四半期報告書-第25期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)

【提出】
2022/11/14 15:11
【資料】
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【項目】
41項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものです。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(4~9月)は、売上高2,849百万円(前年同期比0.3%増)、営業利益246百万円(前年同期比54.3%減)となりました。
円安と資源価格の高騰により消費者心理は悪化しておりますが、当社グループの販売状況は、堅調に推移しております。
費用面につきましては、引き続きECシステムの安定稼働や新機能の開発を積極的に進めており、先行投資を進めています。これに加え当第2四半期連結累計期間は、大型EC向けのシステム構築のプロジェクトにおいて、一部想定以上に開発費用が増加するケースが発生しました。そのため売上総利益は、前年同期に比べ193百万円減少しました。
また販売費及び一般管理費は、優良顧客の獲得に向けた販売活動の強化や人員体制強化のための採用活動のほか、M&Aに伴う関連費用の発生により、前年同期に比べ99百万円増加しました。
これらの結果、上半期における営業利益は抑えられた水準となっておりますが、期首計画に対する差異は限定的で、需要期を迎える下半期での収益向上を見込んでおります。
(参考)主な収益モデル別の売上高(単位:百万円、%)
前4~9月期当4~9月期増減率
EC事業2,8422,849+0.3%
ECシステム2,1352,171+1.7%
決済サービス408405△0.6%
マーケティングサービス298272△8.8%
HOI事業---
合 計2,8422,849+0.3%

※ 2022年8月31日付けで株式会社SHIFFONを子会社化しました。同社のみなし取得日を2022年9月30日としているため、当第2四半期連結会計期間においては、同社の貸借対照表のみ連結しており、同社の損益は含まれておりません。また、子会社化に伴い、当第2四半期連結会計期間より「HOI事業(ハンズオンインキュベーション事業)」を報告セグメントに追加しております。
(2) 財政状態の分析
2022年8月31日付けで子会社となりました株式会社SHIFFONについて、2022年9月30日をみなし取得日として連結貸借対照表に計上いたしました。そのため資産及び負債の大きな増加要因となっております。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、11,987百万円となりました。
当第2四半期連結会計期間末における財政状態は次のとおりです。
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産の残高は、前連結会計年度末比で3,776百万円増加し、11,987百万円となりました。主な要因は、新子会社の連結によるものです。増加の大きい勘定科目としましては「受取手形、売掛金及び契約資産」「商品」「のれん」が挙げられます。前連結会計年度末に比べ、それぞれ1,118百万円、818百万円、1,270百万円の増加となりました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債の残高は、前連結会計年度末比で3,504百万円増加し、8,926百万円となりました。資産と同様に、新子会社の連結による増加が主な要因です。「支払手形及び買掛金」の増加が顕著となり、前連結会計年度末に比べ、1,072百万円増加しました。また「短期借入金」「長期借入金」が、前連結会計年度末に比べ、それぞれ1,220百万円、746百万円増加しておりますが、主な要因は、新子会社の株式取得に伴う銀行借入1,672百万円によるものです。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は、前連結会計年度末比で271百万円増加し、3,061百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益を92百万円計上したほか、新子会社の連結に伴い、非支配株主持分が373百万円増加しましたが、前連結会計年度に係る剰余金の配当201百万円の支払が減少要因となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の四半期末残高は、前連結会計年度末に比べ178百万円増加の4,627百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローは次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の増加は、104百万円となりました。主な収入につきましては、税金等調整前四半期純利益を166百万円計上したことに加え、売上債権の減少による資金収入が128百万円となりました。支出につきましては、法人税等の支払額として229百万円を納付いたしました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金の減少は、1,256百万円となりました。当第2四半期会計期間において新子会社の株式取得による支出1,193百万円が主な要因です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金の増加は、1,330百万円となりました。増加の主な要因は、新子会社の株式取得資金を銀行借入で調達したため、短期借入金及び長期借入金が合計で1,652百万円増加したことによるものです。一方、減少要因としましては、1年内返済予定の長期借入金の返済による支出119百万円、配当金の支払額201百万円によるものです。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。