四半期報告書-第14期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/11 13:55
【資料】
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【項目】
39項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社及び連結子会社(以下「当社グループ」)が判断したものです。
(1)経営成績の状況
(当第2四半期連結累計期間の概況)
当社は、2021年7月1日付で、これまで「その他」に含まれていたDXビジネスのテレマティクスサービス事業をオートモーティブ分野へ編入し、モビリティ&テレマティクスサービス分野として組織を再編しました。当期の実績は組織再編後の新分野にてご説明します。
当社グループにおける当第2四半期連結累計期間の全社売上収益は、半導体などの部品供給不足による影響を主にモビリティ&テレマティクスサービス分野で大きく受けたものの、新型コロナウイルス感染症による影響が昨年に比べて減少したことなどから、前年同期比で増収となりました。全社営業利益は増収の効果に加え、第1四半期連結会計期間に実施した子会社の売却による売却益及び金融資産の評価益を計上したことなどから、前年同期比で大幅な増益となり黒字に転換しました。
なお、当第2四半期連結累計期間の決算に使用した損益為替レートは以下のとおりです。
第1四半期第2四半期
損益為替レート米ドル
ユーロ
約110円
約132円
約110円
約130円
前期(参考)米ドル
ユーロ
約108円
約119円
約106円
約124円

*売上収益
当第2四半期連結累計期間における売上収益は、前年同期比で約67億円増(5.7%増収)となる1,244億33百万円となりました。
当第2四半期連結会計期間には、半導体などの部品供給不足による影響拡大に加え、主に東南アジア地域において新型コロナウイルス感染症による緊急活動制限が発令されたことに起因する工場の操業縮小・停止などの影響を大きく受けましたが、当第2四半期連結累計期間については、新型コロナウイルス感染症による影響から徐々に市場が回復基調となってきていることなどから、モビリティ&テレマティクスサービス分野、パブリックサービス分野、メディアサービス分野の3分野全てが増収となりました。
*営業利益
当第2四半期連結累計期間における営業利益は、増収の効果に加えて、第1四半期連結会計期間に実施した子会社の売却による売却益及び金融資産の評価益を計上したことによって、その他の収益が増加したことなどから、前年同期比で約54億円の大幅増となる20億71百万円となり、黒字に転換しました。なお、当第2四半期連結累計期間において、従業員の雇用等に関わる政府補助金を純損益として認識し、売上原価と販売費及び一般管理費から控除しています。
以下、セグメントの業績評価は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除した「コア営業利益※」を使用して説明します。
当第2四半期連結累計期間におけるコア営業利益は、半導体などの部品供給不足による影響を当第2四半期連結会計期間に大きく受けたことから、モビリティ&テレマティクスサービス分野は減益となりましたが、パブリックサービス分野、メディアサービス分野は増収の効果により増益となりました。その結果、全社では前年同期比で約19億円増となる8億30百万円の損失となりました。
※ コア営業利益には、営業利益に含まれるその他の収益、その他の費用、為替差損益など、主に一時的に発生する要因を含みません。
*税引前四半期利益
当第2四半期連結累計期間における税引前四半期利益は、営業利益が増加したことなどから、前年同期比で約53億円の大幅増となる17億31百万円となり、黒字に転換しました。
*親会社の所有者に帰属する四半期利益
当第2四半期連結累計期間における親会社の所有者に帰属する四半期利益は、税引前四半期利益が増加したことなどから、前年同期比で約40億円増となる2億56百万円の損失となりました。
(当第2四半期連結累計期間のセグメントごとの売上高及び損益)
セグメントごとの売上収益及びコア営業利益(△は損失)は以下のとおりです。
(単位:百万円)
セグメントの名称(参考)
前第2四半期
連結累計期間
当第2四半期
連結累計期間
前年同期比
モビリティ&テレマティクス
サービス分野
売上収益67,79671,881+4,085
コア営業利益△365△1,411△1,046
パブリックサービス分野売上収益25,22425,760+536
コア営業利益△1,873△84+1,789
メディアサービス分野売上収益22,34923,938+1,590
コア営業利益△302831+1,134
その他売上収益2,3282,852+524
コア営業利益△151△166△14
合計売上収益117,698124,433+6,735
コア営業利益△2,693△830+1,863
営業利益△3,3522,071+5,424
税引前四半期利益△3,6051,731+5,337
親会社の所有者に
帰属する四半期利益
△4,292△256+4,036

(注)前第2四半期連結累計期間の「モビリティ&テレマティクスサービス分野」については、従来のオートモーティブ分野の各数値にその他分野に含まれていたテレマティクスサービス事業の各数値を加算した数値を記載しており、「その他」については、テレマティクスサービス事業の各数値を控除した数値を記載しております。
*モビリティ&テレマティクスサービス分野
当第2四半期連結累計期間におけるモビリティ&テレマティクスサービス分野の売上収益は、前年同期比で約41億円増(6.0%増収)となる718億81百万円、コア営業利益は同約10億円減となる14億11百万円の損失となりました。
(売上収益)
OEM事業は、当第2四半期連結会計期間に入り、半導体などの部品供給不足による影響を大きく受けましたが、中国市場の回復にともない、自動車メーカー向けスピーカー、アンプ、ケーブルなどの販売が、当第2四半期連結累計期間を通じて堅調に推移したことなどから、前年同期比で増収となりました。
アフターマーケット事業は、当第2四半期連結会計期間も受注は堅調に推移しましたが、半導体などの部品供給不足による影響を大きく受け、前年同期比で減収となりました。
テレマティクスサービス事業は、半導体などの部品供給不足の影響を大きく受け、損害保険会社向けドライブレコーダーなどテレマティクスソリューション関連商品の販売が減少したことなどから、前年同期比で減収となりました。
(コア営業利益)
OEM事業は増収となったことから、前年同期比で損失が縮小しました。アフターマーケット事業は減収の影響から減益となり、損失を計上しました。テレマティクスサービス事業は、減収の影響を受け減益となりました。
*パブリックサービス分野
当第2四半期連結累計期間におけるパブリックサービス分野の売上収益は、前年同期比で約5億円増(2.1%増収)となる257億60百万円、コア営業利益は同約18億円の改善となる84百万円の損失となりました。
(売上収益)
無線システム事業は、米国を始めとする海外市場において需要は回復しましたが、当第2四半期連結会計期間に入り、主に東南アジア地域において緊急活動制限が発令されたことに起因する工場の操業縮小・停止などの影響を受けたことなどから、前年同期比で約7億円減収となりました。ただし、第1四半期連結会計期間に実施した子会社の売却による減収影響を除いた当第2四半期連結累計期間の売上収益は、前年同期比で増収となりました。
業務用システム事業は、JVCケンウッド・公共産業システムの販売が、首都圏を除く地域で徐々に回復してきたことに加え、ヘルスケア領域も国内海外ともにモニター事業の販売が堅調だったことから、半導体などの部品供給不足による影響を受けましたが、前年同期比で約12億円増収となりました。
(コア営業利益)
無線システム事業は減収となりましたが、固定費構造見直しなど事業体質強化の効果が発現したことから、増益となり黒字に転換しました。業務用システム事業は、上記の増収の効果が発現したことから、損失が縮小しました。
*メディアサービス分野
当第2四半期連結累計期間におけるメディアサービス分野の売上収益は、前年同期比で約16億円増(7.1%増収)となる239億38百万円、コア営業利益は同約11億円増となる8億31百万円となり、黒字に転換しました。
(売上収益)
メディア事業は、テレワークや巣ごもり需要の増加にともない、ヘッドホンやポータブル電源などBtoCの販売が、好調に推移したことに加え、BtoBも市況が回復傾向にあることから販売が回復し、前年同期比で約8億円増収となりました。
エンタテインメント事業は、コンテンツビジネスが好調に推移したことから、前年同期比で約8億円増収となりました。
(コア営業利益)
上記の増収の効果から、メディア事業は黒字に転換し、エンタテインメント事業は増益となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 要約四半期連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載のとおりです。
(3)キャッシュ・フローの状況
*営業活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間において営業活動により減少した資金は24億68百万円となり、前年同期比で約162億円支出が増加しました。主な要因は、半導体などの部品供給不足の影響により生産が減少したことで原材料などの棚卸資産が増加したことにともない、運転資金への流出が増加したことによるものです。
*投資活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間において投資活動により減少した資金は12億65百万円となり、前年同期比で約52億円支出が減少しました。主な要因は、第1四半期連結会計期間に実施した子会社売却による収入によるものです。
*財務活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間において財務活動により減少した資金は46億76百万円となり、前年同期比で約68億円支出が増加しました。主な要因は、銀行借入れの返済を進めたことによるものです。
なお、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前年同期比で約22億円増となる514億16百万円となりました。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
①資金調達と流動性について
当社グループでは、事業活動のための適切な資金確保、流動性の維持、並びに健全な財務状態を常にめざし、収益力及び資産効率の向上により、安定的な営業キャッシュ・フローの創出とともに、幅広い資金調達手段の確保に努めています。
また、当社グループでは、グループ・ファイナンスを効率よく行うため、キャッシュ・マネージメント・システムを導入しています。
当第2四半期連結会計期間末の当社グループの資金の流動性については、十分な水準であると考えています。
②資産、負債、資本の状況に関する分析
*資産
資産合計は、半導体などの部品供給不足の影響により生産が減少したことで原材料などの棚卸資産が増加したものの、売上収益の減少にともない、営業債権及びその他の債権が減少したこと、現金及び現金同等物が減少したことから、前連結会計年度末比で約72億円減少となる2,570億82百万円となりました。
*負債
負債合計は、営業債務及びその他の債務の減少に加え、銀行借入れの返済を進めたことから、前連結会計年度末比で約71億円減少となる1,887億47百万円となりました。
*資本
資本合計は、四半期損失を計上した結果、利益剰余金が減少したことから、前連結会計年度末比で約2億円減少となる683億35百万円となりました。
なお、親会社所有者帰属持分比率は、親会社の所有者に帰属する持分合計は減少しましたが、資産合計も減少したことから、前連結会計年度末比で0.4ポイント増加し24.9%となりました。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
前事業年度(第13期)の有価証券報告書に記載した「事業上及び財務上の対処すべき課題」のうち、当第2四半期連結累計期間において、重要な進捗があった項目は以下のとおりです。
当第2四半期連結累計期間の実績は、半導体などの部品供給不足による影響拡大に加え、主に東南アジア地域において工場の操業縮小・停止などの影響を受けたものの、新型コロナウイルス感染症による影響から徐々に市場が回復基調となってきていることなどから全社で増収増益となり、営業利益は期初の想定を上回りました。
第3四半期連結会計期間以降については、半導体などの部品供給不足の影響など、先行きに不透明感は残るものの、継続して部品確保や事業体質強化に取り組んでいきます。
(6)研究開発活動
当社グループの当第2四半期連結累計期間の研究開発活動の金額は79億42百万円です。
なお、当第2四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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