・ビジョン・ファンドがキャピタル・コールに対する資金179,449百万円を外部投資家から受領しました。
・デルタ・ファンドがキャピタル・コールに対する資金763百万円を外部投資家から受領しました。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンドにおける外部投資家に対する分配額・返還額
△161,259百万円
・ソフトバンク・ビジョン・ファンドが、保有する投資有価証券の一部を資金化し、この資金を使って外部投資家への成果分配および固定分配を行いました。また、当第1四半期における投資元本を基にした固定分配を行いました。これらの固定分配額は合計34,835百万円、成果分配額は118,684百万円です。
・デルタ・ファンドが当第1四半期における投資元本を基にした固定分配を行いました。


(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期における研究開発費は36,686百万円です。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。