四半期報告書-第40期第2四半期(令和2年6月1日-令和2年8月31日)

【提出】
2020/10/15 14:07
【資料】
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【項目】
42項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における当社を取り巻く経営環境は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大が続く中、当社が事業展開する各国・地域において、外出規制や営業活動の禁止・自粛の状況から徐々に経済活動が再開し、防疫措置をとりながら事業活動を並走させる状態となりました。依然として感染の再拡大に関して予断を許さない状況が続いており、個人消費や企業の設備投資は停滞感が拭えず、先行きに慎重な見方が広がっています。また、各国・地域毎に状況は異なるものの、現地当局による政策金利の引下げや返済猶予等の措置が取られています。
このような状況の中、当社は、一部の国・地域で停止していた営業・審査・債権回収活動を再開し、新型コロナウイルス感染症の影響によって変化したお客さまの生活・行動様式に対応した非対面・非接触やキャッシュレスをはじめとするサービス提供方法の変更やコンタクトポイントの拡大など、コロナ禍においても事業継続を可能とするビジネスモデルの構築に取り組みました。さらに、審査・債権回収業務の効率向上、リモートワーク導入による従業員の働き方改革など、グループ横断的なタスクフォースを組成し、具体的な施策に繋げています。
これらの結果、連結業績について、営業収益は2,306億74百万円(前年同期比2.2%減)、営業利益は国内外での将来の貸倒増加に備えた貸倒引当金の積み増しにより貸倒引当金繰入額が増加し、77億66百万円(前年同期比68.8%減)、経常利益は78億10百万円(前年同期比69.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は14億80百万円(前年同期比87.7%減)となりました。なお、当社は前事業年度より決算期を3月期から2月期に変更しました。これにより、当第2四半期連結累計期間(2020年3月1日~2020年8月31日)と比較対象となる前第2四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年9月30日)の期間が異なりますが、参考数値として2019年4月から9月の6ヵ月間合計の実績を「前年同期間」として記載しております。
報告セグメントごとの損益状況につきましては、「国内」の「リテール」セグメントにおける営業収益は1,018億73百万円(前年同期比1.4%増)となり、セグメント損失は14億74百万円(前年同期はセグメント利益52億29百万円)となりました。「ソリューション」セグメントにおける営業収益は918億60百万円(前年同期比6.1%減)となり、セグメント利益は76億2百万円(前年同期比16.2%減)となりました。
また、「国際」の「中華圏」セグメントにおける営業収益は82億69百万円(前年同期比13.8%減)となり、セグメント利益は23億67百万円(前年同期比23.6%減)となりました。「メコン圏」セグメントにおける営業収益は382億96百万円(前年同期比4.4%減)となり、セグメント利益は10億93百万円(前年同期比83.8%減)となりました。「マレー圏」セグメントにおける営業収益は227億24百万円(前年同期比11.1%減)となり、セグメント損失は23億21百万円(前年同期はセグメント利益34億76百万円)となりました。なお、当第2四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分方法を変更しており、前年同期比較については、前年同期の数値を変更後の区分方法に基づき組み替えた数値で比較分析しております。
当第2四半期連結会計期間末の財政状態につきましては、営業貸付金は前連結会計年度末と比較して664億58百万円減少し7,941億14百万円となり、銀行業における貸出金は同2,891億32百万円増加し1兆9,639億18百万円となり、割賦売掛金は同191億24百万円増加し1兆5,622億60百万円となりました。また、銀行業における預金につきましては同1,483億61百万円増加し3兆9,386億2百万円となり、借入金は同1,133億70百万円増加し6,754億14百万円となりました。以上の結果、当第2四半期連結会計期間末の総資産は同2,458億97百万円増加し6兆272億68百万円となり、負債は同2,548億22百万円増加し5兆5,771億17百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、貸出金の増減及び割賦売掛金の増減等により333億30百万円の支出(前年同期比1,754億32百万円減少)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得・売却・償還等の結果187億61百万円の支出(前年同期比12億40百万円減少)となり、財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い等により103億94百万円の支出(前年同期比701億41百万円増加)となりました。以上の結果、現金及び現金同等物の当第2四半期連結会計期間末残高は、6,500億74百万円(前年度末比633億33百万円減少)となりました。なお、当社は前事業年度より決算期を3月期から2月期に変更しました。これにより、当第2四半期連結累計期間(2020年3月1日~2020年8月31日)と比較対象となる前第2四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年9月30日)の期間が異なりますが、参考数値として2019年4月から9月の6ヵ月間合計の実績を「前年同期間」として記載しております。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。