四半期報告書-第4期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)
以下の記載における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
財政状態及び経営成績の状況
当社の連結子会社である株式会社三重銀行及び株式会社第三銀行は、2021年5月1日付で株式会社第三銀行を存続会社、株式会社三重銀行を消滅会社とする吸収合併を行い、株式会社三十三銀行となりました。
当社グループは、「地域のお客さまから愛され信頼される金融グループとして、地域とともに成長し、活力あふれる未来の創造に貢献します。」という経営理念のもと、企業価値向上に取り組んでおります。
当第3四半期連結累計期間(2021年4月~12月)におけるわが国の経済環境を振り返りますと、資源価格の高騰によるコスト増加が企業業績の下押し要因となりました。もっとも、緊急事態宣言などの解除により活動制限が緩和されるなか、サービス消費を中心に個人消費が持ち直したほか、東南アジアにおける新型コロナウイルス感染状況の改善を背景とした自動車部品などの供給制約の緩和により、企業の生産活動や輸出も増加に転じており、総じてみれば、景気は緩やかな持ち直しとなりました。
当社グループの主な営業基盤であります三重県においても、企業の生産活動は、世界的な需要拡大を受けた電子部品・デバイスで増産基調が続いたほか、自動車も部品供給制約の緩和により持ち直しに転じるなど底堅い推移が続きました。また、緊急事態宣言の解除などを背景とした人出の増加により、個人消費も緩やかに持ち直しつつあり、景気は回復に向けた動きが広がりました。
このような経営環境の下、当社の連結ベースの業績は次のようになりました。
財政状態につきましては、総資産は、前連結会計年度末比2,060億円増加し4兆5,189億円となりました。また、純資産は、前連結会計年度末比5億円減少し2,379億円となりました。
主要な勘定残高につきましては、預金等(譲渡性預金を含む)は、前連結会計年度末比89億円増加し3兆7,868億円、貸出金は、前連結会計年度末比419億円減少し2兆7,592億円、有価証券は、前連結会計年度末比280億円減少し8,143億円となりました。
損益状況につきましては、経常収益は、株式等の売却益が減少したことなどから、前第3四半期連結累計期間比18億8百万円減少し534億82百万円となりました。経常費用は、貸倒引当金繰入額が減少したことなどから、前第3四半期連結累計期間比30億58百万円減少し489億59百万円となりました。この結果、経常利益は、前第3四半期連結累計期間比12億49百万円増加し45億22百万円となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前第3四半期連結累計期間比23億93百万円増加し46億11百万円となりました。
セグメントごとの損益状況につきましては、「銀行業」の経常収益は、前第3四半期連結累計期間比54億17百万円減少し421億円、セグメント利益(経常利益)は、前第3四半期連結累計期間比2億15百万円増加し68億74百万円となりました。また、「リース業」の経常収益は、前第3四半期連結累計期間比15億11百万円増加し134億72百万円、セグメント損益(経常損益)は、前第3四半期連結累計期間比8億60百万円減少し△3億98百万円、「その他」の経常収益は、前第3四半期連結累計期間比15億58百万円減少し48億35百万円、セグメント利益(経常利益)は、前第3四半期連結累計期間比8億70百万円減少し29億57百万円となりました。
(1) 国内・国際業務部門別収支
資金運用収支は、国際業務部門の資金運用収支が前第3四半期連結累計期間比53百万円減少したことにより、全体で前第3四半期連結累計期間比10百万円減少して259億35百万円となりました。また、全体の役務取引等収支は前第3四半期連結累計期間比3億69百万円増加して75億68百万円となり、全体のその他業務収支は前第3四半期連結累計期間比19億71百万円増加して17億16百万円となりました。
(注) 1.国内業務部門は当社及び連結子会社の円建諸取引、国際業務部門は当社及び連結子会社の外貨建諸取引であります。但し、円建対非居住者諸取引等は国際業務部門に含めております。
2.相殺消去額欄の計数は、国内業務部門と国際業務部門間の資金貸借の利息であります。
(2) 国内・国際業務部門別役務取引の状況
国内業務部門の役務取引等収益は、前第3四半期連結累計期間比75百万円増加して100億13百万円、国際業務部門は、前第3四半期連結累計期間比6百万円増加して56百万円となりました。この結果、全体では前第3四半期連結累計期間比82百万円増加して100億70百万円となりました。
一方、役務取引等費用は、全体では前第3四半期連結累計期間比2億87百万円減少して25億2百万円となりました。
(注) 国内業務部門は当社及び連結子会社の円建諸取引、国際業務部門は当社及び連結子会社の外貨建諸取引であります。但し、円建対非居住者諸取引等は国際業務部門に含めております。
(3) 国内・国際業務部門別預金残高の状況
○ 預金の種類別残高(末残)
(注) 1.国内業務部門は円建諸取引、国際業務部門は外貨建諸取引であります。但し、円建対非居住者諸取引等は国際業務部門に含めております。
2.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
3.定期性預金=定期預金+定期積金
(4) 貸出金残高の状況
○ 業種別貸出状況(末残・構成比)
(注) 「国内」とは、当社及び連結子会社であります。
財政状態及び経営成績の状況
当社の連結子会社である株式会社三重銀行及び株式会社第三銀行は、2021年5月1日付で株式会社第三銀行を存続会社、株式会社三重銀行を消滅会社とする吸収合併を行い、株式会社三十三銀行となりました。
当社グループは、「地域のお客さまから愛され信頼される金融グループとして、地域とともに成長し、活力あふれる未来の創造に貢献します。」という経営理念のもと、企業価値向上に取り組んでおります。
当第3四半期連結累計期間(2021年4月~12月)におけるわが国の経済環境を振り返りますと、資源価格の高騰によるコスト増加が企業業績の下押し要因となりました。もっとも、緊急事態宣言などの解除により活動制限が緩和されるなか、サービス消費を中心に個人消費が持ち直したほか、東南アジアにおける新型コロナウイルス感染状況の改善を背景とした自動車部品などの供給制約の緩和により、企業の生産活動や輸出も増加に転じており、総じてみれば、景気は緩やかな持ち直しとなりました。
当社グループの主な営業基盤であります三重県においても、企業の生産活動は、世界的な需要拡大を受けた電子部品・デバイスで増産基調が続いたほか、自動車も部品供給制約の緩和により持ち直しに転じるなど底堅い推移が続きました。また、緊急事態宣言の解除などを背景とした人出の増加により、個人消費も緩やかに持ち直しつつあり、景気は回復に向けた動きが広がりました。
このような経営環境の下、当社の連結ベースの業績は次のようになりました。
財政状態につきましては、総資産は、前連結会計年度末比2,060億円増加し4兆5,189億円となりました。また、純資産は、前連結会計年度末比5億円減少し2,379億円となりました。
主要な勘定残高につきましては、預金等(譲渡性預金を含む)は、前連結会計年度末比89億円増加し3兆7,868億円、貸出金は、前連結会計年度末比419億円減少し2兆7,592億円、有価証券は、前連結会計年度末比280億円減少し8,143億円となりました。
損益状況につきましては、経常収益は、株式等の売却益が減少したことなどから、前第3四半期連結累計期間比18億8百万円減少し534億82百万円となりました。経常費用は、貸倒引当金繰入額が減少したことなどから、前第3四半期連結累計期間比30億58百万円減少し489億59百万円となりました。この結果、経常利益は、前第3四半期連結累計期間比12億49百万円増加し45億22百万円となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前第3四半期連結累計期間比23億93百万円増加し46億11百万円となりました。
セグメントごとの損益状況につきましては、「銀行業」の経常収益は、前第3四半期連結累計期間比54億17百万円減少し421億円、セグメント利益(経常利益)は、前第3四半期連結累計期間比2億15百万円増加し68億74百万円となりました。また、「リース業」の経常収益は、前第3四半期連結累計期間比15億11百万円増加し134億72百万円、セグメント損益(経常損益)は、前第3四半期連結累計期間比8億60百万円減少し△3億98百万円、「その他」の経常収益は、前第3四半期連結累計期間比15億58百万円減少し48億35百万円、セグメント利益(経常利益)は、前第3四半期連結累計期間比8億70百万円減少し29億57百万円となりました。
(1) 国内・国際業務部門別収支
資金運用収支は、国際業務部門の資金運用収支が前第3四半期連結累計期間比53百万円減少したことにより、全体で前第3四半期連結累計期間比10百万円減少して259億35百万円となりました。また、全体の役務取引等収支は前第3四半期連結累計期間比3億69百万円増加して75億68百万円となり、全体のその他業務収支は前第3四半期連結累計期間比19億71百万円増加して17億16百万円となりました。
種類 | 期別 | 国内業務部門 | 国際業務部門 | 相殺消去額 | 合計 |
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | ||
資金運用収支 | 前第3四半期連結累計期間 | 24,978 | 967 | - | 25,945 |
当第3四半期連結累計期間 | 25,021 | 914 | - | 25,935 | |
うち資金運用収益 | 前第3四半期連結累計期間 | 25,601 | 1,039 | △52 | 26,589 |
当第3四半期連結累計期間 | 25,439 | 947 | △29 | 26,357 | |
うち資金調達費用 | 前第3四半期連結累計期間 | 623 | 72 | △52 | 643 |
当第3四半期連結累計期間 | 418 | 32 | △29 | 422 | |
役務取引等収支 | 前第3四半期連結累計期間 | 7,169 | 29 | - | 7,199 |
当第3四半期連結累計期間 | 7,536 | 31 | - | 7,568 | |
うち役務取引等収益 | 前第3四半期連結累計期間 | 9,938 | 50 | - | 9,988 |
当第3四半期連結累計期間 | 10,013 | 56 | - | 10,070 | |
うち役務取引等費用 | 前第3四半期連結累計期間 | 2,768 | 20 | - | 2,789 |
当第3四半期連結累計期間 | 2,476 | 25 | - | 2,502 | |
その他業務収支 | 前第3四半期連結累計期間 | 72 | △328 | - | △255 |
当第3四半期連結累計期間 | 1,573 | 142 | - | 1,716 | |
うちその他業務収益 | 前第3四半期連結累計期間 | 1,124 | 201 | - | 1,326 |
当第3四半期連結累計期間 | 1,579 | 142 | - | 1,722 | |
うちその他業務費用 | 前第3四半期連結累計期間 | 1,052 | 529 | - | 1,581 |
当第3四半期連結累計期間 | 5 | - | - | 5 |
(注) 1.国内業務部門は当社及び連結子会社の円建諸取引、国際業務部門は当社及び連結子会社の外貨建諸取引であります。但し、円建対非居住者諸取引等は国際業務部門に含めております。
2.相殺消去額欄の計数は、国内業務部門と国際業務部門間の資金貸借の利息であります。
(2) 国内・国際業務部門別役務取引の状況
国内業務部門の役務取引等収益は、前第3四半期連結累計期間比75百万円増加して100億13百万円、国際業務部門は、前第3四半期連結累計期間比6百万円増加して56百万円となりました。この結果、全体では前第3四半期連結累計期間比82百万円増加して100億70百万円となりました。
一方、役務取引等費用は、全体では前第3四半期連結累計期間比2億87百万円減少して25億2百万円となりました。
種類 | 期別 | 国内業務部門 | 国際業務部門 | 合計 |
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | ||
役務取引等収益 | 前第3四半期連結累計期間 | 9,938 | 50 | 9,988 |
当第3四半期連結累計期間 | 10,013 | 56 | 10,070 | |
うち預金・貸出業務 | 前第3四半期連結累計期間 | 3,138 | - | 3,138 |
当第3四半期連結累計期間 | 3,604 | - | 3,604 | |
うち為替業務 | 前第3四半期連結累計期間 | 1,673 | 47 | 1,720 |
当第3四半期連結累計期間 | 1,423 | 53 | 1,476 | |
うち証券関連業務 | 前第3四半期連結累計期間 | 1,727 | - | 1,727 |
当第3四半期連結累計期間 | 2,054 | - | 2,054 | |
うち保護預り・貸金庫業務 | 前第3四半期連結累計期間 | 142 | - | 142 |
当第3四半期連結累計期間 | 111 | - | 111 | |
うち代理業務 | 前第3四半期連結累計期間 | 2,336 | - | 2,336 |
当第3四半期連結累計期間 | 2,076 | - | 2,076 | |
うち保証業務 | 前第3四半期連結累計期間 | 920 | 2 | 923 |
当第3四半期連結累計期間 | 743 | 3 | 746 | |
役務取引等費用 | 前第3四半期連結累計期間 | 2,768 | 20 | 2,789 |
当第3四半期連結累計期間 | 2,476 | 25 | 2,502 | |
うち為替業務 | 前第3四半期連結累計期間 | 348 | 16 | 365 |
当第3四半期連結累計期間 | 268 | 21 | 290 |
(注) 国内業務部門は当社及び連結子会社の円建諸取引、国際業務部門は当社及び連結子会社の外貨建諸取引であります。但し、円建対非居住者諸取引等は国際業務部門に含めております。
(3) 国内・国際業務部門別預金残高の状況
○ 預金の種類別残高(末残)
種類 | 期別 | 国内業務部門 | 国際業務部門 | 合計 |
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | ||
預金合計 | 前第3四半期連結会計期間 | 3,725,036 | 10,150 | 3,735,186 |
当第3四半期連結会計期間 | 3,703,829 | 8,714 | 3,712,544 | |
うち流動性預金 | 前第3四半期連結会計期間 | 2,221,723 | - | 2,221,723 |
当第3四半期連結会計期間 | 2,291,044 | - | 2,291,044 | |
うち定期性預金 | 前第3四半期連結会計期間 | 1,489,630 | - | 1,489,630 |
当第3四半期連結会計期間 | 1,405,757 | - | 1,405,757 | |
うちその他 | 前第3四半期連結会計期間 | 13,681 | 10,150 | 23,831 |
当第3四半期連結会計期間 | 7,027 | 8,714 | 15,742 | |
譲渡性預金 | 前第3四半期連結会計期間 | 81,302 | - | 81,302 |
当第3四半期連結会計期間 | 74,302 | - | 74,302 | |
総合計 | 前第3四半期連結会計期間 | 3,806,338 | 10,150 | 3,816,488 |
当第3四半期連結会計期間 | 3,778,131 | 8,714 | 3,786,846 |
(注) 1.国内業務部門は円建諸取引、国際業務部門は外貨建諸取引であります。但し、円建対非居住者諸取引等は国際業務部門に含めております。
2.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
3.定期性預金=定期預金+定期積金
(4) 貸出金残高の状況
○ 業種別貸出状況(末残・構成比)
業種別 | 前第3四半期連結会計期間 | 当第3四半期連結会計期間 | ||
金額(百万円) | 構成比(%) | 金額(百万円) | 構成比(%) | |
国内 (除く特別国際金融取引勘定分) | 2,803,046 | 100.00 | 2,759,240 | 100.00 |
製造業 | 279,378 | 9.97 | 262,813 | 9.52 |
農業,林業 | 5,697 | 0.20 | 5,663 | 0.21 |
漁業 | 1,711 | 0.06 | 1,293 | 0.05 |
鉱業,採石業,砂利採取業 | 2,898 | 0.11 | 3,290 | 0.12 |
建設業 | 141,549 | 5.05 | 131,195 | 4.75 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 117,984 | 4.21 | 125,876 | 4.56 |
情報通信業 | 15,724 | 0.56 | 14,132 | 0.51 |
運輸業,郵便業 | 108,415 | 3.87 | 107,690 | 3.90 |
卸売業,小売業 | 218,998 | 7.81 | 219,100 | 7.94 |
金融業,保険業 | 189,430 | 6.76 | 175,899 | 6.38 |
不動産業,物品賃貸業 | 569,368 | 20.31 | 574,938 | 20.84 |
各種サービス業 | 269,372 | 9.61 | 264,602 | 9.59 |
地方公共団体 | 82,734 | 2.95 | 75,235 | 2.73 |
その他 | 799,783 | 28.53 | 797,508 | 28.90 |
特別国際金融取引勘定分 | - | - | - | - |
政府等 | - | - | - | - |
金融機関 | - | - | - | - |
その他 | - | - | - | - |
合計 | 2,803,046 | - | 2,759,240 | - |
(注) 「国内」とは、当社及び連結子会社であります。