四半期報告書-第182期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)

【提出】
2019/11/13 9:13
【資料】
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【項目】
41項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間については、不動産事業においてマンション分譲戸数が前年同期を大幅に上回ったことや、旅行事業及びエンタテインメント事業が好調に推移したこと等により、営業収益、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益はいずれも増加しました。
当第2四半期連結累計期間の当社グループの成績は次のとおりです。
当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月 1日
至 2019年9月30日)
対前年同期比較
増減額増減率(%)
営業収益4,107億33百万円359億41百万円9.6
営業利益715億47百万円149億11百万円26.3
経常利益719億1百万円170億30百万円31.0
親会社株主に帰属する
四半期純利益
476億30百万円137億77百万円40.7

セグメント別の業績は次のとおりです。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、増減額及び増減率については、前年同期の実績値を変更後のセグメント区分に組み替え、算出しています。
報告セグメントの区分変更の詳細は、「第4 経理の状況」の「1 四半期連結財務諸表」「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりです。
(都市交通事業)
コンビニエンスストア事業及び駅売店事業を外部化した影響はあったものの、前年同期の自然災害の影響から回復したことに加えて、鉄道事業において消費税率の引上げに伴う駆込み需要が発生したことや、阪急線・阪神線が堅調に推移したこと等により、営業収益は前年同期に比べ4億45百万円(0.4%)増加の1,188億18百万円となり、営業利益は前年同期に比べ12億37百万円(5.2%)増加の249億61百万円となりました。
(不動産事業)
マンション分譲戸数が前年同期を大幅に上回ったこと等により、営業収益は前年同期に比べ314億54百万円(31.6%)増加の1,310億90百万円となり、営業利益は前年同期に比べ84億28百万円(47.1%)増加の263億30百万円となりました。
(エンタテインメント事業)
スポーツ事業において阪神タイガースの公式戦主催試合が増加したことや、ステージ事業において歌劇事業の各公演が好評を博したことに加えて、歌劇関連商品の販売が好調に推移したこと等により、営業収益は前年同期に比べ40億75百万円(9.3%)増加の476億90百万円となり、営業利益は前年同期に比べ25億38百万円(19.7%)増加の153億91百万円となりました。
(情報・通信事業)
情報サービス事業において交通システム分野で大型案件を受注したことや、放送・通信事業においてインターネットサービスの加入者が増加したこと等により、営業収益は前年同期に比べ44億16百万円(20.3%)増加の261億79百万円となり、営業利益は前年同期に比べ8億96百万円(71.9%)増加の21億44百万円となりました。
(旅行事業)
当期のゴールデンウィークが大型連休となったこと等もあり、海外旅行がヨーロッパ方面をはじめ好調に推移し、また国内旅行においても集客が増加したこと等により、営業収益は前年同期に比べ35億89百万円(19.9%)増加の216億73百万円となり、営業利益は前年同期に比べ29億14百万円(260.6%)増加の40億32百万円となりました。
(国際輸送事業)
米中貿易摩擦の影響等を受け、日本や東アジアを中心に航空輸送の取扱が減少したこと等により、営業収益は前年同期に比べ60億36百万円(△13.7%)減少の381億27百万円となり、営業損益は前年同期に比べ12億19百万円悪化して3億91百万円の営業損失となりました。
(ホテル事業)
営業収益は、レム東京京橋及びホテル阪神アネックス大阪の開業による増収はあったものの、飲食事業を外部化した影響等により、前年同期に比べ1億7百万円(△0.3%)減少の312億87百万円となり、営業損益は、新規ホテルの開業に伴い諸費用が増加したこと等により、前年同期に比べ29百万円悪化して40百万円の営業損失となりました。
(その他)
建設業等その他の事業については、営業収益は前年同期に比べ10億49百万円(△6.2%)減少の157億73百万円となり、営業利益は前年同期に比べ1百万円(0.2%)増加の7億26百万円となりました。
② 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の資産合計については、投資有価証券が増加したものの、販売土地及び建物が減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ13億28百万円減少の2兆4,648億95百万円となりました。
負債合計については、有利子負債が減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ322億1百万円減少の1兆5,186億40百万円となりました。
純資産合計については、利益剰余金が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ308億73百万円増加の9,462億54百万円となり、自己資本比率は37.1%となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物については、前連結会計年度末に比べ138億92百万円増加し、414億81百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益719億50百万円、減価償却費272億10百万円、売上債権の減少額110億27百万円、たな卸資産の減少額100億51百万円、法人税等の支払額106億75百万円等により、1,081億20百万円の収入(前年同期比289.7%増)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出456億50百万円、投資有価証券の取得による支出151億21百万円、工事負担金等受入による収入157億70百万円等により、442億98百万円の支出(前年同期比34.0%減)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の純減による支出336億71百万円、自己株式の取得による支出99億21百万円、配当金の支払額49億25百万円等により、500億99百万円の支出となりました。
(3) 経営方針・経営戦略等、事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はなく、また当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
特記事項はありません。
(5) 主要な設備
前連結会計年度末に計画していた設備計画のうち、当第2四半期連結累計期間に完了したものは、次のとおりです。
セグメントの名称会社名・設備の内容投資額(百万円)完了年月
不動産<国内子会社>阪急阪神不動産㈱
・京橋2-6街区再開発計画
9,2102019年4月