四半期報告書-第24期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/02/14 15:38
【資料】
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【項目】
37項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものです。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(4~12月)は、売上高 4,329百万円(前年同期比6.7%増、注1)、営業利益 797百万円(前年同期比 21.3%増)と増収増益となりました。
旺盛なEC消費および企業のDX投資は、ともに今期も継続して拡大しており、これらを背景に当社グループの収益も順調に推移しております。特に大型EC向けのシステム構築に対する強い引き合いに恵まれました。また、企業に顧客資産を有効活用いただくための提案(OMO施策の推進)を強化するとともに、ECシステムの開発に積極的に取り組み、競争力の向上に努めました。
営業外損益及び特別損益の状況は以下のとおりです。
持分法による投資利益は、関連会社における前期業績が例年以上に好調だった反動で、 57百万円(前年同期比69.4%減)になったほか、時価評価による暗号資産評価損 7百万円を計上しました。また、新規事業に係るシステムの見直しに伴い試作機について減損損失 12百万円を計上しております。
(参考)主な収益モデル別の売上高
(単位:百万円、%)
前4~12月期(注1)当4~12月期増減率
ECシステム2,9233,224+10.3%
決済サービス634655+3.3%
マーケティングサービス498449△10.0%
合 計4,0574,329+6.7%

(注1)第1四半期連結会計期間より収益認識に関する会計基準(企業会計基準第29号)を適用しておりますが、ご参考として前第3四半期連結累計期間に同基準を適用した場合(但し、監査法人による四半期レビューを受けておりません。)の数値を記載しております。なお、代理人として行われる取引を総額表示から純額表示に組み替えたものとなります。また、当社グループの事業は単一セグメントであり、従前は「その他」としていた内訳をマーケティングサービスに含めて集計しております。
(参考)主な連結会社のサービス領域と収益モデルの関係
Eストアーコマース
ニジュウイチ
WCAアーヴァイン・
システムズ
ECシステム●(注2)
決済サービス
マーケティングサービス

(注2)株式会社アーヴァイン・システムズは、ソフトウェア開発会社として外部収益を計上するほか、当社グループのインハウスエンジニアリング組織としてグループ各社と内部取引があります。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、9,680百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における財政状態は次のとおりです。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産の残高は、前連結会計年度末比で 1,076百万円増加し、9,680百万円となりました。これは主に、現金及び預金が増加したこと等により流動資産が 880百万円増加し、投資有価証券の取得等により固定資産が 195百万円増加したことによるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債の残高は、前連結会計年度末比で 775百万円増加し、7,036百万円となりました。これは主に、買掛金等が減少した一方で、一時的な短期資金の借入及び決済資金の預り金の増加等により、流動負債が 1,142百万円増加し、新株予約権付社債の一部が権利行使されたことや長期借入金の返済等により、固定負債が 366百万円減少したことによるものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は、前連結会計年度末比で 300百万円増加し、 2,644百万円となりました。主な増加要因としましては、親会社株主に帰属する四半期純利益として 540百万円を計上したほか、新株予約権付社債の一部が権利行使され、資本金及び資本剰余金がそれぞれ 122百万円増加し、株式交付制度を用いた株式取得により、資本剰余金 13百万円を計上しました。一方、減少要因としましては、配当金の支払い 160百万円や自己株式の取得による支出 491百万円を計上しました。これにより自己資本比率は 26.2%(前連結会計年度末比1.0ポイント減)となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。